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カテゴリ:テレビ
昨日、ひかりTVのTBSチャンネルで
「新参者」一日で全部見せます放送をしていた。 原作の「新参者」東野圭吾著
ドラマ「新参者」DVD
このドラマは去年 途中から見て、 個性的で不思議な魅力に満ちていたので 1回目から見てみたいと思っていた。 それで見た。 見始めたら全部しっかり見たくなって あちこち途切れたりしつつも ほぼ全話と続編の「赤い指」を 録画して時間のできた時に見た。 人形町に引っ越して間もない女性が殺害され 新参者の刑事(加賀恭一郎)が捜査する。 事件に関わる町の人達や関係者の 絡み合った糸を解し癒しながら 刑事はじわりじわりと解決に向かう。 加賀は直接犯人とは関係ないような事に しっかり正面から立ち向かって 人の生き様を別の面から見せてくれて あたたか~~い気持ちになった。 サスペンスなのに人を癒すドラマなんて 初めて見たのだった。 こんな不思議なドラマは初めて見たのだった。 途中から見た分だけは知っていたけれど 全部通して見ると 心の大事なところに じんじん染み込んで来るのだった。 人間の弱いところを許し、 こっそり隠している優しさを引き出すから 見ているこちらも 豊かな心になった気になるのだった。 それに謎解きだらけだったので すごく楽しかった。 東野圭吾の原作が大ヒットしてのドラマ化だが 脚本や監督も良かったのだと思う。 みんないい演技だった。 どの俳優さんも 味わい深い演技で見ていて気持ち良かった。 全てが良い化学反応を起こした ドラマだったんだろうなぁと思った。 人を見る視線があたたかいなぁ。 「刑事と言うのは真相を解明すればいいと言うものでない。 事件に関わった人全ての心を救う」 いたら凄いよね、そんな刑事さん。 人間も世界も見る視点が違うので 見えるものも違うんだろうなぁ。 そしてこの原作が売れたと言う事は 現実の中で生きて行くために 目の前のことにしか興味がなくて 心の内側に入り込まれたくない人が多い反面、 心の大事なものを見つめる事が 本当はとても大事だと思っている人が 意外に多いのかもしれないと思った。 きっと東野圭吾の表し方や話の進め方が とてもあたたかいから 心の奥に仕舞ってある一番大事な所を 素直に認められるのかもしれない。 あれだよね、 強風で旅人の上着は脱がせられないけれど 太陽の熱でマントを脱がせた イソップ童話の「太陽と北風」的なものを感じて 人の心は恐怖や不安で脅しても本質は隠され、 思いやりとかあたたさかや安心によって ひょっこり気持ち良く出てくるのが 本人も周りの人も幸せなのだろうと思った。 このところ鬱がひどくて 「何もしたくない病」三昧していて ブログも書けなかったけれど 少し解してもらった気がする。 TBSさんと東野さん あたたかいお話しありがとう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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