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テーマ:自分を知る(166)
カテゴリ:心
今日
昼ごはんを作りながら考えた事。 結婚当初、 夫は卵に砂糖を入れると怒り狂った。 夫「砂糖が入った玉子焼きは 玉子焼きじゃない!! 玉子焼きは塩だ!! うちは農家だから砂糖は使わないんだ!!」 玉子焼きに砂糖を入れる入れないの闘争は 数年続いたけど 私が折れて うちは甘くない玉子焼きになった。 だけど結婚して24年経って 気付いたら 夫がたま~に作る玉子焼きには 砂糖が入っていた。 私「玉子焼きに砂糖を入れるのは 許さないって言ってたのに いつから砂糖を入れるようになったの?」 夫「え?そんな事言った?」 私「あなたが嫌いだって言うから 卵焼きに砂糖を入れないで作って来たのに」 夫「いいじゃん、そんなの別に」 私「ご飯を作る係りとしては 嫌いだと言う物を作るのは遠慮するじゃない。 大体あなた、すごく怒るし 絶対引かないし」 夫「いいじゃん、そんな昔の事」 こんな事も言っていた。 夫「餅は食べ飽きたから こんなもの食べない」 でも数年前に 私と息子が餅を食べていたら 夫「私の餅は?」 私「え、餅は食べ飽きたから 食べない、嫌いだって言ってたよね」 夫「え?そうだった?」 私「そうだよ。 だからあなたがいる時は 餅料理は食べていなかったんだよ」 夫「え?そうなの? いいじゃんそんなの」 数年前にはこんな事を言っていた。 夫「具が多い味噌汁は嫌いだ。 シンプルなのが良い」 でも 家族の健康を気遣っているお母さんとしては 具沢山の味噌汁を作る。 それで夫にはなるべく具を入れないようにして よそって出していた。 でも先日 私「具が多いのは嫌いだったよね」 と言って具を少なくしていたら 夫「え?そうなの?」 と言って自分で具を沢山入れていた。 夫は自分で言った事も決めた事も 味覚もしばしば変わるようで なんだって一律じゃないのかなと いつもいつも疑問に思っていた。 ご飯を作るこちらとしては 嫌いな物よりは好きな物をと考える。 それを「いいじゃん、別に」と言われると ご飯を作る係りとしては 根底から引っくり返されたように感じて 何を基準にすれば良いのか解らなくなる。 何度か夫にこの点を聞いてみたが 夫は憶えていないから話し合いが出来ない。 カメレオンのように その場その場で 良さそうな事に 変わって行く人なんだと思う。 以前はよく私や他の人が言った事で 感心する事を聞くと 次の瞬間には まるで自分が思いついたように話していた。 今夫は自分の考え方を 作り出そうと 色んな本を読んでは 自分の中を探り出している。 ありがたい事だ。 今日も考えていた。 味覚まで変わって しかも前の好みを忘れるってどう言う事だろう? 一々対応している私が 馬鹿を見る。 ああ、そうか。 無視するって言う選択肢だって あったんだ! 鶏肉が嫌いだと言われたって ケンカしてでも出していれば良かったんだ。 そうか 私は夫のためにと思っていたけれど 私の配慮なんかが 通じる相手ではないのだから 私の好みを どんどん反映していたって良いんだ!! そうだ、 夫が何と言った所で 忘れるんだし気が変わるんだし、 一々真に受けるだけじゃなくても 良いんだ!! 私は相手の事ばかり考えてしまって 自分の事を言うのを 忘れていたのかもしれない。 でも私は 人が不快になるより喜ぶ所を見たい。 だからと言って 自分をいつも後回しにしているのでは 自分の事を忘れてしまう。 私には「違う選択肢があったんだ」 と解っただけで すごく視界が広がった気がした。 そしたらもう夫の事を 一々気にしなくても良くなるかもしれない。 私には色んな選択肢があるんだもん。 そうだ。 一杯道は分かれているんだもん。 私が選ぶ事が出来るんだ。 この私が。 と言う事に気付いたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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