1390702 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Category

Freepage List

Comments

ふゆゆん@ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ うっかりしておりました。 どうやら一般人…

Favorite Blog

いつか来る落とし穴 New! あけみ・さん

pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん

Archives

June , 2024
May , 2024
March 31, 2011
XML
テーマ:巨大地震後(38)
カテゴリ:巨大地震後
今日、思わぬ客人が訪れた。


私は2日前から疲れが取れず、
ぐったりしてだらだらしていた。

午後にアールグレイを煎れて
ラーの部屋に持って行き、

ピーの部屋を覗いて、
膝にマシロを乗せたピーに
紅茶を飲むかどうか聞いて
階段を下りるとチャイムが鳴った。


結婚当初の我が家は
毎日数人の客が訪れた賑やかな家だったが、
子供が生まれ、
私の具合が悪くなってから
客は月に一度か二度くらいになっている。

だから玄関先に客人が訪れると
非常に緊張する。


昼前に訪れた客人は
ラーの同級生のお母さんで、
同じ地区のラーの同級生が
石巻で亡くなっていた事を教えて行った。

女性でラーと特別仲が良いわけでもなく、
中学卒業後は会っていないので
ラーに知らせが廻って来なかったらしい。

私は中学のPTA役員をしたので
名前はしっかり憶えていた。

ラーは
学校関係の誰かが犠牲になっているかもしれないと
時々口に出して言っては
ネットで名簿を調べたりしていた。

ごく近所の同級生が亡くなっていたと知って
私もラーも言葉がなかった。


その数時間後にまた人が来たので
内心ドキドキしながら戸を開けると、
なんと11日の地震後にラーが情報収集のために行った
近所のコンビニで知り合い
ロウソクを分けてあげると家に連れて来た女子高生と
そのお母さんだった。

その女子高生の家は東仙台で
地震後に電車が動かないから
歩いて帰ると言っていた。

電車なら10分ほどで着く距離だが、
歩くとなると3~4時間は掛かると思われた。

折りしも時間は午後の5時半過ぎで
暗くなっていた。

情報は皆無だったので
まさか恐ろしい津波に海岸端が飲まれていたなんて
全く知らなかった。

暗くなるまでにロウソクや懐中電灯を探し、
割れた食器やガラスを片付けて
ご飯を食べられるように準備していた。

丸いロウソクは沢山あるので
その女子高生に分けてあげたのだが、
夜道を女の子が一人で歩いて帰るのは
とても心配だったので
ラーに送って行けばと夫と言った。

若い娘を持つ親として
電気が消えた町や田んぼの中を
娘さん一人で歩かせるのは恐かった。


そしてラーはその女子高生を送りに出たのだが
なかなか帰って来なかった。

エコラジオのハンドルをガリガリ廻して
雑音の中からようやく聞えて来たのは
宮城県は全域で停電のために
あらゆる所で渋滞と言う事だった。

だからラーが帰って来たのは
9時半だった。

女子高生の家はマンションで
家族はまだ帰って来ていなかったが
慣れた場所なら何とかなるだろうと
ラーは帰って来たのだった。

「道路がそこらじゅうヒビ入ってて、
 橋の所は段差が凄い。
 停電で信号が点かないから
 渋滞で車が動かない」

暗くて道路以外見えなかったけれど
地震の傷痕は思った以上に凄いと
ラーは感じたのだった。


そして私は7時ごろ、
親しい親族や友人から
メールが届いていた事に気付き
返事をしたついでに
あちこちにメールで無事を知らせた。

私の携帯のメールは8時頃まで
受送信出来たのでだった。


そのメールで知った津波の凄まじさ。

夜にラーのワンセグでテレビを見ると
津波が田んぼを飲み込んで行くのが
小さい画面で見えた。

海岸沿いが
軒並み凄まじい被害に合ったと知ったのは
実は電気が来てテレビを見るようになってから
かなり暫く経ってからだった。

まさか軒並みやられているとは
思いたくなかったのかもしれない。


あの映像を見た
世界中の人達がショックを受けたと思うが、
私も現実を拒絶したい思でいたんだと思う。

多分許容量を越えていたのだと思う。
事実が染みとおるまで時間が掛かった。

何日もしてから
あちこち被害に合ったのではなく、
全部の海岸線がやられたのだと
ようやく気付いたのだった。

マスコミが報道していない所は
無事だと思いたかかったのかもしれない。

ひどい被害に合った所にも泥棒が入り込み、
二重に被害を深くした。

原発は恐ろしい状況を続けており
恐怖感と無力感に苛まれている。


今回の経験で、
報道は一部しか事実を伝えていないんだなと
よおく解った。

原発の事にしても避難所での事にしても。
自分でしっかり調べなければと思った。

今は携帯やツイッターで今のリアルを
現場から伝えてくれるから。



昨日私は、
郵便局や銀行に行こうと思っていたのに
体が重たくて気も重くて
何かを頑張る気力が無くてだらだらしていた。


すると、
ネットで長年のお付き合いの方から
主に猫達用の美味しいご飯が
レターパック2個にぎゅうぎゅう詰められて届いた。


ご自分の買い物も大変なのに
苦心して送ってくれて
とても心配してくれてありがとうーー\(^ー^)/

今まで一度も買い与えた事がない
高級品をいただいたので、
猫達にあげたらフガフガ鼻を鳴らしながら
食べていたんだ(((((^m^


はぐはぐ

はぐはぐ




今日も何故か脱力で頑張れなかった。

そろそろ緊張感が緩んで
疲れを感じるようになったのかなと思った。

何と言うタイミングか、
中学時代の同級生の訃報が届いて衝撃を受けた。

雨も降って低気圧が強かったし、
無力感一杯だった。


そして訪ねて来てくれた
女子高生とお母さん・゚゚・(≧д≦)・゚゚・

すっかり忘れていただけに
沢山のご褒美をいただいたようだったヽ( ̄▽ ̄)ノ


テレビでは町の残骸の中で
漁に出た漁師さんが
「全部失くしたけど、やる気は100パーセント!」
と笑って言っていた。


うううう・゚゚・(≧д≦)・゚゚・
なんて力強い励ましなんだーー!!

すまん、こっちは
ずっとずっーと恵まれているのに。



炊飯器を届けに来てくれた友達や
米と野菜を届けてくれた友達もいて
色んな人に助けてもらって生きているなあと
つくづく思うこの頃なんである。



明日は晴れるそうだし、
気を取り直して
明日は用事や買い物に頑張るよ(*^▽^*)

よ(*^ ^* )V


























お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 31, 2011 11:54:35 PM
コメント(6) | コメントを書く
[巨大地震後] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X