映画感想・『のるかそるか』
久々に、TSUTAYA100人の映画通選映画を鑑賞。・・・やっぱり、このセレクト最高!楽しい!!『のるかそるか』(1989年、ジョー・トピカ監督)*ネタばれアリです。お気をつけください!* 「もう賭けごとはしない。」そう妻のパムに誓った次の日、タクシードライバーのトローターは、客の会話を録音するのが趣味な同僚に、ある録音テープを聴かされる。「土曜のレース、雷でも落ちない限り、4番チャリティーが来る。」友人が止めるのも聞かず、金曜の仕事が明けると、競馬場へ直行するトローター。彼の、ツキまくりの一日が始まる。 競馬場のシーンが9割;90分間、ずっと競馬をやっている映画です。・・・面白かった><!!昨年秋、上司の方々に東京競馬場に連れて行っていただいたのですが、それが・・・良かった!競馬は本当によく出来た娯楽文化だと思っていましたが、ホント、直輸入文化だったんですね;競馬場の形から何から、同じでびっくりしました。さてさて、賭ける→当たる→その分また賭ける→・・・そんなことを一日中繰り返していくうち、馴染みの競馬仲間、あまり縁のなかったブルジョア競馬好きの方々、そこに居るセクシーなお姉さん、50ドル馬券売り場のおじちゃん、競馬場警備員のおじちゃん、そして、奥さんが、彼の奇跡に巻き込まれていきます。なんだろうな。・・・ギャンブルって、元手がマイナスじゃないと、ここまで気持ちよく描けるのか!ってことでしょうか。どんどん賭け金が大きくなっていきますが、元手は・・・数十ドルなんですよ。コレ、元手が借金だったり、どうしてもお金が必要という切迫した状況だったりじゃ、このさわやかな感動はないんだろうな・・・と。あの・・・いや、面白いんですよ!ちょっとヒステリー気味の奥さんと、ブルジョアの愛人さ~んって感じのお姉ちゃんが出てきて・・・こうなるか!いやはや。最後のレースを前に、一度帰宅するシーンが、やっぱり一番好きです。奥さんにダイヤモンドのネックレスを買ってあげて。それで・・・また競馬場に戻って。最後のレースが始まる前の、「友人の借金を返してあげれた妻にダイヤを買ってあげれた今日一日で友人が大勢出来た」っていう内容のセリフが・・・また・・・。イイんですよぉ。そうだよな・・・って思って。この映画、和名は『のるかそるか』ですが、最後は『のってもそってもイイ』ってところに居るんです。でも実際・・・「のる」確信がある。何やってもダメな日があるように、↑こういう日だってあります。なんだろ・・・気分イイナコレ///競馬で、しかもちょっとズルイ(犯罪ちっくな)とこから入って、この爽快感・・・。脚本はじめ、魔法使いの作った作品だと思いました!やっぱり面白いなぁ・・・映画通選映画!by姉