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September 15, 2008
テーマ：音楽(117)
カテゴリ：音楽
BUMP OF CHICKENの曲の良さは
デビュー当時から知っていたのですが、 「supernova」を聴いた時に 曲を作って歌っている藤原君の 心の奥行きと暖かさを より深く知ったのでした。  なんて優しくて悲しくて 暖かくて豊かな曲を作る人なんだろうかと 思ったのでした。 特に 「熱が出たりすると 気づくんだ 僕には体があるって事 鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事 君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の大事さは 居なくなってから知るんだ」 この辺が とても大事な事を歌っている気がして。 日常に埋もれてしまいがちな とても大事な 小さな出来事の 積み重ねで出来ている毎日に 思いを馳せるように 刺激される気がしました。 そして母の事を思うと 居なくなってから思うこの喪失感は 病気になった時から 覚悟していたとは言え 実際に亡くなってみると もう会えないと言う 大きな穴が開いている気がしています。 でも藤原君は そこで現実の悲しさを終わらせないで 「本当の存在は 居なくなっても ここに居る 僕らの時計は 止まらないで 動くんだ」 と言う、 残された私たちが忘れないで居る事で その人は私たちの心に居る と言う希望を歌ってくれて とても救われたのでした。 そんな風にBUMP OF CHICKENの 「supernova」は豊かで深くて優しさを 私に与えてくれたのでした。 そうして今度は7月ごろに聴いた アルバム「orbital period」に入っている  「ハンマーソングと痛みの塔」は 聴いた瞬間に好きだ！ と感じました。 リズムやアレンジが とても気に入ったのですが 歌詞が胸に突き刺さり、 生きる苦しさにあえぐ人への 応援歌に聞こえました。 心の傷を箱に詰めて どんどん積み上げて行って これぐらいだったら 少し優しくされても許されるかな と 優しさを求めて みんなから見てもらえるように 苦しみを積み上げて 逆に遠くなってしまった悲しい人の歌。 簡単な言葉を使った とても深い歌だと思いました。 藤原君は 人の心を深く観察し 優しさをもって いたわりの歌を歌ってくれているんだなあと 感動したのでした。 さて、 気が向いた方は歌詞をお読み下さい。 「ハンマーソングと痛みの塔」 BUMP OF CHICKEN 作詞・作曲 藤原基央 どんどん強く もっと強く 唄声響く痛みの塔 そのてっぺんに しがみついて 震えているのはどちら様 捨てたくても捨てられなくて 小さな痛み溜まってた そいつをずっとしまってきた 一個目の箱満たされた 別に今更辛くもないけど 誰かが見てくれたらな これだけあれば許されないかな 少し優しくされるくらい 捨てたものも拾って詰めて 満タンの箱積み上げた 通りすがりを横目に見て 十個目の箱積み上げた そうか これでもまだ足りないのか 誰にも見えてないようだ それじゃどんどん高くしなくちゃ 世界中にも見えるくらい どんどん高く もっと高く 鳥にも届く痛みの塔 そのてっぺんに よじ登って 王様気分の何様 何事かと大口開けた やじ馬共を見下ろした ここから見たらアリの様だ 百個目の箱積み上げた お集まりの皆様方 これは私の痛みです あなた方の慰めなど 届かぬ程の高さに居ます きっと私は特別なんだ 誰もが見上げるくらいに 孤独の神に選ばれたから こんな景色の中に来た どんどん高く もっと高く 雲にも届け痛みの塔 そのてっぺんに あぐらかいて 神様気分の王様 聴こえるのは風の音だけ 千個目の箱積み上げた 下を見たら目眩がした 掛けた梯子飛ばされた そして 本当に寂しくなった 誰にも見えてないようだ 声も出ない程 怖くなった ふいに聴こえたハンマーソング 下から順にダルマ落とし 誰かが歌うハンマーソング 皆アンタと話したいんだ 同じ高さまで降りてきて どんどん強く もっと強く 唄声響く痛みの塔 そのてっぺんに しがみついて 鼻を垂らしてる神様 神様気分の俺様 俺様気分も逆様 有り様 どちら様 「ハンマーソングと痛みの塔」動画 ちなみに、 アルバムに付いていたブックレットには 藤原君が書いた絵本も入っていて とても胸に染み込む絵本でした。 良いアルバムを買ったと思いましたヽ(´▽｀)ﾉ” お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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