テーマ:旅にでよう★(531)
カテゴリ:旅はいつだってワクワク♪
合言葉はUnisson des Coeursユニッソン・デ・クール ハニーや娘たちと東京・大阪フレンチレストラン巡り、昨年今年と数えること5回目。 98年あたり、神戸大阪のグランメゾンを巡って以降、とんとごぶさただったフレンチ、だのに何の意趣返しか、俄然、勢いづいているのは「真に身近なパリ」に近付いたからにほかならない。 私たちが変容したのではなく「街が変わった」ことが大きい。 優良で確実な優駿なフレンチレストランが整いつつある。 「街が変わる」のは「ひとが育つ」ところに訳がある。誠実で確実な一歩一歩、歴史が刻まれた賜物である。 そんなこなんでハニーと2度目のユニッソンデクール。 フランス語で「心の融合」。 相方ハニーとは20年来、とんと心の不融合?である凸凹コンビではあるが、だからこそ楽しい発見や喜びもあるというもの。 さあ、心を開いて参りましょう。 でも、心の融合とはちょっと意味不明な難解な言葉だな、いまでいう「絆」でしょうか。 「-ところでどこ行くん?―とかも聞かんままだったんな?」 「ところでどこ行くん?」 「今更遅いわっ!(笑)せいぜい迷子にならんよう付いてこいよっ#」 「何言うとん、迷子になるのはスタスタ先行く自分の癖に」 「・・・・・・・・見解の相違やっ#」 「行く前にみ~~んなに聞かれたよ。『母さん何時に行くん?』『母さん何時に行くん?『母さん何時に行くん?』『母さん、行くのやめてアンパンマン見よっ♪』(笑)』 「最後のだけ誰が言うたかすぐわかるわっ(笑)」 「あれ、父ちゃん、今日はなんで飲まんの?汽車だろうが飛行機だろうが車だろうがいっつも飲んでばっかりのに」 「聞き捨て悪いこと言うなっ!だれが車で飲めるわけあるんぞっ#」 「私に運転さして飲みよるやん・・・・・」 「・・・・・・そういうのは車で飲む!言わんっ!今日はこれ!とっておきの楽天で買うたワインをお持ち込み!絶対おいしく飲むために体調整え今日は禁酒!禁酒!」 「今日は?あと3時間わ・・・・でしょ#」 「それも立派な休肝時や(爆笑)」 「アホでないん・・・・・あっ!そういえば5月の連休明けに夏ミカンと一緒にワイン2本も宅配で送ったやん?あれはどーするの?寄付なん?」 「アホカ!なんでコンドリュー・ラドリアーヌやらラフィットの2001年やらを店に寄附せないかんのぞっ#今日はこの赤ちゃん♪ルネ・アンジェルの1997年グラン・エシェゾーちゃんと、この前送ったギガルのコンドリュー・ラドリアーヌ2007年の2本!ああ、かわいいルネちゃん♪赤ちゃん♪大事に抱えて愛しいところへ運んであげるわよっ」 「あほでないん?父ちゃん、乗換よ。あ!メガネ忘れよるっ#」 てんで笑えない漫才をしながらなんやかんやで休肝日もとい抜栓まであとわずか。 淀屋橋に到着。 「で、なんでそっちに歩くんぞ」 「あれ、この前は橋のこっちでなかった?」 「・・・・・ああ、違う橋のなっ」 御堂筋沿いの日銀の大阪支店を背景にハニーちゃま記念撮影、はいポーズ。 ああ、くそ暑いけど気分はすっかりセーヌ河畔。 で、なんでハニーちゃま、中之島通ってなにわ橋方面行くのに真逆を歩くかね・・・・。 「また!全然、方向違うやいっ!喧嘩売りよんかっ!」 「だって前来たときはここでなかった?」 「あんたどこに店のこと言いよんぞ?ところで今日どこ行くんか、知っとんか?」 「知らんよ!教えてくれんやんっ!」 「聞かんかいっ!ユニッソンデクール!心の融合よ!もうちょっと前向きに心の融合してくれるかいっ!?」 「それ、いつ行ったとこだっけ?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ああ、楽しや、心の融合・・・・まもなく開演です・・・・・・・。 大阪市役所を横目に強烈な木漏れ日と緑眩しい遊歩道を行きまもなく大阪府図書館。 「ここすごいだろ?ギリシア神殿みたいやろ?パンテンオンいうて勝手に思うとる。 ほれ、あそこの中央公会堂はプティ・パレ。なにわ橋はアレキサンドル3世橋、淀屋橋はポンヌフ。水晶橋はコンコルド橋。中之島はシテ島。な?ここパリに見えんか?マドリーヌ」 「おかしいひとに見える。セバスチャン」 「あのなぁ・・・・あっ花嫁さんの記念撮影しよる、あ、綺麗なひと!