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September 27, 2008
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テーマ:家族生活(38)
カテゴリ:家族
夫は休職中に色々考えたらしく
職場復帰に関して
自転車通勤と言う手を考えた。


元々、
体を動かしていれば元気な夫なのだが

前々職で
管理職にならざるを得ない状況に陥り、

末っ子が支店長をすると言う
本人にとってはひどくストレスの強い立場で

売り上げを社長に脅され
現場では部下の尻拭いに走り回り

東北の不況と闘い
しばしば出張で出歩き

(変化が嫌いなので
 知らない土地に行くと不安を覚える人で、
 でもこの経験んで随分鍛えられたらしい)

眠る時間も惜しんで働いては
そのストレスを家族に投げつけていた夫です。




娘の不登校を期に
私が立ち上がって夫に意見し、


(自分が言われたい事意外の事を言われると
 夫は怒って仕返しをした。

 気に入らない事はとにかく我慢ならず
 私と息子に怒鳴り散らした)


息子にからんで怒鳴り散らすのを
私が阻止するようになり、

殴られる覚悟で
間に入って本当の事を言い


(「怒鳴られると不快なので
 普通に話してください」など。

 それだけでも「なんだとおー!」
 と怒鳴られ睨まれ殴られそうになった)


睨まれて、
以前なら萎縮して硬直して

過呼吸になって
低血圧になって倒れていた所を

「私は正しい!」と心で叫びながら
夫に正面から向かって行くようなり

息子にも「我慢しないで
言いたい事は言って良いんだからね」

と後押しをすると
息子も頑張って夫に対抗して

「止めて」と言うようになり


(それまでは全く抵抗できない状況から考えると
 息子のすごい努力と行動でした)


そうなると周りの状況には敏感な夫が
これはまずいと感じたらしくて

徐々に私や息子に迎合し始め
数年掛けて自分を見つめ直し

最近では自分の悪い所や歪みを
自分で考えたり気づいたりするようになった。




これは大変驚く事で、
何しろ何時間話し合いをしても

全く交流出来ない、
理解し合えない出来ない夫婦だったのが

最近は何とか話合いが出来るように
なってきた、この奇跡!!!







と長い前置きでした。




そう言う訳で
夫が県立図書館や市立図書館などから

カウンセリングや
心理学の本を沢山借りて来ては

せっせと読んで
私に感想を言います。



先日、
夫はとても穏やかな表情で

自分がいかに人を人として見ていない人間か
と言う点に気づいたと話しをしていました。


自分の実家では
家族は役割でしか存在していなかったので

自分も他人も家族も
人間としてではなく役割としてしか見ていなかった。

だから人間との交流に緊張し
表面的な事しか見えていなかった、
などと話していました。




夫は感情が総て顔に出るのですが
とても余裕のある表情だったので

これはいい機会だと思って
最近思った事を聞いてみました。


それは甲状腺癌の定期健診の待ち時間に
何故か本が読めなかったので

自分のクロッキーブックを読んでいた時、


(一番小さいヤツで
感情から予定から本から感想から音楽から
なんでもかんでも書き付けているものです)


