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2024.08.04
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カテゴリ:愛to暁のヨナ

妹と2人で上京し、
ミュージカル『暁のヨナ』を鑑賞して来ました!



​ミュージカル『 暁のヨナ』​​(通称:ヨナミュ)​​​
2024年7月20日(土)~28日(日)/シアターH(東京都品川区)

連載15周年を迎え、新たにミュージカルとして“四龍集め編”を上演!

【原作】草凪みずほ
【脚本】谷碧仁【演出】元吉庸泰【作曲】鎌田雅人【振付】良知真次
ヨナ:星名美怜/明音亜弥  ハク:神永圭佑/草地稜之
キジャ:木原瑠生  シンア:吉高志音  ジェハ:加藤将
ゼノ:DION  ユン:飛龍つかさ  テジュン:佐藤永典
クムジ:柳瀬大輔  スウォン:良知真次  ギガン:剣幸 他


ヨナ舞台はこれまで3度も上演されていましたが、
現地に足を運べたことはありませんでした。
今回は、全編描き下ろし音楽の豪華なミュージカル!とのことで、
音楽好きとしても是非見てみたい!

また、発表された演者様たちの動画を少し見る限り、
歌唱力重視でキャスティングしていることがありありと分かりましたので、
作り込んだ上質な舞台作品が観れるんじゃないかな、と期待感を膨らませていました。

結論から言うと、すごく×100 見応えがありました!
本当に上京&生で鑑賞出来て良かったです!



以下、感想雑記です↓

​・歌唱力お化けたちの祭典​​

今回の舞台作品ですが、大道具はほとんど設置されず、
プロジェクター映像で華やかな宮廷、崖っぷち、様々な龍の里、港町や海戦…と
コロコロと場面を転換させる作りでした。
パッと見、「(美術などに)お金のかかった舞台ではないな」という印象でした。

ただ、その分お一人お一人の衣装/ビジュアルの作り込みはとても丁寧でした。
衣装は、パンフレットのお写真を見ると丹念な刺繍が施されているようで、
とても見応えがありました。

また、全編通してほとんど歌い続けていた描き下ろし楽曲群は、
楽曲自体/サウンドも非常に質が高く、どの楽曲も聴きごたえがありました。
同じフレーズを繰り返す手法(リプライズって言うのかな?)も利いていて、
まるでディズニー!?と思いながら観ていました。

​上記のように、注力する部分が非常に明確な作品という印象でした。​
​​要するに、とにかくもうミュージカル作品として、
キャスト様に力がないとどうにもならないんです。​​
舞台装置もないので、楽曲コンテンツを歌唱力/演技力で魅せ切るしかないんですよ。

​そしてその狙い通り…
​キャスト様が軒並み歌唱力お化けだらけの怪物の祭典​​でした。​
なんかもう、凄かった。
あらゆるキャラクターが高らかに歌い上げるのですが、
声量があり過ぎて音響音割れして聴こえるし、
複数人で歌い始めると、ハーモニーというか、
いかに声を響かせるかの戦いのようになってました。


舞台製作を担当されたWorld Code所属の役者様…
ヨナ姫役の明音亜弥さん、ユンくん役の飛龍つかささん、スウォン様役の良知真次さんは、
​存在感が「舞台あらし」のそれというか、舞台上の掌握力が凄かったです。

スウォン様役及び代表兼振り付けの良知さん
ジャニーズ・四季などに所属されていたとのことで
黒子たち(アンサンブル?)のフォーメーションダンスを用いた演出等が凄くて!
勝手なイメージですが、2.5次元ミュージカル・・・というよりは
​​歌声や演技が派手目な、伝統的な純ミュージカル!​​といった印象を受けました。


​​ヨナ姫役の明音亜弥さんはミュージカルの申し子としか言いようのない。​
声の通り、華やかさ、歌唱の安定感、演技力…どこをとっても素晴らしかったです。
舞台上の誰よりも存在感があり、光り輝いてました。

​​ハク様役の神永圭佑さん​は、控えめで「従者」に徹した演技/優しい歌声が印象的でした。
ヨナ役の明音さんが力強い印象だったので、「見守る」ハク様像で凄く相性が良かったです!
そして大刀アクションが格好良かった!!

