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2013年8月31日。洞爺湖でSWIM3.8km BIKE180km RUN42kmのアイアンマンジャパン 洞爺湖トライアスロンが開催されました。 結果は13時間53分53秒でなんとか完走。 ロングディスタンスは簡単ではありませんが、しっかりと準備を行えば決して不可能ではないと思います。 これから挑戦する人へ、また自分の備忘録として書き綴っていきます。 <参加した経緯> 元々マラソンを趣味でやっており 、通勤のためロードバイクを購入。あと泳げればトライアスロンができることに気づき、スポーツクラブで全く泳げないところから水泳を習い始める。半年後オリンピックディスタンス(SWIM1.5km BIKE40km RUN10km)完走。 翌年地元の北海道でアイアンマンジャパン北海道が初開催されることを知る。参加資格はオリンピックディスタンス以上の距離の完走履歴があること。偶然にも参加資格を得ていたので無謀と思いつつも勢いで申し込みを行ってしまったのがきっかけです。 <レース結果> SWIM 1:28:45 SWIMは1番苦手としている上に当日朝のバイクトラブル(後述します)も重なり、事前練習ができずにスタートする事に。 湖の深さに体が恐怖心を感じたようで、最初息継ぎが上手くできずにパニックになっていました。 頭では冷静を装っても体の動きがバラバラになっていたんですね。 仰向けで浮き、深呼吸をすると、隣で同じように溺れている人が。。。客観的に見ることで落ち着きを取り戻す事ができました。 オープンウォーターでの練習は必須です。 道中は周りとの接触を避けることに気を使いました。途中乗っかられた時には焦りましたがなんとかやり過ごすことが出来ました。 年齢の若い順にグループ分けが行われるため、バトルを抜け出したと思っても次のグループの早い人がまたすぐにやってきます。 洞爺湖は水が綺麗で視界も良く、当日の水温が21.5℃。泳ぎやすいコンディションだったと思います。 私はピンクキャップのグループ2のスタートだったのですが後続にどんどん抜かれ、2.3km地点での写真は他のキャップの色の人ばかりです。。。 BIKE 7:08:56 本番1時間前、ボトルに給水用のドリンクをいれたついでに後輪を触ってみると何とパンクが判明。 幸いにもメカニックが整備のため常駐していたので直してもらうことができた。 どうやらタイヤにワイヤーが刺さっていたらしい。 普段は自分でメンテナンスをしているのですが、プロのノウハウや手際の良さには脱帽しました。整備の甘い部分も指摘されてしまう顛末。 前日にテントブースで有償セッティングをやっています。本番で悔しい思いをしないために受けておくのが良いと思いました。 コースは洞爺湖から羊蹄山の麓をぐるっと回り、戻って来るコースです。洞爺湖周りはフラットなコースですが、中盤はアップダウンが激しい。プロのセッティングでもトライアスロン用バイクではなく、ヒルクライム仕様のロードバイクを使うくらいです。 http://kestrelbikes.blog.fc2.com/blog-entry-101.html 今回は豪雨に巻き込まれて、下りでスピードを出した時に当たる雨が痛いのと、コーナーでのスリップに神経を使い、濡れた体が体温を奪い、寒さとの戦いでした。 途中スペシャルニーズといって、自分で用意した補給食を取ることができます。自分はエナジードリンクと草大福を入れました。 補給はそれなりにやっていたつもりだったが、後述するRUNのトラブルを考えると自分が思っているより補給は多めにしておくのが良いと思った。 RUN 4:47:45 マラソン歴は長く、毎年サロマ湖100kmマラソンを完走しているので自信を持っていたが打ち砕かれることになった。 疲労感はあったが、足は疲れていなかったので段々ペースを上げようとしていると空腹感と頭がクラクラしてめまいが現れ始めた。慌ててペースを落とし、補給を多めに取りしばらくすると治まったので、ハンガーノックの初期症状だったと思う。 折り返しを過ぎると湖越しにゴールが見える。空へ向かってスポットライトが光っているのだ。テンションが上ったもののペースは上がらず5時間近くかかってしまうこととなった。 ゴール前はDJとハイタッチが出迎えてくれました。この辺が国際大会のテンションですね。 <練習について> SWIMは元々泳げなかったので、得意な奥さんに教えてもらおうとしたが、「なぜ浮かないの?」と言われてしまう。泳ぎが上手なのと、泳ぎを教えるのが上手なのは違うと認識し、スポーツクラブのレッスンを週1ペースで受けていた。 あと慣れるために週3ペース位でスポーツクラブのプールに通っていました。 1.5km泳げるようになるまで約半年。それから1年かけて力を抜いて長距離を泳げるようになりました。 BIKEは片道16kmの自転車通勤を週に1,2回。週末時間が取れる時に100km位の距離を乗るようにしました。SWIMに時間を割いたため、練習量は正直言って少ないです。 しかし、札幌琴似のセントラルウェルネスクラブに何度か通い、wattbikeというエアロバイクでペダリングの練習をしたのは効果があったと思います。どのように漕ぐと理想的なペダリングになるのか可視化できるのがいいですね。 http://wattbike.com/jp/wattbike/performance_computer RUNの練習はSWIMの後に時間が取れれば1時間程度走ったり、週末にLSD(ゆっくりペースで長時間走る)が中心です。2013年は洞爺湖マラソン(42.195km)とサロマ湖100kmマラソンを完走しました。 <使用バイクについて> 私のバイクは周りの高級バイクに囲まれてセッティングするのが気負ってしまう程の必要最低限の装備だと思います。 そんなにお金を掛けられないので、大事なのはそれを動かす人間の力量だと自分に言い聞かせています(笑) この程度の装備でもアイアンマンは完走可能という目安にしてください。 私のバイクはルイガノの2010年製のcenというモデル。アルミフレームでコンポーネントがsimanoのsora。 型落ちモデルで¥75,000で購入しました。 ロングディスタンスに挑戦するにあたり、下記の改造をしました。 コンポーネント:simano105 先輩から使わなくなった旧モデルをいただきました。 ホイール:Mavic Ksyrium Equipe これもいただきものです。 タイヤ:ミシュランPRO4 ¥\6,568 wiggleで購入 サドル:fiziik tri Arione ¥15,000 先輩とロングライドの練習を行った時にお尻の痛みがひどかったので購入。インナーパンツ+トライショーツでクッション製を高めたのですが、長距離乗ると結局痛い。 <その他> SWIMスタートの時にバトルを避けるため端っこで待機しているとNHKの取材を受けた。 BIKEで1番坂がきついところで田中律子さんが応援してくれた フラノデリスが提供してくれたプリンがアイアンマン仕様だった。 <最後に> 2年前全く泳げなかった自分がロングディスタンスのトライアスロンを完走することになるとは夢にも思わなかった。いろいろな巡り合わせと幸運が重なった結果だと思う。 全く泳げなかった私に水泳を教えてくれたAコーチ。ありがとうございました。 通勤ライダーだった私にいろいろなパーツを分けていただいたり、ロングライドの練習を計画してくれたN先輩。ありがとうございました。 高タンパク低カロリーの食事でサポートしてくれた奥さんに感謝。おかげで体脂肪8%で大会に望むことが出来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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