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テーマ:家族生活(59)
カテゴリ:脳の可能性
私の思考は真っ直ぐなので
ねじりやフェイントが無いつまらない人間である。 聞かれた事には素直にそのまま返事をしては 娘に怒られる毎日である。 「お母さん、そこ突っ込まないと!!」 「お母さん、そこはスルーしないと!!」 「お母さん、そのまま返事しちゃだめだよ!!」 「お母さん、そこ違うよ!!」 毎日勉強の日々なのだが、 何しろつまらない人間なので面白くはなれないのである。 そんなつまらない人間にとって ねじりとフェイントだらけで先が読めない娘と息子は 非常に面白くて飽きない観察物なんである。 日々驚きを提供してくれるんである。 少し前に、 動物の番組を見ていた時の ラー(息子22歳)とピー(娘17歳)の会話。 テレビには可愛いフクロモモンガが映っており 手の中にすっぽり入る小ささ、とナレーションが入った。 ピ「小さーーーーーーーい!」 ラ「お前の心のようにな」 ピ「お前に言われたくないよ」 ラ「この親にしてこの子ありだよ」 何と言うスマッシュ会話!! 突っ込みに突っ込みあう厳しさ!! 何の説明もなく叩き合う無駄の無さ!!! 譲らず叩きのめした上に 親にまで飛び火したよぉぉぉぉ\(?д?;) 余りの無駄の無い叩き合いに感動を覚えた私は メモに書いておいた。 半月ほど経って、 溜まったメモを整理していて この素晴らしい叩きあい会話メモを発見し 再び感動した私は 「あなた達の会話の突っ込み合いは素晴らしい」 と言ってそのメモを見せると 流石にラーは苦笑いしていた。 ラーは自分の発言に関して 言った端から忘れる主義なんである。 ピーに至っては 「ふん」と鼻で笑って終わってしまった。 ちっ。 もう少し反応して欲しかったなぁ。 ひねりの無いつまらない人間は こうして日々 幾らかでもひねりを加えようと 努力を重ねているんである。 でも何度経験してもひねらないんである。 ラーに「お母さん」と呼ばれて振り向くと 後ろに人差し指を突き出して ホッペに突き立てられる・・・・ と言う基本的ないじりを毎日やられるんだが、 毎日やられてもついつい忘れて 呼ばれると振り返る・・・ ねじりフェイントの無い つまらなーい人間なんである。 自分の中にこのねじりフェイントがあったら 違った人生になっていたのかもしれない なんて思うこの頃なので つまらない人間の私にとってねじりフェイントは 憧れなんである。 ああ、 手に入らないものは欲しいものなんである。 ねじりフェイントを持っている人にとって 真っ直ぐな人間は いじりの対象にしかならない気がするんである。 どっちも持って 使い分け出来るくらいの複雑な人間に憧れているんである(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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