|
テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本
●読んだ本●
「ホーン岬まで」森忠明著 くもん出版
作・森忠明 絵・藤川秀之 形態・短編集 対象・小学上級 シリーズ名・くもんの創作児童文学3 出版元・くもん出版 発行年月日・1990年11月30日 ISBN-87576-581-9 C8393 目次 ・ホーン岬まで ・だいぼさつとうげ ・タチカワ・ブルース ・ほこりをかぶった星 ・信州しなのの ・お客人 ・水にうかぶ雪 ・有明へ ・その胸 ■感想■ ホーン岬という耳慣れない地名と 挿絵の個性的な雰囲気に惹かれて借りた一冊。 森忠明少年が小学低学年~中学生までの 折々の話が載せられている。 子供から見た厳しい現実と状況が 一人称で素直な感情と言葉で書いてあり 淡々と流れる文章とは裏腹に 心にずっしりと残る思いがあった。 それは友情と交流と喪失の話。 昭和の文章はとても美しくて しっかりしている。 何か独特の世界に浸り 不思議なタイムトリップをしたような しっとりした秀逸な児童書だった。 ■森忠明 (ウィキペディアより) 森 忠明(もり ただあき、1948年5月11日 - )は、 日本の詩人、童話作家。東京都立川市出身、在住。 大東文化大学日本文学科中退。 弟子に園田英樹、長原啓子などがいる。 昭和40年(1965年)、「高3コース」4月号に投稿した詩が入選する(選者は寺山修司)。 昭和41年(1966年)、寺山修司に師事し、詩と脚本を学ぶ。 昭和42年(1967年)、天井桟敷文芸演出部に入部。 昭和43年(1968年)、大東文化大学中退。 昭和44年(1969年)、天井桟敷を離れ、フリーになる。 昭和48年(1973年)、73児童演劇脚本募集でNHK賞を受賞。 昭和52年(1977年)、『きみはサヨナラ族か』がNHK少年ドラマシリーズで放映される。 昭和62年(1987年)、『へびいちごをめしあがれ』で新美南吉児童文学賞受賞。 昭和63年(1988年)、『その日が来る』で赤い鳥文学賞受賞。 平成3年(1991年)、『ホーン岬まで』で野間児童文芸賞受賞。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 2, 2011 03:27:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|