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March 28, 2010
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テーマ:家族生活(59)
カテゴリ:家族
専門学校の生徒だった頃から
4年近くバイトだけで来た息子(22歳)が

自立と、
遠くに住む彼女さんを仙台に呼び寄せて生活したいために
初めて就職した。


この不況時代に特技の無い高卒で
バイトしかして来なかったラーは

仕事が見つかるまで半年近く掛かり、
ようやく声を掛けてもらった会社で一週間研修を受け、

先週から先輩に付いて
飛び込みの外回りを始めて一週間。



日に日に疲れた顔になり
とうとう昨日今日はコタツで寝てしまった。




今日は9時に帰って来て
「俺は営業向かないと思う」

と話し出した。


聞いてみると、
営業の仕事が嫌だけれども

営業スキルを身に付けるために
一年頑張ると言う。

お金も貯めたいから
一年は頑張ると言う。

クリエイティブな仕事じゃないから
嫌だと言う。


やっぱりバーテンをやりたいと言う。

人がホッとして
本心で話しをするバーテンが良いと言う。


農業も良いかなと言う。

(農業の大変さを彼は知らない)



目が荒んでいて、
疲れ切った顔になっていた。



夜勤のために起きて来た夫とラーが
営業の考え方などを話し合う。

合う合わないは自分の考え方次第だ
と夫が言う。

ラーが納得行かないようで
二人でずっと話をしていた。



夫が仕事に出る準備をしている間も
ラーは私と話をしていた。

最近はやたらと私を馬鹿にしていたのに
珍しく長く話していたので
よほど参っているのだと思った。




ラ「みんな『お得です』と言うと
  何ですぐに飛び付くのかな。」

私「そりゃお得だと言われれば飛びつくと思うよ」


ラ「何でみんな考えないのかな。
  今は特でも、
  総合的に見てどうかって俺なら考えるけどな。

  一日で何件も契約するんだよ。
  総合的に考えないのかな」

私「普通一日に何軒も契約が取れる営業は
  すごく喜ばれると思うんだけど、
  ラーは良いものを勧めていると思ってないの?」


ラ「俺なら契約しないよ」

私「得なのにどうして?」


ラ「だから今得でも、
  何年かしたらどうなるか解らないだろう?

  わざわざこっちに切り替えなくても
  いつかは元に戻る必要が出るかもしれないだろう?」

私「ラーは営業が合わないんじゃなくて、
  ラーの良心が痛むんじゃないの?

  ラーの良心が
  今の仕事に納得していないんじゃないの?」


ラ「うーん、そうかもしれない。
  騙しているような気がするんだ。

  切り替えなくても良いものを
  今得だと言う事で引っ掛けてるような気がする」

私「勧める内容に納得していれば、
  営業が合わないって事はないんじゃない?

  意外だなぁ。
  ラーは良心が強いんだ」


ラ「俺は意外にイイ人なんだよ(苦笑)
  だから騙してるみたいな仕事はしたくない」

私「騙しているとは思わないけど。

  ちゃんと説明したら、
  それをどうするのかはその人の問題だから」


ラ「でも俺だったら切り替えないよ」

私「それはラーの問題で、お客さんの問題じゃないと思う」



この辺で夫が参加して来て
営業の見方について二人で語り始めた。



夫が仕事に出た後も話をした。



ラ「俺は感情の自分がここにいるとすると、
  それを見ているもう一人の
  客観的な自分が頭の右にいて

  感情の自分が嫌だって言ったら
  客観的な自分が我慢しろって言っても

  感情の自分が我慢出来ないから
  すげえ苦しくなるんだ」

私「それは自己一致していないからだよ。

  私が目指しているのが、
  その違う二人の自分が
  矛盾しないようにする事なんだ」


ラ「・・・・・・・・・・・・・・・。
  俺は感情が強いから
  客観的な自分と合わなくなるんだ」

私「感情は正直だから大事にしないと、
  理屈で誤魔化してもあなたは身体に出るからね」


ラ「・・・・・・・・・・・・・・」

私「今が本気でどう生きるかを考える
  良い機会なんじゃないの?」






ラーは「楽しければ良いんだ」とか
「俺は好きな事だけして生きたい」とか

「縛られるのが嫌いだ」とか
「俺は俺の考えが正しいと思う」とか

「人の事なんかどうでもイイ」とか
いつも言っているから

良心が希薄なのかと思っていたから
意外だった。



自分で納得していないものを
人に勧める事が

ラーの良心を苦しめているのだと
話しているうちに解った。



夫はそう言う点では
自分をその時に必要な事で埋める事が出来るけれど

ラーは良心が激しく反応してしまうようだ。



ピー(娘・17歳)は小さい時から
良心が強く反応する子で

他の子が苛められているのを見ただけで
心が傷付いて怒って

私に
どうにかして欲しいと言う子だったけれど

ラーは「ま、いんじゃね」が口癖だったので
良心が痛むなんて思っていなかった。



ラーの仕事は光TVの営業で
決して騙すようなものではないのだけれども

ラーにとって最も良いものを提供していない
と言う思いが
彼の心を苛んでいるようなのだ。


早く5月の連休が来ないかなと
何度も言っていた。

仲間と遊びに行く計画を立てて
それを目標にして日々を凌ぐらしい。



普通、飛び込みの営業で苦しむのは
契約が取れなくて
自信が折れてしまうのだと思うのだが、

ラーの場合は成果ではなく
自分が何をしているかが問題なのだと思う。



クリエイティブじゃないとか
合わないとか言う、

その手前の問題なのではないかと思う。




ほんと意外だった。

ずーっと一緒に暮らして来たのに
見抜けない事ってあるものだと思った。




いえ、私は
本質を見抜く力が穴だらけな人間なんですが(^^ゞ




22歳で本気になったラーが
ぶち当たった分厚い壁を

どうするんだろうかと心配しつつ
見守っていようと思う。































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Last updated  March 29, 2010 03:32:00 AM
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