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碁盤を囲んで

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March 19, 2008
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:詰碁

 

神保町のアカシヤ書店に入ると、

先ごろ解散した山海堂書籍の半額セールをやっていた。

出ていたのは同社の古典詰碁の5タイトルで、

数年前に出た簡易装丁版の新本が3、4冊ずつ並んでいた。

私は20年以上前、碁を始めたころに、『碁経衆妙』などを購入していたが、

当時はクロス装丁の箱入りだった。

 

出雲屋さんの詰碁ベストテンにも挙げられていた『死活妙機』が目に留まり、

超難解とは聞いていたものの、つい手にとってしまった。

この本は、かなり後になってからシリーズに加わったので、

私は買いそびれていたのだ。

先日書いたとおり、難しすぎて、今の私には猫に小判なのだが、

今後手に入りにくくなる本だ。

168題載っていて、1題10円以下だし、

4年後の自分のために、という言い訳をして(笑)...

DSC01086.JPG

 

それから少し歩き、九段坂にさしかかると、

卒業式を終えたばかりと思われる学生が武道館から溢れてきた。

千鳥ヶ淵の桜の蕾はまだ硬そうで、白いものも見えていなかった。

坂を上り、棋院に着くと、

ロビーには棋聖戦最終局の盤面が映されていた。

白の山下棋聖が中央から大きくかぶせた場面、 

黒石を数えると12個、まだ24手しか進んでいない。

腰掛けてしばらく見ていると、黒がかぶせてきた白石にツケを放った。

白の応手を待ちながら、先ほどの『死活妙機』を開いた。

第1問はノータイムで解けた。

実は今朝、「方円の迷宮」で解いたばかりの問題だったのだ。






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Last updated  March 19, 2008 05:07:29 PM
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