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カテゴリ:ハワイ ハワイ
日本からハワイへ来たお客さんを案内するとき、この木を指差して、
「あれ、なんだか判りますか?」 ほとんどの人は 「あ、パイナップルでしょう。はじめて見た。」 「あ。パイナップルってあんな木になるんですね。」 と、ボクが期待していたとおりに答えてくれます。 でも、ほんとはパイナップルじゃないんですよね。 ハラ hala といいます。 比較的低地のいたるところに生えています。 パイナップルに見えるのはこの木の種が集まったもの。 ちょうど松ぼっくりのようなものですね。 パイナップルの網目の一個一個みたいに見えるところが硬い木質の殻で覆われた種で、 これを研磨して糸を通し、レイを作ったりします。 葉っぱは幅が7~8センチくらいの、剣状になり、縁はのこぎりの歯のようになっています。 木の葉の枯れたものを集めて蒸気でやわらかくして縁ののこぎりを取り去り、 2~3センチ程度の帯状に切って、これを編み、いろいろなものを作ります。 ちょうど日本のござのようなマット、帽子、バッグなどなど。 ハワイのお年よりはこれでスリッパも作ります。 ちなみに、ハワイ語で葉っぱのことをラウ lau といいます。 ハラの葉はラウハラ。 これで作ったバッグはラウハラ・バッグ。 スリッパはラウハラ・スリッパ。 ハワイ島、コナに行くと、キムラさんと言う日系人が親子3代でラウハラ・バッグを作っています。 ヒロにはスガワラさんという日系人のおばあちゃんがいて、ラウハラ・バッグなどを作っています。 写真に写っているおばあちゃんはスガワラさんの友だちで、毎日お店で花札をしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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