信頼できる子どもの歯医者を知りませんか? その1
チャンクの歯科検診に行って来た。日本語学校(今の所唯一通わせている学校)でも同じ年の子より体のでかいチャンクは、その他の成長も早い様で、下の前歯(乳歯)の後ろから、永久歯が二本生えて来てしまっていた。結局その2、3週間後には乳歯の前歯二本が抜けて(抜いて? 笑)、何事もなくちょっと大きめの永久歯がその隙間を埋めているのだが、この際だから、歯医者に検診に連れて行こうという事になった。ペディオトリック・デンティスト、日本語だと小児歯科っていうのかな、を電話帳で探し、そのうちの近所にある一つに行ってきた。待合室の中に子どもが8人ほど入れるような小さな丸太小屋があって、その中にテレビも付いている。待合室の壁にも木やら蝶やら鳥やら描いてあって、何もかも子ども仕様でこ洒落てる。 笑アシスタントの女性がチャンクを呼びに来て、まずはレントゲン。その後、いろんな色、形のサングラスから自分の好きなものを一つとると、チャンクはそれをつけて診察台に横になった。歯ブラシの仕方を指導されて、ピンクの液(なんて言うんだっけ?)で磨き残しをチェック。この時点で私の眉間がピクりと動いたが、綿棒を使って少ない量を塗り付けていたのでまぁよしとした。 笑終わり際になって、彼女は何かの缶をシャカシャカ振り、泡状の何かをトレイの上に絞り出すと、「さあ、フッ素を塗って、それで終わりよ。」・・・・・眉の辺りが再びピクり。。こればっかりは黙っていられない。 笑「うちはフッ素の効能について疑問を持っていますし、副作用も気になります。歯に塗る場合は、体内に入れるものよりも濃度が濃いし、5才児の息子には口の中に残留したフッ素を飲み込んでしまう可能性がとても高いので、塗らないでください。」とお願いすると、それまでスーパーナイスだった彼女の笑顔に陰りが、、、 苦笑「オーケー。」と言って、バキュームでそれを吸うと、徐にムッとした顔をして、「以上です。」と言っていなくなってしまった。のんきも私も目が点、っというよりも私はどっちかと言うとキレそうだった。この時点で、90%この歯医者に戻ってこない事が私の中では決定したんだけど、でも、彼女はただのアシスタント。嫌だったら変えてもらえば良い事で、とりあえずドクターの話を聞いてみた。そのドクター(女性)と話をすると、虫歯とまではいかないが、気になる窪みが奥歯に5ヶ所。あいたたっ。上前歯の間に1ヶ所。でもこの歯はすぐ抜けるだろうから、今の状態を保てれば処置はしなくてもよし。他にも少々気になる所はあるが、すぐに処置した方が良いのは以上の5ヶ所。なかなか感じの良いドクターで、もうすぐ抜けちゃう歯に時間と金はかけないという主義も好感が持てる。「フッ素についてのあなたの心配はごもっともです。そういう風に心配される親御さんは他にもいますから、どうしたいのかをアシスタントに伝えてくださいね。」と来た。あら、、、良いじゃない。 笑その後、治療の手順について説明された。「今日のチャンクはとっても良い子でした。子どもの中には歯医者というだけでパニックになったり泣き喚いて暴れたりするこもいます。そういう子でも効率よく治療をするために、子どもに亜酸化窒素(Nitrous Oxide)を吸わせます。要は笑気ガス(laughing gas)を吸わせて恐怖を取り除くのです。」え?今チャンクは良い子だったって言ったじゃない。それでもその何とかガスを使うんかい?ちなみにそのガス何?歯医者がそんな事するなんて初めて聞いたよ。そして私、本日3回目のピクり。 爆「そのガスに付いてよく知らないので調べさせてください。こっちから了解の返事をするまではそれを使って欲しくないので、見積もりの中にも入れないでください。」とお願いすると、これ見よがしにため息を吐いたドクターは、「オッケー。何が問題なのか解らないけど、これがパンフレット。最新の技術です。100%安全なものですよ。」とパンフレットをくれた。もらった見積もり兼請求書には、やってもいないフッ素塗布が請求され、怪しげガスの見積もりもしっかり入っていた。 笑後日、治療の予約を取った時に、「あのガスは使用しない方向で、、、」とお願いすると、8分ほど電話で待たされた挙げ句にあのドクターが出て、「I don't understand your problem. Why? 」(何が問題なのか理解できないわ。なんで?)と訊ねられたので、安全かどうかも大切な問題だけれども、それ以前に(自分の子どもの性格を考えても)必要性を感じないと説明すると、「If I can't use the gas, you should find somebody elseto treat your child teeth.」(もしガスを使えないのなら、誰か他のドクターに治療してもらって。)っと少々ご立腹の様子。私も彼女を怒らせるのが目的では決してないので、「解りました。どうもありがとうございました。」と言って、電話を切ろうとすると、「Ooooooor, I can try to treat one by one.」(それかぁ、、 一回で全部治療しないで一本ずつやってみるとか、、)そのオプション、他の歯医者を探して、と啖呵を切る前に聞きたかったな。 笑歯医者さんって、これからの付き合いも長いし、子どもの事だけに、いろいろ相談にものって欲しい。子どもの口の中を治療する先生なんだから、この時点で信頼できないと私が思った以上、この先生には診てもらえない。私って変わってるかな?(っとちょっと不安になってみる 苦笑)ガスにしてみたって、私だって何がなんでも使ってくれるなって考えている訳ではない。使えば歯医者さんは治療が楽になるのも理解できるし、パニックになったり、泣き喚いてしまう子どもにはとっても有効だと思う。ただフッ素にしてもそうだけれども、それを使うか使わないかの決定権は、親に残しておいて欲しいという事だ。移民の国アメリカでプロとして商売している以上、自分と違う国、文化、宗教、信条を持つものを尊重する事は、金を儲ける事(ビジネス)として考えても最も大切だと考えないんだろうか?それともすぐそっちに結び付けると突っ込まれるかもしれないが、 笑ここがアメリカ万歳!、共和党万歳!、ブッシュ万歳!の南部だからなんだろうか、、、話を濁して電話を切ると、私は今度はインターネットで近所の小児歯科を探しはじめた。続く We call it “laughing gas” or “funny air.” This is used to reduce fear/anxiety, improve patient cooperation,improve tolerance for longer appointments.“Funny Air” is a combination of Nitrous Oxide and Oxygen which isbreathed by the child with the aid of a nose piece. Your child can talk and is aware of sounds and sights around them.Some children may take a nap because they are relaxed. Some may have tingling fingers, toes or lips, or feel like they are on a space ride or a merry-go-round or just feel heavy.This is not anesthesia and is not used to “put” your child to sleep.Usually a child is clear of its effect after 3-5 minutes of breathing oxygen. 要約『笑気ガス』と言われるもので、恐怖感や緊張をほぐし、長時間の治療に耐え、患者(この場合子ども)を大人しく協力させる為に使われる。『笑いガス(エアー)』は亜酸化窒素と酸素を混ぜたもので、鼻の下につけた部品(ノーズ・ピース)から吸引される。ガスを吸引しても、周りの音や景色を意識でき、話す事ができる。子どもの中には緊張が緩和された為寝てしまう子もいる。手足の先や、唇にピリピリした感覚を覚える子もいる。宇宙空間にいるような感じや、メリーゴーラウンドに乗っている様に感じる子もいれば、重く(体が?)感じる子もいる。これは子どもを眠らせる為に使われるものではなく、通常はその後子どもに3から5分酸素を吸わせる事で効果がなくなる。パンフレットより