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日本、狭いようで広い・・・世界へ

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2005年06月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 実家にまだ住んでいた頃、我が家の恒例行事がありました。

 その一つは、沼田市迦葉山に天狗のお面を納めにいく、
というものでした。
そこは曹洞宗とのことですが、我が家は特にそこの信仰は
しておらず、何時から始めたのかは不明ですが、
ちょっとした家族のハイキングというものでした。

 年によっては、家族だけで、ある年は親戚とで、と
まちまちでしたが、農家ゆえかお米は充分にありますので
お弁当を持って行くことが多かったですね。

 ある年、親戚一同で行くことになり、
我が家は運転手役(単に私が運転したかっただけ)を、
ワゴン車を持っている家は車を提供していただき、
叔母ちゃんたちはお弁当やお茶を用意していく、
という感じでした。

 だから、コンビニに寄ってお茶を仕入れていく
という感覚はなかったですね。

 お昼時になれば、お弁当を広げられるところを見つけ
 ワイワイ楽しく食べる。

 「あれ、私、漬物持ってくるのを忘れた。」と言えば

 「私が持ってきたよ。」と言い、
  
 「この野菜の煮しめ楽しみにしてきたんだよ。
 持ってくると思ったから私はゆで卵を作ってきた。」

 「お握り残ってるよ。フルバツカちゃん、大食漢だから
 残り全部食べてー。」

 「そんなに食べれないよー。」と、私。

 「お茶、おかわりする人ー?」と言えば、

 「はーい」と、湯のみが集まる・・・・etc。   

 そして、無料のなめこ汁を飲ませてくれる土産屋さんに
寄って帰途に着いたものでした。


 なぜこの思い出が浮かんだのかというと、
カメハハさんのブログ 生活起業家ねっと の5/30の
“タイムデザインはネットワークデザイン。
そしてプロダクトへ”をを読んだときです。
  
 カメハハさんが言われている内容とずれると思いますが、
例えば、ワゴン車所有の叔父さんが運転せず、
何故父と私が運転したかといえば、単に私が運転したい
というのもありましたが、
おじさんの運転が下手で、さらにそこは山道が続くので、
みんなが酔っては大変、という理由もありました。

 叔母さんたちは、乗せてってもらうのだから、
と、自分たちの出来るお弁当を作るということを
したのでした。

 そこには「作っていかなきゃ」、とか
「ただ乗っているだけだから、お弁当ぐらい作れ!」
といった考えはなく、みんなの喜ぶ顔を楽しみにして
だと思います。

 自分の出来ることというのは、自分らしさであり
義務・権利といった言葉に縛られるのでなく、
一つの目的のために、有機的な人のつながり
ネットワークが出来たら、素晴らしいですね。

  
   

  
 

  





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最終更新日  2005年06月12日 18時25分06秒
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