多分、来年には詳しい事を忘れてしまうので
記憶のあるうちに書いておこうと思いました。
くーたんは2004年の夏にうちに来たので
20歳ではなくて19歳でした。
19年も一緒に暮らして来たメス猫くーたんの事。
10月31日13:31追記しました。
すでに記憶が曖昧になってしまった。
11月1日(水)
息子へのラインを読み返したら
間違って記憶していたものがあって
また直しました。
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思えば先々週の木曜日(10月19日)あたりから
くーたんのオシッコの回数が増えて
あちこちペットシートを汚したけど、
一回の量がどんどん減って行った。
そして日曜日だったか、
ペットシートを外れて台所で少しするようになった。
ちょっとずつ居間でもするようになって
これはまた膀胱炎的なものかなと思った。
でも、私は現在足がないやら
一人でくーたんを抱えて出かけられないやらで、
ようやく火曜日(24日)に獣医さんに行った時には
クータンはよろよろと足元が危ない感じになっていた。
春にも膀胱炎で抗生物質を注射で元気になったので
同じような事だと思っていた。
病院では、
肛門に溜まった肛門腺液を搾り取ってもらい、
くーたんは大暴れした。
猫の長寿表彰の書類を
書いてもらえるか先生に聞いたら、
20歳と思っていたくーたんはまだ19歳だと分かった!
なんだくーたん、まだまだ頑張ろうねと声を掛けた。
10日間効果が続く抗生物質を注射してもらい、
採尿用の小さい注射器をもらって帰った来た。
オシッコの回数が減って1回の量が増え、
抗生物質の効果が出たと喜んでいた。
よろよろしてしっかり歩けないので
上から抱えて支えた。
25日・水曜日の午前中は
接骨院の治療でバタバタしていた。
午後にくーたんがおとなしいと思った。
だけどいつもよりご飯を沢山食べた。
いつもはチュールを半分しか食べられないし、
固形も5つぶくらいがせいぜい。
それが口元に皿を持って行くと
ばくばく食べた。
何かがおかしいのかな?普通じゃないな
と驚いたのだった。
こんな食べ方をしているくーたんを
初めて見たのだった。
そして夕方に、眠り続けるくーたんの瞳孔が
開きっぱなしになった事に娘が気付いた。
よろよろどころか全く歩けなくなっていて、
動こうとすると足が痙攣していた。
声が出せなくなっていて
少し動くのだけど頭が痙攣していた。
時々、舌が出しっぱなしになった。
オシッコはシートに垂れ流しだが
時々まとめてしっかり出ていた。
腎臓や膀胱は大丈夫そうだと思った。
それに身体がとても温かかった。
でも、夜になると意識不明になった。
息が浅く早くなっていた。
カッと目を見開いたままで、
深い緑色の瞳孔が白っぽくて反応が無かった。
目を閉じさせようとしても閉じなかった。
もうダメだと思って
くーたんが大好きな夫に抱いてもらった。
娘にも抱いてもらって、
3人で代わりばんこに抱っこしていた。
くーたんは抱っこが大好きだったから
意識が無くても喜ぶだろうと思った。
赤ちゃんだったくーたんを山奥から救出して
うちに連れて来たK子ちゃんに
状況説明のラインを送った。
小学生から一緒だった息子にもラインを送った。
夫も娘も泣いていた。
もう救急病院に連れて行く状況では無くなっていた。
治療で下手に苦しめるよりは
大好きな夫に抱っこしてもらう方が良いと思った。
みんなで覚悟をした。
私は自分の感情を把握するのが下手なので、
泣けなかったけれど胸が苦しくて苦しくて
両手でドンドン叩いた。
胸を叩くとゲップが出て少し楽になった。
動けず意識不明のくーたんは
それでも身体は温かくてオシッコをした。
くーたんの意地を見た気がした。
――2に続く――