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関東地方は今日も雨。肌寒い日が続いている。
私の隣でちょこんと座っているウサギも、寒さに震えている。 日々忙しい中、私が一番めんどくさいと思う作業は、「飯の用意」である。基本的にズボラな私。料理をすること自体は好きなのであるが、オノレのためだけに飯の用意をする事は、そこはかとなく侘しい気がするのである。 外食をしてもいいのだが、外食には私のおかしなコダワリスキルが発動してしまう。そのコダワリスキルとは、「自宅で作れそうなものは食べに行かない」というもの。 例えば私は焼き魚が大好物な生き物であるが、それをわざわざ近所の店に食べに行かなくても、自宅で焼いて食えばいい、という考えの持ち主であるのだ。 もちろん、店にはそんじょそこらのスーパーではお目にかかれない素晴らしい素材などを客に提供するのであろうが、それでも納得が行かないのもまた事実。 話が訳のわからない方向に逸れてしまった。飯の用意の話に戻ろう。 私の夕飯というのは基本的に、白飯+おかずのみである。シンプルイズベスト。味噌汁だとかサラダだとかいうオプションは一切つかない。 また、おかずを大量に、一人で食うにも関わらず3~4人前ほど作る。アホである。 今日などは思わず涙がホロっとこぼれ落ちそうなほど悲しいメニューであった。 近所のスーパーに、豆腐が破格の値段で売っていた。その値段驚く無かれ30円。なにかイカガワシイ香りが漂ってくるがおかまいなし。 庶民の私は安いものに目がないのである。 その豆腐を気が狂ったかの如く、5丁購入。しめて150円也。 もうお分かりであろう。そう、今宵の晩餐は「湯豆腐」である。断っておくが、豆腐のみである。 土鍋など無い。野菜も、薬味もない、純粋な曇りのない「湯豆腐」である。 出汁昆布、ポン酢、豆腐。材料はこれだけ。書いている私ですら涙をこらえきれないほどの侘しさである。 出汁をとって大量の豆腐を入れ、ポン酢と共に食らう。男だ。なんて男なんだ。 3丁をたいらげ、体は汗だく。これだけ大量に食うと、たかが豆腐とは言え満腹になる。しかし腹持ちは異常に悪い。燃費が悪すぎる。2時間しか経っていないのにもう空腹を覚える。 さすがに豆腐は飽きたので、いそいそとラーメン屋に向かう私・・。 アホである。こんなことなら最初からラーメンを食っていればよかったのである。 一人暮らしは侘しい。特にこんな肌寒い日には・・。今宵もいいブルースが私のギターから奏でられるであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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