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碁盤を囲んで

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February 25, 2008
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:カテゴリ未分類

 

緒戦  準決勝戦 

 

決勝戦の相手は、5年位前に知り合った方だった。

はじめ2子くらいで教えていただき、

ここ2, 3年は、私と同じような棋力曲線を描いてきた方で、

石の踊らない、細かいヨセの碁に強い方である。

たしか3年前にも決勝戦であたり、私が幸いしたと記憶している。

私は白番で、なんとかコミにかけたいと思いながら打っていた。

100手を過ぎて、このままヨセに入るなと思っていたところ、

思いも寄らぬ、しかし筋にハマったオキが飛んできたのだった。

如月3-1.png

やむなく黒をワタらせて白6とオサエたところで愕然とした。

部分的に眼がない白は、8とキリを入れてマギレを求めるしかない。

如月3-2.png

黒はなおも11とオキの第二弾である。

如月3-3.png

白は18とノビを決めて攻め合いの様相に...。

如月3-4.png

時計は双方5分を切っていた、もちろん切れ負けである。

如月3-5.png

白34と鼻ヅケまでバタバタと進む。

手数を数える余裕がなく、勘で打っているのだ。

如月3-6.png

止めるには止めたが手数が判らない(苦笑)。

如月3-7.png

大会の決勝戦、しかも時間がない、おそらくはこの日ピークの緊張が襲ったのか、

黒はとんでもない手を打つことになる。

切り離された黒5子を生きるために、黒M-2をキキにするべく黒55と出たのだ。

そして白56で黒13子がアタリになったのに気づかないまま黒57と打ってしまった。

如月3-8.png

黒のオキから延々と来た道で57手目に放心の一着、

私は「すいませんね」といいながら、13個の黒石を取り上げにかかった。

如月3-9.png

こうして長い長い一日が終わった。






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Last updated  February 25, 2008 06:38:46 PM
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