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カテゴリ:日記
愛知県長久手市ジブリパークへ行ってきました!-1 開園が2022.11で、約2年間ほど。 実は家が、ジブリパークに車で日帰り超余裕圏域内でして。 近所なわけではないですが、感覚的には「めっちゃすぐそこの最近遊園パーク」。 全世界ジブラーたちの羨望の的となりうる立地に居ながら、 「人混みキライ…!」となんとな~く傍目で見てまして、 2024.3に第2期と謳っていた「魔女の谷」エリアが公開され…半年。 そろそろ落ち着いただろうか…と恐る恐る、まずは「大さんぽ券」を購入してみました。 最初は妹と「平日に休み取っていきたいね」と話していたのですが、 チケットは2か月も前に購入しなければならないため、なかなか日程が分からず、 秋晴れの3連休という、絶対に皆が行きたい一番混むような日に伺うことになりました。 ジブリパークですが、2005年開催の万博 愛・地球博会場跡地であるモリコロパーク内にあります。 パビリオンの一つとして「サツキとメイの家」が建設され、 それも含めて5つの点在するエリアがあり、それら一体で「ジブリパーク」となっています。 Wiki等で経緯を見ると、パーク10周年の2015年に同会場にて ジブリの企画展を開催したのをきっかけに、 愛知県大村知事からジブリ側へ、熱心な「恒久施設」誘致勧誘を行い、 2018年に閉館する予定の温水プール跡地(現:ジブリの大倉庫)を用いた構想が スタートしたとのこと。 公式ガイドブックの宮崎吾朗監督のロングインタビューを読みましたが、 ジブリ側も、2014年の「思い出のマーニー」を一区切りとして 映画制作部門を閉じたのをきっかけに、 今後の展開を考える必要性が出て来ていて、 テーマパークの引き合いは複数箇所からあったものの、 最終的には愛知県提案の既存公園を使う構想に乗る形になったとのことです。 施設管理・運営のための会社(株)ジブリパークは、 スタジオジブリと中日新聞社の共同出資とのことですが、 パークの設備投資はすべて愛知県持ちなのかな? 開業時のニュース記事には、(近隣道路整備も含め)投資額497億円、 …約500億円(うち140億円は国補助、県実質負担360億円) という数値が出ておりましたので、 公共事業としても一大プロジェクトですね。 だいたい、遊園地の超大型コースターが30~50億円 (輸入品は為替影響が大きいので、今はもっとかかると思う)、 同ジブリ関連の三鷹の森美術館は事業費50億円 (2001年時点の話なので、現在の物価高と状況が違う)と出てきたので、 単純比較はできませんが、ざっくりだいたいその10倍か…。 ただ、ディズニーシーの新エリア・ファンタジースプリングスは、 いちエリアとしての公表投資額が3,200億円と桁違いですし、 ハウステンボスは初期投資2,000~2,200億円(1993年時)、 USJは初期投資1,700~1,800億円(2001年時) という数値が出てきましたので、 それらと比べるとジブリパーク(周辺道路等含)の 全体投資額500億円はまだ可愛い金額というか… ジブリパークはやはり、一大テーマパークという規模感のものではなく、 あくまで「(規模の大きな)公共事業としての公園整備」 という位置づけなんだな、と受け取っています。 *以下、ほとんど写真ログ+少し感想です。* まず最初に、全体的な感想を言うと…宮崎吾朗監督が凄い!! 感動した点は多々ありますが、主に下記の2点です。 ①各エリア、各ブースにおける体験/鑑賞すべきものの明確さ それらを立体物に落とし込む際の、使用ツールの妥当さ パッとその場に立った瞬間に、今居るこの場で何に感動すべきなのかが明確に分かります。 これは本当に、行ってみてその場その場で体感してみて、強烈に焼き付いたところです。 使うツールが多種多様で、感動自体も多種多様で、でもパーク全体として統制も取れていて これはもう完全に宮崎吾朗監督の手腕だと思いますし…凄いな!!と。 吾朗監督が、もとは都市の緑化とか、それこそ公園とか手がけられていた建築畑の方で、 三鷹の森美術館プロジェクトに際して、ジブリに入社されたという経緯は知っていました。 