テーマ:旅にでよう★(531)
カテゴリ:旅はいつだってワクワク♪
そして一夜明けた今日は全国的に雪模様な様子。 旅にでると必ず早起きする習慣はあいかわらず、でも年なので若い頃に比べあれやったりこれやったりバタバタすることがない(何もしなくてもバタバタしている意味ではバタバタしてるのだが(笑)、だからホテルの真っ暗闇にボーツとひとり2時間半。 最近、ベッドに背もたれテレビを観る気力体力すら減少しているのですよ。 夜9時にテレビ観ながら10分たって寝てしまうひとっています? 7時近くになってようやく初動。 JR兵庫駅ガードレール下の吉野家で牛丼を久方に食し(年をとったのか、味覚が変わったのかどるが味が落ちた気がした)、朝風呂に浸りサンデーモーニング眺めていたら9時近く。 娘ふたりに出発を伝え、9時、ホテルをでる。 マフラーがはためくくらい強風のなか荷物をロッカーに預け三宮から、目抜き通りの商店街をポタポタ歩き、生田ロードを南下すればすぐに旧外国人居留地。 神戸の街は歩きやすくいずれのスポット間も歩いて行ける範囲だ。 山手から北野、三宮、元町、南京町、メリケンハーバー、ハーバーランド。 三宮駅から10分も歩けば元町、そして南京町、旧居留地に行ける。 神戸港の開港と共に、外国人のための住居や通商の場として造成された居留地。しかし開港当初は間に合わず、整地が終わって第1回目の競売が行われたのは慶応4年(1868)7月24日(西暦9月10日)でした。 居留地の造成は当初から、ヨーロッパの近代都市計画技術を基に、イギリス人土木技師J・W・ハートが設計を行い、格子状街路、街路樹、公園、街灯、下水道などが整備され、126区画の整然とした敷地割りが行われました。この形状は現在もほとんど変わっていない。 その一角にある神戸市立博物館。 今日のお目当て「真珠の耳飾りの少女」。 このあどけない少女が、世界中の絵画ファンのみならず多くの人々を魅了し続けている。 フェルメールの名前はすぐに出てこなくてもこの絵を知らない人は少ないはず。 それ故過剰に評価され過ぎている懸念もあるが、それに応えるだけの魅力はやはり持ち備えている。 それでも1882年に競売ではたったの約2ギルダーでデ・トンブ氏に購入され・・・ このほぼ黄色と青色だけで作り上げられた画面構成は確かに見事。 しかも敢えて余計なものは描き込まず、バックを黒にすることによってこの少女が浮かび上がってくるような感じを受ける。 下世話な表現だが、「生々しく」観えてくる。 駆け足で30点ほど観て回り、ディネまでの時間潰しにポートタワーに登る。 展望から見渡す山々は吹雪である。 そして南京町をちょっとだけ冷やかして、今回最後のメインイベント「天空のオアシス」とうたわれるレストラン・オルフェへ。 ファッション店主体の古びた雑居ビルの10階へ。 エレベーターも古びた造りだが10階の扉が開くとそこは別世界だ。 煌びやかなエントランス。 豪勢さにはひけをとるのだろうが、ベージュ東京や一流ホテルのメインダイニングを彷彿させられる。 案内されたのは昨夜のルミナリエ入口のガレリアを正面に見下ろす窓際。 つまり、お店の最上席、今回も予約・段取りの神通力を発揮。 この時期ルミナリエ点火の夜のこの席だとすごい席取り合戦になるか想像しやすい。 実際10月初旬にこの夜の席を所望したが無理でした。 ここで「決め!」れなければ夜の男性陣、お向かいに座った彼女さんは芽がありません、きっぱりあきらめなさい。 席に着き、ワインでひとり乾杯するとた斜め向かいのルイ・ヴィトンのビル屋上からたくさんの風船が飛び立ち、これも演出かと勝手にほくそ笑む。 どうやら結婚式場になっているらしい。 さて今回のディネ、娘たちは店名を冠した「オルフェ」 ・人参のムースとコンソメジュレ ・瞬間スモークしたマグロと寒平目のタルタル仕立て 聖護院大根のソルベと共に ・シャラン鴨モモ肉のクロメスキとレンズ豆のヴルーテ 砂肝のコンフィーを添えて Poisson ou Viande メイン料理(以下の中からお一つ) ・仔羊背肉のじっくり炭火焼 タイム風味のジュで ・神戸ポークプレミアムロース肉のロースト 酸味の利いたケッパーソース ・本日の鮮魚の料理 ・シャロレー種仔牛 ロース肉のメダイヨン マスタードのソース (+¥800) ・特選但馬牛ロースのステーキ 脂でコクをだしたジュのソース (+¥1500) Desserts デザート(以下の中からお一つお選び下さい。) ・カレ・ド・ショコラ ・ベリーとチーズケーキのミルフィーユ仕立て ピスタチオアイス添え ・フロマージュ(ブラン)?マンジェとアールグレイのブリュレ 蜂蜜アイスと共に Petit four 小菓子 Boisson コーヒーなど タシはおまかせコースの「ミューズ」を。 そして本日お持ち込みの極上のワインはこれ! シャンベルタ・クロ・ド・ベーズ2006 ドミニク・ローラン。 彗星のごとく現れたブルゴーニュの革命児、ドミニク・ローラン。新樽200%ワインと言う異名をとり、魔法のようなエルヴァージュ(樽熟成中に行なわれる澱下げや清澄など樽熟中に行なわれる、ワインの躾と言われるもの)により果実味たっぷりのワインで一躍注目を浴びる存在に。ブルゴーニュの長老達から【黄金のブルゴーニュをよみがえらせた】と賞賛されたほど。しかし数年前(2000年頃)より新樽と旧樽を併用するようになり、エレガントさが加味され果実味が深化している稀有な逸品を造り上げている。今回は彼の自信作2004年が入荷!実際2004年をACブルゴーニュからグランクリュまで約40種類試飲しましたが、非常に素晴らしい仕上がりでした。昔のドミニクのワインは若いヴィンテージの時は樽香がきつすぎる事もたまにありましたが、数年前からそのようなことは全くなくなりました。それは新樽200%を止め、旧樽との併用が影響していると思います。まさにピュアで豊潤な果実味にエレガントさも加味された深化したブルゴーニュワインです! だそうですよ!今日もいないけど(笑)奥さん! 今日は呑ンベェおひとり様なのでさすがに白一本は控える。 謙虚に「白ワインをグラスで」でプィイ・フィメ。 でもあっという間になくなり、2006 Calera Chardonnay Central Coast (U,S,A,California)をデミボトルで追加(爆笑)。 シャベルタン・クロ・ド・ベーズは本日サービスをうけた劇団ひとり似なソムリエや支配人とも分かち合う。 さて今回メインは娘たちに誕生日と入学祝いのデザートプレートとアコーディオン演奏。それを「ハッピーバースデー」の演奏をと予約時電話で伝え聞いていたのだが、「大学入学祝いがメインなのでなにか楽しい曲に」と変更を頼む。 「いや~、レパートリーがハッピーバスデーだけなものでして」と罰悪そうに支配人。 「予想どおりの回答だった」と大笑いしてしまいまして。 楽しいひとときをありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月06日 19時36分23秒
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