テーマ:旅にでよう★(531)
カテゴリ:旅はいつだってワクワク♪
ところで、何故かヴィクトリアや空港があるセント・アン海洋公園に面したマへ島の表玄関といえる東側の海岸にはほとんどリゾートがない。 珊瑚はこちらのほうが圧倒的なのだが。環境保護が巧みに絡み合っているのだろう。 セイシェルでは国土の46%が生物種の保存と自然保護に割かれている。 この比率は世界最高のもので、環境保護を生かして観光資源とする、環境あっての観光が共存しているよい例だろう。 マヘ島でのホテル・ランキングを見てみよう。 料金設定ではバンヤン・ツリーを最高峰として、ル・メリィデイアン・フィッシャーマンズ・コープ、ザ・プランテーション・クラブ・カジノが続き、私たちが宿泊するメリディアン・バルバロイはこの3つに続くあたりである。 あとはらどんぐりの背比べである。 メリディアン・バルバロンは若い滞在者が多く、比較的庶民的なリゾートといえる。 しかし、料金やランキングの上位、下位ムラなく、サービスや快適さをあまり考慮しなくともセイシェルのリゾートは他の島や地域のリゾートと比較してかなり高めの料金設定である。 なにせ、ここはインド洋のど真ん中の孤島である。 それに、観光業はセイシェルの最も主要な産業なのである。 外貨獲得のため、おそらく外国人向けに環境保護税だか、観光サービス税などを含んだ高い料金設定。 午前中、訪れた植物園の入場料5ドルは、外国人にだけに課せられているようだ。 こんなものはまだ可愛いほうで、ホテルだろうと街中どのレストランであろうと、ビーチの一軒屋のカフェにいたるまで外国人には法外な料金設定になっている。 ヴィクトリア市アルバート通り、セシルワたちも愛する有名な「パイレーツ・アーム」でランチをとったとしよう。 ライス、チキンのカレー煮と細切れの野菜ピクルスのワンプレート、それに小さなカップのスープがついてお会計約3000円になるのだ。飲み物もデザートもつかずにだ。 ル・メリィデイアンでの夕食3食、ビーチを眺めながら飲んだビールの請求額にはただただ驚愕するしかなかった。 セイブリュー、一杯720円なり、である。 夕食ビュッフェ、なんとなんとおひとり様6000円なり、である。 セイシェルでは例え貧乏人でも貧乏旅行は全くできない仕組みになっているのだ。 セイシェルはこの観点からは、「地上の楽園」とはならず、「経済地獄」だ。 おまけにセイシェルで外国人は現地通貨セイシェル・ルピーでの支払いは断念しなければならない。 日曜休みで訪問は適わなかったが、地元民が集うサー・セルワン・クラーク・マーケットでマンゴーひとつ買い求めたところで、外国人はユーロかドルで支払わなければならないのである。 植物園の入場料もセイシェル・ルピーは断られる始末。 セイシェル・ルピーで支払い可能なのは今乗っているローカルバスくらいのものだろう。 ローカルバスを行く道は再び山間になる。 ポート・クラウド(PORT・GLAUD)という小さな入り江がある海岸沿いの道になる。 この道すがらのビーチもとても美しい。 しばらく海岸沿いを走る。 時折、私たちのヘンテコなジャパン・ローカル語だけがバスのエンジン音にかき消されることなく騒々しい。 結局、終点まで開いたままのドアがかなり気にはなったものの、どのドアからの海、空、緑の景色が心地よい。 海岸沿いを走る車窓ならぬ車扉から走馬灯のように現れては消え去るのは、淡いブルーの海、白い波、ハマナスのような白い花やプラタナス、ソテツの植物群、海岸を歩く地元民など。 現地人は人口の少ないマヘ島のこれまた田舎にいるので、みんな顔見知りのようなものだと思うのだが、みんなおとなしくバスに乗っており、会話が届いてこない。 たまにレゲエマンのような奇抜な格好をした若者が乗ってくるのを見かける。 でも誰も気にかけない。 彼もおとなしく座っている。 老若男女おとなしくバスの振動に身を任せ、海中でたゆたうように揺られている。 みんな海に向かうコンブのようだ。 このまま静かに揺られながら天国へ向っているような、そんな錯覚がある。 やがて道から小さな空き地に入り、バスは止まった。 