​​ユン役の飛龍つかささんは宝塚出身ということで、凄く安定感がありました。
前半のロックな歌声も印象的でしたし、後半の海賊船侵入シーンの緊迫感が凄かったです!


四龍は、歌唱力/演技力はもとより、4名並んだ際のシルエットの説得力が凄かったですね!​
建国神話のシーンは、思わず「四龍だぁ~!本物だぁ~!」とテンション爆上がりしました。
四龍は2.5次元ミュージカルなどで人気の俳優さんが揃っている感じだったのかな?
各龍たちそれぞれに個人曲もあてがわれていて、見所満載でした!

声質もみなぴったりでした。
​​キジャ役の木原瑠流さんシンア役の吉高志音さん
伸びやかな歌声は本当に素晴らしかったですし、​​
ジェハ役の加藤将さんの舞台上で誰よりもスラっとした立ち姿、​
ゼノ役のDIONさんの可愛らしい、でも深みを感じる動きが心に残りました。


テジュン様役の佐藤永典さんは、演技が本当にお上手で。​
ものの見事にテジュン様がそこに存在して居らっしゃいました。

クムジ役の柳瀬大輔さんも、現在World Code所属なのかな?​
もともと四季で、美女と野獣の野獣とかをバリバリ演じられてた方なんですね。

​また、ギガン船長役の剣幸さん
お名前どこかで見たことがある方だな?と思っていましたが、​
宝塚出身の方で、塔の上のラプンツェル(日本語版)のマザーゴーテル!

クムジ×ギガン船長は、さながら四季vs宝塚の図式であり、
野獣vsマザーゴーテルという、人智を超えた超豪華競演だったわけですね。
流石の大迫力で、圧巻でした!

上記以外も、名前のない役どころの役者様もたくさん歌ってらっしゃいましたが、
​​​皆さまとにかくお上手でびっくりしました。


改めて振り返り、色んな分野の力のある演者様達の歌声&踊り&演技を楽しむことが出来る
本当に豪華な舞台だったんだな!と。
暁のヨナは本当にメディアミックスに恵まれるなぁ!と嬉しくなりました。




※以下、原作ファン(脚本好き)が「暁のヨナのあらすじ」について好き勝手語り散らかしてます。
原作を読んでいる方にしか分からない内容です。※
​​
​・脚本筋​​
​​脚本は、非常に練ってあるなぁ…!と感動しました。​​​

以前、2回目の舞台・2018年の生駒里奈さん主演の四龍集め編を観た妹の感想
→​コチラ(クリック)と、考え方は似てるというか、ほぼ同じだったと思います。

(抜粋)
正直に言います。この舞台はいち漫画原作ファンからすると
「今後の展開に繋がる大事な描写を、全てそぎ落とした暁のヨナ」
「見事に原作の本質から外れた暁のヨナ」でした。
いや、こうなる事は分かってました。
そりゃヨナの前半部分を簡潔に展開しようとするとこうなりますよ。
~省略~

実はアニメ化の時も旧舞台の時も、こう↑なるんじゃないかと危惧してました。
ならなかった事に驚いた位でした。
ここに来て・・・遂にこの「履き違えた暁のヨナ」が出てきたか!! 
・・・というのが素直な第一印象です^^;


