テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:GO!ヘキサ十番碁
まず、右上にキリを入れて様子を訊く。 これは右辺を策動するときのための準備だ。 つまり右辺R11の一子からS11とサガったとき、次のS12のキリを先手にできるのだ。 そして、白3と怪しい位置に消しを放つ。黒に、「取りに来ますか?」と問うているのだ。 黒が、R6とか、R10などと妥協してくれれば、キカシと見て、左辺に向かうつもりだった。 黒は1から3と全部飲み込みにきた。そこで、白4と誘いをかける。 黒にQ8と切らせて白R8にキキを作るのがねらいだ。 黒は5とピンツギだが、ダメヅマリ具合が白にシノギの足しになりそうな気配である。 ここまで準備をしておいて、頼みの綱の右下のキキを行使してみると、 すでに、左方への連絡と、右辺での生きが見合いになっているようだが・・・。 右辺で白が生きてしまえば出入り20目以上だろうから、大戦果と喜びたいところだが、 後手をひいては黒に左辺に回られる。ここは生きプラスアルファが欲しい局勢だ。 欲深く、先手生きを求めて、手順を考えた。 黒が1にキってくれたので、ありがたく4と抜き、 黒5の遮断に、念願の白6サガリが打てた。16手ほど前に打った白S15のキリが働きそうな気配だ。 黒7とハネダしてくれたので、白8、10がペタペタと決まって生き(?)。 白12の先手キリも打てて、14とツイだ。これは後手4目ではない、黒の眼を奪っているのだ。 生きプラスアルファのアルファとは、この黒を攻めることである。勇躍白16とハネダしていく。
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Last updated
January 5, 2009 04:51:32 PM
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