ラウネーに着いたのだろう。 ただの原っぱのようなこじんまりしたバス・ステーションだが、もうすっかりお馴染みのTATA製のバスが数台停留している。 全員、ここで降り始めた。 道は、この先のラウネーからテルネー海洋公園の入り江まで続く道があるのだが、ここが終点だ。 ホテルで渡された時刻表もラウネーが最終地だ。 帰りの最終時刻をあらためてバス・ステーションで確認しようにも確認する手立てがなかった。 この時刻表のコピーに変更ないことを信じて、予定の午後5時より少し早めにここへ来ることとしよう。 「シュノーケルに最適な美しいポイント」 道を挟んですぐ、キャサリンがそう言ったラウネー湾がある。 薄いピンクがかった白砂とガジュマルなどが生い茂る緑が眩しい。 空は、陽が傾きはじめる頃合になり、昼下がりのときの黒がかった強烈な青色ではなく、澄んだ青さ。 この海岸はヨーロッパからの観光客は見かけない。 すべて地元民が海水浴を楽しんでいた。 高波がなく穏やかだ。 砂浜に寝そべってただ海を眺めるだけのビーチが圧倒的に多いセイシェルにあって、ここはキャサリンが格好の海水浴ができるビーチというとおりのようだ。 セイシェルに珊瑚に囲まれた海岸があるのだ。 衣服や荷物を置く花崗岩を探して陣取り、ハニーはシュノーケルを身につけ早速海へ飛び込んだ。 私は浜辺でその光景を眺めていた。 ハニーはむきだしの背中を徐々に海中に沈めつつ歩いて、やがて潜った。 彼女はドバイ国際空港でのトランジット中、私が盛んに勧めるため渋々ビキニを買っていた。 この夏、オリンピックの競泳種目で何かと論議を醸し出したスピード社のショップで。 私のお勧めは赤と黒模様の奇抜なものであったが、水着というよりは夜の世界に着たほうが似合いそうなセクシー系だった。 彼女はそれはあまり好みでないようで自分で選び、62ドルで自ら購入した。 ホワイト、セイシェルブルーにエメラルドがかったグリーン、セイシェルにぴったりの水着だった。 空も海も澄んだ青さのポート・ラウネー湾に、彼女のビキニ姿がとてもよく染まっている。 「すごく可愛い。美しすぎる・・・・・・・」 どこぞの国の美人過ぎる市議会議員なんてめじゃないな。 ―美人すぎる人妻―っていうのは流行らないかな? あとにも先にも彼女がこのビキニ姿になることは2度とないだろう。 そして、2度と見ることができないおだやかな美しい風景。 それはラウネー港海洋公園のこの景色だけではなく、波に反射する光に包まれ魚と戯れるシュノーケルをつけた今日の「主人公」、その姿であった。 魚と戯れるポート・ラウネー。 「ニモみたいなのやコバンアジがたくさんいるよ~」 浅瀬を泳ぎきり、珊瑚にたどりついた彼女の歓声が浜辺に届いた。 つづく
みのたん(みーり)10ケ月に 1月末での9ケ月検診で体重・身長がようやく平均値にかかりかました。 身長・体重・発育ともに順調のようです。 つかまりだち・離乳食どころか、大いに食べ(いまも父さんがかじってるポップコーンだいだい好き(笑)。よく笑いよくしゃべり、歌ってくれ目じりがさがるいっぽうの家族です。 お兄ちゃんp姉ちゃんと違いリフォームした新しいおうちでの生活なので広々と遊べます。 周りのお庭もきれいになり、かなり広い敷地をも縦横無尽御散歩できるね! これからもどんどん冒険しようね。とてもしやすいとうさん育児休業にも感謝。 10時まで寝て起きて遊んで御昼食べてしばらく遊んで散歩して寝て、起きたら兄ちゃんたち帰る・・・みたいな
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ブログ覗かせてもらいましたm(__)m
もし差し支えなければ見に来て下さい♪ http://ameblo.jp/sapurimania/ マメ知識とかも書いてます! http://sapuri.shop-pro.jp/ ちなみに愛用してるお店です☆ いつの間にか常連になってました(笑) (2010年03月16日 18時40分37秒) |
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