今回の舞台も、基本的にはヨナ姫の動機という大元のところで
「見事に原作の本質から外れた暁のヨナ」だったと思っています。

「外れた」というか、当然作成側も分かっていて、
脚本段階で「わざと外した」が正しいと思います。

もちろん舞台作品としてはこの形が正解だと思っています。
​原作が描いているものが難し過ぎるんです。​

城を追われたヨナ姫が立ち上がり、目の色を変えて剣を獲る『動機』。
その対局にあるのが、作品序盤、スウォン様が謀反劇を起こす『動機』。
私と妹が本作品の一番の魅力だと思っている部分ですし、
ここが面白くて、十数年にわたり本作を追い続けている理由でもあります。
ここの作り込みは、壮大であり、非常に複雑なものだと思っています。

原作をそのまま舞台化しても、当然必要なすべてのニュアンスが尺の中には納まりませんし、
ヨナ姫の動機に関して言えば、原作通りのバランスで回そうとすると、
ヨナ姫の動機自体がぼやけて見えるので、鑑賞者が混乱します。

原作は、特に初期・四龍を集め始めてからのエピソード回しの際、
ヨナ姫の動機について意図的にWミーニング的に作ってある…
​​ヨナ姫が口で言う「表向きの動機/話筋」と、
「実際の動機/話筋」があると思っています。

具体的に書き記すと、下記点です。

​①表向きの動機/話筋​​
本作の序盤・四龍集め編には、城を追われたお姫様が、自身の無知を恥じ、
四龍に関する神託を受け、国を知る旅に出る/
剣を持ち、
大事な人たちを守れるようになる物語という筋道があります。
ファンタジー少女漫画作品として分かりやすい筋道というか。
これだけ聞けば、鑑賞者の頭に収まりやすい筋道だと思います。

この筋道こそ、本舞台が見事に一本筋として表現し切っていた話筋です。
・本舞台におけるヨナ姫の動機=ヨナ姫軸=『姫として世界を知り、強くなる』​​


ただ原作においては、上記話筋を回すだけにしてはやたらと複雑な、
というか『不要な』別要素・エピソードがもりもり投入されています。
上記話筋を隠れ蓑にして、もう一つ「実際の話筋」があるからだと思っています。

​②実際の動機/話筋​​
​ハク様です。もっともっとハク様です。​
「大切な人たち」とか「国」とかいう言葉で濁さずに言えば、
ヨナ姫が守ろうとしているのは、​明確にピンポイントで「ハク様」です。​

ヨナ姫は、風の部族を出るタイミングから
「ハクを頂戴」「不条理なまま死ぬのは嫌」「四龍の戦士に会いたい」
「無知のままで居たくない」「戦えるようになりたい」と
自身の意志として新しい世界に踏み出し、自分自身をどんどん作り変えていきます。

これらが、表向きには①の動機/話筋として見えるのですが、
正確には全部、​ハク様の表情を見て、その状態をもって「やるべきこと」を判断している、​​
という言い方の方が正しいと思っています。

ヨナ姫自身が強い信念を持って行動していると言うより、
ハク様の状態を観察して、ハク様にとって必要なこと/最良の道を模索してる。
ヨナ姫がその場で使えそうなツール・事象をなりふり構わず使いたくって、
「ハク様にとっての最善」を実現/実行しようとしている。

ここが、暁のヨナという漫画作品の、一番面白いところだと思っています。
・原作におけるヨナ姫の動機=ハク様軸=根本的に『ハク様』


この観点で読み進める以上、暁のヨナの中で、
最も重要な情報は、ハク様の状況/心情を読み解くための情報になります。
ハク様本人は、自分自身のことを読者に説明してくれませんので。

今回の舞台は、脚本上でこの②の動機に繋がる「ハク様を読み解くための情報」…
ハク様のために作り込まれている要素やキャラクター…ですね。​
​これを​ものの見事に、的確にばっさりカットして​​展開していました。

今回の舞台で省かれた要素を並べ立てれば、
どの要素がハク様軸の為に作り込まれたものなのか、
見事にきれいにあぶり出すことが出来ると思っています。

​主には、五部族設定及び五部族会議設定。​
ジュド将軍やグンテ・ジュンギ・スジン将軍といった他部族長と​
風の部族のムンドク将軍、テウくんやヘンデくんたち。​
要するに、現行高華国の基本構造や、ハク様のステイタスに関わる部分の情報ですね。


