テーマ:旅にでよう★(531)
カテゴリ:旅はいつだってワクワク♪
そして13時50分、予定きっかりに帰りのバスが来た。 帰りのバスはすごく荒っぽい運転手で、山道のカーヴも減速せず怖かった。 「えらい飛ばすなー。ああ怖っ!しかも、後ろのドアは開いているままだし」 でも、何故か行きと同じ時間で40分きっかりだった。 ホテルに着くなり、「ものすごく頼りない本日のガイドさん」に再び要求した。 「ほんなら、次行くぞ!」 「どこへ?」 「どこって、キャサリンお薦めの『ラウネー港海洋国立公園』や。どう行くんやったっけ?」 「え?どうだったっけ?」 「ほんならホテルのひとに聞いてきて(笑)」 「え?また私ぃ~?もう疲れとんのに」 「ええからええから」 「はい、はい~・・・・・。じゃあ、ちょっとレセプションで聞いてみるわ」 キャサリンが座っていた「クレオール・ホリデー社用簡易営業所」はとっくに店仕舞いだろう。 スタスタ歩いて行く彼女を見送ったあと、ロビー横のトイレで用を足す。 トイレから出ると、目の前を彼女が横切って行った(笑)。 「あいつもだったんかい(笑)」 ついて行くと、彼女はレセプションではなく、すぐ側に立っていたポーターに尋ねていた(笑)。 「いちいち、行動観察するのにおもろいやっちゃ(笑)」 大柄なポーターさんに問いかけて、一応は会話しているような様子。 でもこちらに気づくなりまたクエスチョンだ。 「どーする?」 「また、はじまった(笑)」 「タクシーか、バスだって」 「え?バス?キャサリンはないって言いよったんでないん?ほんでも時間ないならタクシーか?」 「え?4000円くらいかかる言うてキャサリン言いよったやん?バスなら60円よ」 「バスほんまにあるんか?」 「だから、あるって!!地図もらったよ。ルート9だって」 「じゃけん、時間を聞けや~!!(笑)朝からずっと同じことの繰り返しやんか!」 インド洋の真ん中で、日本語のローカルな会話が続く。 私とのやりとりのあと、ポーターとやりとりが続く。 私はそれを側で見て笑っている。 なごみますか? ―なごみませんよ― 「行きは3時30分。帰りは5時だって」 「え、そんだけしかないん?」 「どーする?ほかのとこにする?」 「じゃあ、次行こか!!」 「どこへ?」 「ラウネーよ!」 ヴィクトリア行きとは反対側の車線でバスを待つ。 こちら方面は、ローカル人しか利用しないからだろうか、停留所に小屋すらない。 随分歩いた後に気づいた。 「こっち側は停留所ないんか?」 「あ、ここだ」 道に白色で「BUS STOP」と書いてあった。 「とりあえず私たちにもわかりやすいけど(笑)」 バスは予定の15時30分きっかりに来た。 渋滞がない、大勢乗るわけでない、いつも定刻発車、わずか3セイシェル・ルピー、なんと快適な路線バスだろう。 ドアが開いたまま走るのを除いて・・・・・・・。 バスが定刻に来る。 それだけでも、すごく幸せな島だという理由が垣間見えてくる気がする。 「まぁ、なんだかんだいって結局バスはすぐ来るし、何度も道間違えるのもすべて計算済み。さすがはハニーちゃま、グッ・ジョ・ブ!!」 「何いよんぞ!」 セイシェル二日目、ローカルバスに乗るのも今日で3度目となると慣れたものだ。 現地セルシワにすっかり溶け込んだかな? とてもなごんで、車窓からの風景に見入って。 「・・・・・・っておい!おい!?バスのドアまた空いたまま走っとるぞ!?」 「えんじゃないん、もう慣れたでしょ。そのうちまた自然に閉まるんじゃない?」 「そんなん危ないわ!(笑)ワシ、今度はドアの真横の席ぞ!」 「怖いんなら、前の手すりにつかまっとき!」 遊園地のジェットコースターだって子どもたちが歓声あげるのを見上げているだけなのに。 息子なんか幼稚園年中さんからずっと先頭の車両に乗り込んでは手を挙げてはしゃいでいるの、信じられない。 しかし、ついに東京ディズニーランドのスペースマウンテンや、ディズニー・シーのレイジング・スピリッツは「ずっと目を閉じてうつむいて固まっとった」とのお姉ちゃんたちの報告談であった。 