今回のジブリパークは、本当に吾朗監督がご自身の一番メインフィールドで、 これまでアニメーション製作等で培われたものや、 「ジブリ」ブランドへのリスペクトを全部投入して、 形作られた大作だと受け取っています。 各所で感じた感動については、各エリアについてで詳細を語ります。 ②徹底した「公園」への意識 先にも書いた通り、ジブリパークは資本主義の上に成り立つ商業施設ではなく、 あくまで愛知県の公共公園整備事業という位置づけなんだろうな、と感じました。 今回、私たちが10月の3連休という非常に混む日に訪問したのですが、 かなりスムーズに施設等を回ることが出来ました。 もちろんお土産屋さんなど、入店・レジ待ちが必要な場面もありましたが、 待ったとしてもせいぜい所要時間は20~30分程度。 メインとなる「ジブリの大倉庫」が屋内施設という点も考慮してだと思いますが、 他に屋外展示施設もあるわけで、他遊園・テーマパーク施設の感覚からすると、 たぶんもっと人を入れようと思えば入る… 現行は、「利益最大化」観点での定員設定ではなく、 「訪れた人たち(子ども含)が安全且つきちんと楽しめる」観点での 定員設定をしているんじゃないかな、と感じました。 屋内展示・屋外展示含め、あらゆる場所に座れる休憩スペースが設けてあったり、 とにかく立派なお手洗いが多い&個々の個室がかなり広い。 休憩施設やお手洗いついて、激混みで困るような場面は全くありませんでした。 園内のお土産等も、個々のクオリティに反して、値段設定がさほど高くない。 このご時世、このクオリティで作ってるならもっと取りたいだろうな…と思うような商品も、 おそらく受注ロットを増やすことで、なるべく大勢の方が手を出し易い値段に 頑張って抑えている印象を受けました。 あと印象的だったのは、地元・愛知県(&近辺)の特産品を、 フードやお土産品に何とか織り込もうとされている配慮ですね。 愛知県がお金出した施設ですからね。 朝、駐車場の開く8:00過ぎには到着してました。 ジブリパークの各エリアのオープン時間は9:00~17:00まで。 私たちは5つのエリアを一通り回り、16:30過ぎまでほぼ1日フルで滞在してました。 以下、回ったエリア順に、簡単感想です。 ■魔女の谷 最初に行ったのは、今年3月公開された『魔女の谷』。 屋外展示物としては、パーク最大の見どころが詰め込められたエリアだと思います。 ハウル/魔女宅/アーヤの、魔女の出てくる3作品に関連する建築物と、 メリーゴーランドやラピュタモチーフのライドアトラクションがあります。 開園前、エリア外の屋根のある場所で待機列に並びましたが、 十数分でスムーズに入場できました。 エリアに入る前のモニュメント、入口ゲート等で真っ先に感じたのが、 ぱっと見で、タイルですとか、取っ手金具等のあらゆる資材の品質が こだわってあるんだろうな~、という点。 今回は外から眺めただけでしたが、「ハウルの動く城」「グーチョキパン屋」等、 はっきりと作品名/建物名を出している建物は 作中の再現を第一に考えた作りになっているのだと感じました。 テンション上がる! 「まずハウルの城見にいこう!」と言って入ったのに、 次々と目に飛び込んでくる建造物に気を取られて蛇行に蛇行を重ね、 全然たどり着けなかった…。 視線誘導が絶妙というか…まず街並みに気を取られちゃうんですよ。 ここからだと、ハウルの城の見たいところが見えないようになってるんだと思うんですよね。 グーチョキパン屋からの屋根裏部屋入っちゃうと…窓からメリーゴーランド見えるし。 いやその前にまずハッター帽子店に一度行って… あれ?あそこはなんだ?本屋だ!魔女関連の絵本売ってる可愛い!ふらふら… ↑こんな感じ。 また、とても印象的だったのがこだわりの植栽植物(本物)の視界への影響力。 草の一つ一つ、丁寧にこだわって選んで植えられているのが分かりました。 ハウルの城の周囲の「荒地」感も凄かった! 「なんちゃって」荒地が、ちゃんと本物の植物で作ってあるんです。 面積自体はそれほど広くはないのですが、インパクトあり、感動しました。 その2記事に続く! by姉
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最終更新日
2024.10.27 20:06:51
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