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テーマ:本のある暮らし(3315)
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●読んだ本●
「氷姫―エリカ&パトリック事件簿―」カミラ・レックバリ著 原邦史=訳 集英社文庫 ■あらすじ■ 海辺の古い邸で 凍った美しい女の全裸死体が見つかり、 小さな町を震撼させた。 被害者が 少女時代の親友でもあった作家エリカは、 幼馴染の刑事パトリックと共に 捜査に関わることに。 20年以上疎遠だった親友の半生を遡ると、 恐るべき素顔が覗く。 画家、漁師、富豪・・・・・・・ 町の複雑な人間模様と風土に封印された 衝撃の過去が次々明らかになり、 さらに驚愕の・・・・・・。 戦慄と哀歌。 北欧ミステリの新星、登場! ■感想■ 北欧だし、 真冬の物語だし、 題名が「氷姫」だしで 寒々しく苦しい内容だろうと思って読み始めると 主人公のエリカも 幼馴染の刑事パトリックも 自分に正直で行動的で 生き生きしていて元気一杯だった。 それで辛い内容にも関わらず 元気を貰えるサスペンスだった。 人それぞれの価値観が その人の人生を作り上げて行くのだなぁと 思った。 そして、 親の考え方・対応の仕方は 子供の一生を変えてしまう力があるのだから 親は苦しくても 自分の楽な考え方に 逃げ込んではいけないのだと 思った。 何が大事か、 しっかり踏ん張って考えておこう。 エリカとパトリックのコンビが スウェーデンでは大人気だそうで、 シリーズ物が4作も出ているそうだ。 「氷姫」で再会したエリカとパトリックが この先どう活躍して行くのか興味津々である。 集英社さん出版してね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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