テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:詰碁
神保町のアカシヤ書店に入ると、 先ごろ解散した山海堂書籍の半額セールをやっていた。 出ていたのは同社の古典詰碁の5タイトルで、 数年前に出た簡易装丁版の新本が3、4冊ずつ並んでいた。 私は20年以上前、碁を始めたころに、『碁経衆妙』などを購入していたが、 当時はクロス装丁の箱入りだった。
出雲屋さんの詰碁ベストテンにも挙げられていた『死活妙機』が目に留まり、 超難解とは聞いていたものの、つい手にとってしまった。 この本は、かなり後になってからシリーズに加わったので、 私は買いそびれていたのだ。 先日書いたとおり、難しすぎて、今の私には猫に小判なのだが、 今後手に入りにくくなる本だ。 168題載っていて、1題10円以下だし、 4年後の自分のために、という言い訳をして(笑)...
それから少し歩き、九段坂にさしかかると、 卒業式を終えたばかりと思われる学生が武道館から溢れてきた。 千鳥ヶ淵の桜の蕾はまだ硬そうで、白いものも見えていなかった。 坂を上り、棋院に着くと、 ロビーには棋聖戦最終局の盤面が映されていた。 白の山下棋聖が中央から大きくかぶせた場面、 黒石を数えると12個、まだ24手しか進んでいない。 腰掛けてしばらく見ていると、黒がかぶせてきた白石にツケを放った。 白の応手を待ちながら、先ほどの『死活妙機』を開いた。 第1問はノータイムで解けた。 実は今朝、「方円の迷宮」で解いたばかりの問題だったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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