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テーマ:読書メモ(89)
カテゴリ:本
「毒蛇の園」ジャック・カーリイ著
三角和代=翻訳 文藝春秋 2009/8/4 【中古】毒蛇の園 (文春文庫) ジャック カーリイ、 Kerley,Jack; 和代, 三角 ■あらすじ 惨殺された女性記者。酒場で殺された医師。 刑務所で毒殺された受刑者。 刑事カーソンの前に積み重なる死―それらをつなぐ壮大・緻密な犯罪計画とは? 緊迫のサイコ・サスペンスと精密な本格ミステリを融合させる 現在もっとも注目すべきミステリ作家カーリイの最新傑作。 ■感想 カーソン・ライダーの3作目。 カーソンも相棒のハリーも大好きで しっかりプロットを組み立ててあるのも大好きなのだけど、 本作は後半であちこち歪みが感じられてもったいなかった。 それにカーソンの恋人ダンベリーへの気持ちが 全く伝わらなかったし、 ダンベリーの対応もリアル感がなかった。 クレアとのやり取りは すごく情が伝わるのに。 ううん、なにかこう キンキャノン一族そのものが 消化し切れていない気がする。 必然性が繋がらないというか、 整合性が雑というか。 ルーカスは面白そうだったので、 もう少し書いて欲しかったなぁ。 カーソンがすぐに殺されなかった理由が分からない。 いたぶりたいから生かしておいたのかな? ちょっと「都合」が良すぎたかなぁ。 もうちょっとしっかり煮詰めて 書き直して欲しいなぁ。 「不安定会社」って何だろうか?って ずっと不思議だったので、 原作を読んだ方がいたら教えて下さい。 もう近くの図書館では ジャック・カーリイを借りてしまったので、 他館取り寄せしなくちゃいけない。 好みの作家さん発掘しなくちゃなぁ。 2018.08.04読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 11, 2018 09:45:02 AM
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