少女漫画感想・『アシガール』
少女漫画感想が続いています。・・・面白い作品が多すぎる;;大変;; 分かっちゃいましたが、天才だぁ・・・!!『アシガール 1巻』(森本梢子先生・Cocohana)足の速い女子高生が、戦国時代にタイムスリップして、足軽になる漫画・・・タイトル・・・『アシガール』。天才でしょう、森本先生・・・!なんだこの言葉遊び!!「こういう新連載が始まったよ~」と妹に電話で教えてもらった時から、間違いない、絶対に私好みの作品だ!と思っていましたが・・・1巻を読んで確信しました。大好きです。こんな漫画><あのですね・・・それにしても、かなり私の理想に近い漫画でしてもう・・・なんかメロメロで;「ごくせん」「デカワンコ」とは、作品自体の作り方が違う印象です。この方のスタンダードは、やっぱりエンタメの王道題材+意外性+絵ヅラ+萌え(ラブ)という、設定基軸の作品。アシガールももちろん、↑こうした森本先生の作り方を盛り込んでありますが、何より・・・「ストーリー漫画」!!巻末の作品解説に書いてありましたが、「結末から作った作品」だそうなんです。こんな作り方もされる作家様だと思っていなくて、感動しました。凄い・・・デカワンコも日常を走らせながら、こっちのアシガールもストーリーを駆け抜けさせるなんて・・・凄い><あとは、この作品で驚いたことがもう一つありまして・・・絵です。この方の絵がらといえば、割と「抜いた」白い印象というか・・・でも、チープなのにしっくりくる独特の線で読者を納得させてしまう絵・・・という印象だったのですが、戦国タイムスリップというファンタジーモノだからなのでしょう・・・まさかの空気感重視な描き込み画面。馬・甲冑・着物がかなり描き込んであり・・・その時代の人の体温を実感できます。元々、服に関してはかなり「質感」を意識される絵がらだったのですが、(特にデカワンコ以降は)背景や空気感は・・・初めての感じました。現代の場面より、戦国の場面の方が空気感を感じるというのが面白いとこですが。しかし・・・ラストから作った時を超えるラブストーリー??モノとは、この先が楽しみです><他作よりコンパクトな作品になるのかもしれませんが、絶対におなかいっぱい大満足感の得られる作品になるのだと思います!森本先生、二足のわらじは大変かもですが、デカワンコもアシガールもどちらも頑張ってください!どっちも本当に好き・・・!!by姉