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碁盤を囲んで

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February 5, 2008
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:碁の本

松風.JPG

いわゆる「中の詰め物」が豊富で、他に類を見ない詰碁本。

急所が判りにくい碁盤中央で、裸のヨミの力を試される。

自陣での白兵戦で、確実にトドメをさせるように、ヨミを鍛えたい...

そんな模様派には格好の腕試しになるだろう。

もちろん、裏を返せばシノギ派も注目したい一冊だ。

『松風』(松浦吉洋)関西棋院1995

 

故 松浦九段は大正15年生まれで、久保松勝喜代門下。

久保松先生は研究会では必ず「詰め物」を出されていたというから、

最後の弟子という松浦九段も、その影響を受けたのかもしれない。

久保松先生を最初の師匠とした橋本宇太郎先生も、前田陳爾先生も、

そろって有名な詰碁作家であるところが、さらにうれしい。

 

本書の出題ページの欄外には、

囲碁ライター橋本篤慶氏による「日本囲碁小史」が添えられており、

ちょっとしたトリビアも楽しめる。






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Last updated  February 6, 2008 12:12:41 AM
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