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テーマ:読書メモ(89)
カテゴリ:本
「百番目の男」ジャック・カーリィ
三角和代=訳 文春文庫 2005/4/1 【中古】 百番目の男 文春文庫/ジャック・カーリイ(著者),三角和代(訳者) 【中古】afb ■あらすじ 連続放火殺人を解決、 異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。 誰にも触れられたくない暗い秘密だ。 だが連続斬首殺人が発生、事件解決のため、 カーゾンは過去と向き合わねばならない…。 死体に刻まれた奇怪な文字に 犯人が隠す歪んだ意図とは何か。 若き刑事の活躍をスピーディに描くサイコ・サスペンス。 ■感想 ジャック・カーリィのデビュー作。 20年以上、広告代理店で仕事を続け、 初めて書いた作品はボツになり、 次に書いたのが「百番目の男」。 「イン・ザ・ブラッド」でも思ったのだが、 状況や情景がありありと脳裏に浮かぶ 文章の分かりやすさと表現力が素晴らしくて、 映画を観ているような気になった。 そして始めからしっかり作られた人物と世界観がブレないので、 中に入り込みながらも傷深くなり過ぎず、 (今、私はとても過敏に反応してしまうので) 話をどんどん進む楽しさがある。 カーソンもハリーも大好きな人間で、 応援したくなる頑張りと 組織内のハードルと、 緻密にたぐり寄せる事実とで ナゾ解き大好き人間にはごちそうの一冊だった。 2017年11月21日頃読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 28, 2018 11:09:15 PM
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