その中に色々思う事はあったのですが、
特に昔から夫の反応で

謎に思っていた事が
会話として書いてありました。



それはこんな会話でした。



私「おかず食べなかったの?」

夫「悪い?」

私「や、どうして食べないのかと思って」

夫「気になるなら食べてもいいよ」

私「いや、何か理由があるかと思って」

夫「どうして」

私「???いつも食べているから」

夫「だから、気になるなら食べていいよ」

私「・・・・・・・・・・?」



うちはみんなバラバラに寝て起きて
ご飯を食べて出掛けて・・・

と言う生活なので
いつ何が必要になるか解らないので

私は自分がご飯を食べる時に
4人分おかずを作り、
置いておく訳です。


誰が何を食べたか、
後で解ります。

調子が悪いのか良いのか、
何かがあったのかなかったのか、

明日の予定はどうで
そのためには
何時にご飯を炊いていないといけないか。


お母さんとしては
色々知って行動したいわけです。

無駄に動きたくないし、
急に言われて焦るのも嫌なんです。



それでいつもおかずを食べる夫が
残した理由を知りたかったのでした。


具合が悪かったのか?
何かを食べて来たから食べなかったのか。

他に何か考えがあったのか。
解れば以後の対処に役にも立ちますし。



だから質問したのに、
第一声が「悪い?」でした。

良いとか悪いとか、
私は言った事がありません。


非難した憶えもありません。

なのに質問すると「悪い?」と
言われる私。


しかも理由を聞いているのに
食べても良いよと
質問と違う答えが返って来る。


いつもこんな風なんです。
わけが解らないんです、私。





それで
ついピー(15歳)にぼやいてしまいました。


私「なんか、お父さんと会話にならないんだけど」

ピ「ま、オヤジだから」



なんて簡潔なお言葉。

ピーは今年の2月の中ごろまでは
眠る時意外は居間にいて

常に私や夫の行動や話し合いも
黙ってパソコンをやりながら
聞いていた訳です。


だから客観的な事は
ピーに聞くのが一番です。

そのピー様の一言。


「ま、オヤジだから」


笑うと共に、
この先も長い付き合いがあるので
このままではいけないと思っていました。


一体どうしたら
ちゃんと会話が出来るのか?



そう考えていたので、
その点を夫に聞いてみました。


クロッキーブックに書いてある会話を読み上げて、


「私、健康面とか用事とか
 そう言う事を心配して聞いたのに

 悪い?って言われる意味が
 解らないんだよね。

 どうして心配して声を掛けると
 攻撃されなくちゃいけないのか
 全く理解できないんだよね。

 前にも、
 すごく悲しそうな顔をしていたから心配になって
 『悲しそうな顔してるけど、大丈夫?』
  
 と声を掛けたら
 『自分だって、人の事言ってられないだろ!!』

 と怒鳴られた事があって
 心配したり、思いやりで行動しても

 この人には通じないんだなって思って
 もうこの人には優しくしても無駄だって思った」



と、
最近ずっと思っていた事を
思い切って話してみました。



すると夫はしばらく考えて
自分の実家では役割でしか存在しなかったので

役割に徹していない事をすると怒られたから
何かを言われると攻撃されたと思って

反撃してしまうのかもしれない、
と言いました。


夫は自分の家では相手への思いやりとか
暖かい思いとかで行動する事はなく

自分の利益になる事を強引にやる
と言うのが普通なので

暖かい言葉を掛けられるとは
思っていないようだと言いました。



夫は落ち着いて考えながら
静かに話していたので、

これは話し合いが出来るなと思い
もう一つ話してみました。




「それから○○さんはよく

 『ピーちゃんが二十歳になるまで
 生きていれば良いんだ。
 義務は終わるんだ』

 『生き残った方が苦労するから
 私はさっさと死ぬんだ。
 長生きなんかしたくない』

というけれど、
それは生き残った私達が苦労しても
全く平気な事で、

自分さえ楽できれば
後に残った家族が苦労するのなんか
どうでも良いって事だよね。

それって
すごく甘えているように聞こえるんだけど。

私に対して失礼な事を
平気で言っているって思わない?」



と言ってみました。


これまでだったらこんな事を言うと
夫は怒り狂って怒鳴ったり、

意地悪な態度で仕返しをしていた所ですが
今回は大丈夫な気がしたのです。




夫は自分がよく言う
「自分は早く死にたい」を

聞かされる側の家族の気持ちについて
初めて客観的に考えたようでした。



そして夫は初めて
自分が楽だから早く死にたいと言う事は

後に残った家族が苦労しても
自分は平気なんだと言っている事だと
気づいたようでした。




私は
夫を責めるためにこの事を言ったのではなく

そう言われる私が感じている事を
ちゃんと伝えたいと思ったから言ったのでした。


今までは
夫の感情的激発的な反応が恐くて
いつも黙っていたのですが、

これは私にとっても家族全体にとっても
良くないことだと思ったので
頑張って話しをしてみたのでした。




すると夫はやはり残された家族が苦労するとか
苦しむとか考えていなかったようで、

翌日になって
「確かに私は○○さんに甘えていると思う」

と言いました。



私は、
夫が自分の思い通りにするために
怒りをぶつけるのではなく

感情とは別の視点で、

外側から自分を見つめて
しかも感情的にではなく

冷静に私に話しをしている夫を見て
とてもうれしかったのでした。





結婚して24年半年。
初めてちゃんとした「話し合い」が出来たと感じました。


長い長い道のりでした。











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Last updated  September 28, 2008 08:58:58 AM
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