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テーマ:巨大地震後(38)
カテゴリ:巨大地震後
週間現代が独自に調べた
福島の3月~6までの大気の 放射性物質についての記事を 簡単にまとめてみた。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/13228 週刊現代が調べたのは 3月11日以来100~200km走行した 小型車から中型車までの4台のフィルターで、 それをイギリスの研究所に送って調べた。 ガイガーカウンターによる放射線量測定は、 0.12~0.17マイクロシーベルトと それほど高い数値ではなかったが、 ガンマ線分光器を使った調査では セシウム137・セシウム134・ヨウ素131・テルル129m などが検出された。 いずれも一定量以上内部被爆すれば 癌や白血病などを引き起こす。 中でもテルル129mは 半減期が33日と短いのに、 原発事故から3ヶ月以上経った 6月に採取したフィルターから検出されたのは 核分裂が今も続いている可能性があると言う。 しかも、 強い発がん性があるプルトニウムやウランは 特殊な検査でなければ調べられないため 今の時点では検出されたかどうかは解らず 検査は続いているため油断はならない。 何故ならアメリシウム241が検出されたからだ。 原子炉内にあるウラン238が中性子を吸収して プルトニウム239となり、 さらに段階を経るとアメリシウム241になる。 つまりアメリシウム241が検出されたなら プルトニウムが出ている可能性があると言う。 ―――――――――――――――――――― 要約するとこんな感じだった。 結局、6月の1ヶ月以内にも 再臨界したかもしれないと言う事だ。 風向きと雨には今も気を付けないさい と言う事だ。 放射能を食べる乳酸菌は 毎日撒きなさいと言う事だ。 政府も東電もこれらを調査しようとしないのは 余りにも酷い状況を隠そうとしているためだろうか。 国際的な面子を保つためだろうか? それとも莫大な費用がかかるため 自国民を騙すためだろうか? どちらも愚かな選択だと思う。 私は中学2年生の頃に政治に興味を持ち 毎日新聞を読み漁っていたことがある。 それで思った事は、 田舎に住む無知で経験の少ない中学生でさえ 選択を誤っていると思う事ばかりの政治経済。 何故田舎の一子供の私が解ることを 繰り返し繰り返し 選ばれた大人達は失敗しているのだろうか? 何故正しい事を後回しにして 無知蒙昧としか思えない事を選ぶのだろうか? プロのはずの政治家が? 知恵も知識も豊富なはずの大人が? 理解できないまま2年ほどで政治への興味は失せ、 私の一人空回りは終わったのだった。 その後20年ほど経って、 子供を産んだ後でまた政治を理解しようと思った時期がある。 毎日子供の世話をしながら 国会中継を端から端まで見ていた。 見ていて意味が解らないのは 自分の知識不足からだろうと思って ニュースもドキュメントも出来る限り見ていた。 これも2年くらいで収束した。 結局、 欲や見栄やに目がくらんだ人が 自分を守るために行動するため 他人の私に理解出来る訳はなく、 つまりその程度の事であって 私が思うほど大人は大人ではなかった と言う結論に達して諦めたのだった。 こうして中学生の頃の疑問は 三十代で終止符を付けて 私は政治にも大人にも世界にも希望を失った。 人間だもの。 に行き付くまで、 その後が長かったが、 自分を守ることしか頭にない人達が動かしている国なので この混乱低迷振りは手を付けられない。 つまり、国民が選んだ国会議員であり、 国が守っている大企業なので、 つまる所は国民に跳ね返っているだけなのかもしれない。 だけど今の仕組みでは政治家の本性を見抜くのは とても難しいし、 見抜いた所で選ぶ方も 自分の利益だけのために動くかもしれない。 やはり自分に跳ね返るのだ。 今回のこの取り返しがつかない程の事態に陥っても 現実を見ようとしない人が多いので またしても私は希望が殺がれたのだった。 私は人間に大きな期待を持っているのだろうか。 人間だもの。 って上手い言い訳にしか聞こえない今の私は ひどく悲観的になっているからだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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