「ついに大人に近づいたか(笑)」 さて、こちらヘボ父ちゃんである。 恐々として片手で手すりにつかまり、もう片手で持つマヘの地図を見つめる。 ラウネー湾は島の最西端にあるテルネー湾の手前の珊瑚に囲まれた小さな入り江だ。 マヘ島やプララン島、ラ・ディーグ島にはこのような入り江がいたるところたくさんある。 その数だけ、美しい白砂のビーチにエメラルドグリーンの浜辺がある。 しかし、そのほとんどが遊泳禁止を示す赤い旗が立てっているビーチと相場が決まっている。 バスは、島の南側のほぼ中心に位置するバルバロン(BARBARON)から、グラン・ダンス(GRAND・ANCE)の森のなかを過ぎる。 「大きな浜辺」を意味するこのビーチ名は、セイシェルのどの島にも存在する。 明日行く計画がラ・ディーグ島のグラン・ダンスだ。 寄港するプララン島にもグラン・ダンスがある。 マヘ・ビーチ(MAHE BEACH)辺りから海岸沿いの道になる。 高台に建つ「ペルジャヤ・マヘ・ビーチ」を通過する。 もう築20年以上になるマヘの老舗リゾートホテルである。 因みにマヘのホテルはほとんどが島の北側にある2キロほどあるビーチ・リゾート、ボー・バロン(BAIE BEAU VALLON)に集中している。 セイシェルはバチカン市国やレユニオンなど数えて8番目に小さな国家であるが「インド洋に浮かぶ最後の楽園」などのキャッチコピーに憧れるヨーロッパ人は少なくない。 とくにイギリス、フランス、イタリア御三家が多く、ドイツ、スペイン、ベルギー、ポルトガル、スイスあたりから来るリゾート愛好者で渡航者のほとんどを占める。 次に多いのが、比較的近くの南アフリカ、レユニオン、モーリシャスあたりからの観光客。 それら滞在者の大部分が、厚い雲が常に島の頂を覆っているシルエット島を望むヴォー・バロン湾のホテルでの滞在が集中している。 マヘ島のホテルを巡ってみよう。 ボー・バロンには、ペルジャヤ系列の「ボーバロン・ベイ・カジノ」、メリディアン系列の「フィッシャーマンズ・コープ」、インドの会社が資本の「コーラス・ランド」、長期滞在型の「ボー・バロン・バンガロー」、「ロマンス・バンガロー」などが湾沿いに連なる。 ボー・バロンのほかには、島の西側海岸で今通過した「マヘ・ビーチ」、今回私たちが宿泊したバルバロン湾のメリディアン、西側海岸南に「ザ・プランテーション・クラブ・カジノ」。 そしてマヘ島の南東端、タカマカ地区にある憧れの高級リゾート「バンヤン・ツリー・セイシェル」がある。 バンヤン・ツリーはセイシェル・リゾートのあらたな象徴である。 アンス・アンタンダンス(ANCE INTENDANCE)の小高い丘に立つホテルにある、水平線に溶け込むかのような錯覚を起こすインフィニティプールの写真が、観光パンフレットなどに必ずと言っていいほど掲載されている。 グループ自体が小規模ホテルの代名詞にもなっている「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ」加盟のホテルとしてつとに有名。 セント・アン海洋公園のサーフ島には「セント・アン・リゾート&スパ」がある。 つづく
みのたん(みーり)9ケ月目。 2009年12月は、はいはい、つかまりだち、歩行器をもって歩くなどめざま成長ぶりでした。好奇心旺盛で家ぢゅう大冒険、そしてとろあえずなんでも口にしてみるの(笑)。 7.3キロ、64センチ。ようやく成長放物線の一番下あたりにとどきました。 2010年、お正月はいとこともたくさん会ってだれかれとなく笑顔笑顔。 あなたおかげで今年も我が家もとびっきりの笑顔で過ごせそうです。 今年もよろしくね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月05日 19時18分18秒
コメント(0) | コメントを書く |
|