・・・・・でもなかったか?」 中央公会堂前でこの炎天下のなか前撮りしている。暑そうだな~~。 「暑い暑い・・・・あっ字違いか(笑)」 中之島を抜けて中央公会堂前交差点を右に弁護士会館沿いを歩くべくところをお連れさまはまた上手に真っすぐ天満署方向へ行く。 「もう飽きたわっ!いちいち違うほう行くなっ!」 「あれ~~?前はこっちでなかった?」 「おうとるけど、そっちは全然違う夜行ったほうの店じゃっ#」 どっちが桃太郎だか家来のキジだかわかんないままようやくたどりついたユニッソンデクール。 開店10分前入店は基本よね(笑)。 もうすぐスターシェフが現れるはずだ。 店の前の猫の額にも満たないような(笑)花壇のハーブを摘みに。 ほら、案の定、店の玄関先でハニーを被写体ゴッコしてたら、バッタリ遭遇。 「あの・・・・お忙しくなる前に写真いいですか」 「ああ、どうぞどうぞ」 と、よけてどうするのシェフ。 「いや・・・・・シェフ・・・・・一緒に並んでポーズなど・・・・・」 「あ?僕ですか?看板撮るのかと・・・・」 なんで看板撮るのに了解するねん(笑)。 ハイ、パチリ。 ヤローとハニー撮っても「シャーナイ!」ん、だけども。 でも、ここ日本で有数のフレンチレストランは間違いないんだけど。 いかんせん、ソムリエとまでは言わんけどサービスとか受付とかのお姉ちゃんに、そそるものがないんだよね~~。物足らないとこなんだよね~。 ここすごく重要です。 残念ながら大阪フレンチ巡りの旅はこの点で、東京に大きく水を開けられている。 今しがた人権問題に熱心なおひとが集う弁護士会館通ったばかりでなんですが。 ピエール・ガニィエールの背の高いスレンダーな美女受付。キュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロのモデルも真っ青な可憐なフロント嬢ふたりに小柄で小悪魔的キュートなパティシエ。 ガストロノミージョエルロブションのそれは美しく気高いフロント嬢や、目も覚めるような美女ソムリエール。 ああ、いずこにも美女はいた。必ずいた。 必ず私「にだけ!」微笑んでいた。 妄想列車爆走の楽しみがあったのだ。ガストロノミーに。 でも、ここにはない。 ここどころか、大阪にはどこにもない。 今日だって新大阪駅のどこにも、御堂筋線のホームにも車内にも淀屋橋駅のどこにも中之島散歩しててもどこにも美女がいない。 そういえばいつだっていない。 東京にはいつだってどこにだって、向こうから勝手にやってくる、目が覚める、目を肥やす、目に映える美女と遭遇するのにオオサカには伝書鳩を飛ばしても広告だしても美女がいない。全然いない。 そういう町なのだ。 あ、別に喧嘩売ってませんてば。 西日本全体がそうだ。沖縄県を除いて(断言)。 あ、もひとつ、お決まりの!ハニーを除いて(笑) 「あ、よろしかったご一緒にお撮りしましょう」 玄関前で押し問答のようにシェフとハニーの記念撮影のやりとりを察知してか、店からフロア嬢がでてきた。 え!あ?!あれ!? いた!いたじゃないですか。奥さん!! 長身のとびっきりの美女が。 今日!私は貴女に遇いに!!ここに来たようなものです! 「いえいえ、僕はいいんで、是非ご一緒に入ってくださいよ~」 「いえいえ、私はいいんで奥さまとぜひどうそ」 「いえいえどうぞどうぞ」 「いえいえどうぞどうぞ」 今しがた以上に真の押し問答にシェフとハニーはどん引き気味。 「あ、さっきの新婚カップル」 ほんと先ほどの新婚さんがクラシックカーの後部先に乗って店の前を仲良く走り去って行った。 冷めたハニーのひとことでホイッスル。 被写体ゴッコはやむなく中断、結局、断念せざるを得なかったが、何~~入店していまに見ておれ、美女めっ ビシバシ、ビシバシッ 撮ったルデェ~。 それにしても背筋もピンと貼り姿勢まで美しい。 いや~~今日はビューティフルディ、いい一日になりそうだな~~♪ ユニッソンデクール、心の融合?まだまだ序章です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月13日 19時34分44秒
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