これらハク様軸の情報を省くと、​話の展開で辻褄の合わない部分も出てきます。​
今回の舞台は、①の動機軸の一本筋で違和感なく鑑賞できるように、
これら情報の欠如を、丁寧に保管する作り/改変が見受けられました。
例えば、​ハク様がヨナ姫を1人風の部族に残して、旅に出ようとするシーン。​
原作通りであれば、五部族会議において新王即位に対する風の部族の承認が必須であり、
スウォン&空の部族+火の部族側から、ハク様失脚に関する明確な圧力があるという背景の上で、
ハク様はヨナ姫を残して、独り姿を晦まそうとしていました。

本当はこの背景の説明がないと、ヨナ姫を残してハク様独りが旅に出ようとする
思考回路が意味不明になるんです。
だって、ヨナ姫を残していっても危ないだけじゃないですか。
スウォン政権にとって、謀反劇の内情をばっちり知ってるヨナ姫は
消すべき存在なことに変わりはないので。

スウォン様は、イル陛下殺害後間髪入れずにムンドク将軍を緋龍城に呼び出すことで、
「風の部族は、即刻ハク様以外の将軍を立て、
騒ぎ立てることなく新王即位を受け入れろ」という
明確な指示というか、ある意味の交渉…​平たく言うと脅し​を仕掛けてるんです。
ハク様はスウォン様の意図を正確にくみ取り、
それさえ大人しく飲めばこれ以上の攻撃はないと踏んで
ヨナ姫を風の部族に残して、独り旅立とうとしてたんです。

本舞台においては、この部分を
「ハク様が囮になるために部族を出る」という言い方で濁していました。​
​ただ、城を出る際にミンスが「囮になって」ヨナ姫・ハク様を逃がすシーンを
しっかり描写した上でです。
ヨナ姫の「囮になろうとするハク様を守りたい」
感情筋が強くあるところがきちんと強調されていました。


また、​イクスの神託を受けたヨナ姫が、四龍探しの旅に踏み切る際の心情筋づくり。​​
原作は、基本的に「ハク様がこのまま行くと死ぬ」から起こすアクションなのですが、
本舞台においては、そのニュアンスも変更してありました。

ハク様と2人で会話するシーンはカットされ、
​その代わりにユン君がヨナ姫の無知を盛大に攻め立てる形に改変されていました。​
原作ファンからすると、ユン君自体のキャラ変を感じさせるほど思い切った改変でしたが、
本舞台作品としての、ヨナ姫の心情筋を魅せていくためだと納得できました。


​​阿波でクムジ討伐に乗り出す際の動機付けもね…​
原作の方では、「姫として悪行を見過ごせない、困っている人々を助けたい」
という観点ももちろんあるんですが、
一方、ハク様軸として「ハク様が暇を持て余して、
女の子と遊んでた」というエピソードも入れ込まれています。

ヨナ姫は、暇そうなハク様のモチベーション維持の為に、
わざとやることイベントを突っ込んだ形ですね。
こんな分かりづらい動機付けのためのエピソード、
そりゃメディアミックスではカットしますよね。普通は。
そのまままるまる映像化したアニメ版がおかしかったんです。


…というわけで、複雑な作りの原作を舞台作品として昇華するための、
丁寧で練り込まれた脚本に感動しました!という話でした。



​ミュージカル『暁のヨナ』、見応え抜群で最高でした!​​
現地まで鑑賞に行くことが出来て、本当に良かったです。

2月にはWキャストの両方公演を収録し、
楽曲CDもセットになったBDが発売されるとのことで!
速攻で予約済です。

まだ鑑賞できていない星名さん・草地さんペアの方も観て、
Wキャストの違いを楽しみたいと思っています。

by姉





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最終更新日  2024.08.04 16:01:15
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