カテゴリ:GO!ヘキサ十番碁
乱戦は望むところと言いつつ、黒1のツケで白は包囲されてしまい、消極的な気持ちになった。 白4の石を捨て石に生きを図るが、またしても効率の悪い狭い所帯だ。 後手を引いた上に、黒1、3と、またもや外勢を与えてしまう悪い流れである。 黒は悠々と未決の右下に先着し、隅の地を稼いだ。 上方の黒と関連して、右辺も勢力圏、いやもはや地模様になったのが大きい。 やむなく、白は下辺方面に展開するが、またしても後手を引いた。 白2の受けで、ハサんでみることも浮かんだが、すると黒に左辺に展開されて、上方の白にさわりそう。 そこで、左下隅2と、右方4と両方を打つことにした。 しかし、黒5とトバれてみると、中央の白がそろそろ危なくなってきたので、 生きる前に上辺を2目にして捨て、左右からキメた。ここで、中央に一手入れている余裕があるのか? このあたりでは、地合を計算してみたくなる。 黒地・・・右上11、右下8、上辺左方13で、32目が確定地。 これに、右辺が13~25目位が加わりそう(中間の18目くらいと見積もるか)。 また、中央には完全に生きていない白へのキキがあるので、黒地がつく可能性が高い。 というわけで、黒地は50目プラス中央、あるいは左辺ということになろうか? 白地・・・上辺8、左上7、下辺10、左下9、中央3(としないと生きないからね)で、37目が確定地。 中央の白が弱いうちは左辺は白地にはなりにくいだろう。せいぜい増えても5から10目か? しかしその場合、中央の黒地も増えることになるだろう。 というわけで、黒に10目以上はリードされていると考えた方がいい。 コミなしの白としては絶望的な状況だ。 このまま平凡にヨセ合って、何事もないと負けは必至である。 もっともインパクトのある事件は何か? 1.白S5のキキや、R11の白石を手がかりに、右辺の黒の地模様の中で生きて、白地にしてしまう。 2.下辺の黒を攻めて、左辺を大きな白地にしてしまう。 1も2も、「そんなことありえねー」と言われそうだが、 それくらいのことをしないと、勝負形にならないのだよ、諸君。 さて、どこから手をつけましょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 5, 2009 03:56:45 PM
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