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碁盤を囲んで

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November 1, 2012
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:囲碁大会
碁は多面的で、ゲーム、勝負、文化他、様々な見方がある。
その捉え方は、心構えに繋がり、おのずと、
対局に相応しい服装というものに、思い至る。


昭和の時代に、七番勝負で見られた羽織袴は、
人間同士が戦う厳しさと、礼節が、絶妙のバランスを保ち、
それが、美しさにつながっていた。


昨今、国際的な対局の場では、趣は異なる。
それぞれの国の人々には、
慣習、宗教的な意味も内包した正装というものがあり、
特にペア碁で、かなり自由な色使いの服装も見られる。


数年来、子供囲碁大会では、
囲碁道場別のユニフォームが流行りだ。
「紫」、「黄」、「青」、「水」、「黒」、「緑」を見たことがある。

ここに来て、ネット上ながら、「赤」を見かけた。
マンセルなら色相5Rで、明度は7.0くらいで、トーンは v(vivid)。
「ついに来てしまったか」、と思った。
この色には、相手への配慮というものがないな、
と、私は感じた。


さて、近々開催される東邦祭囲碁フェスタ2012では、
子供団体戦の参加者に、「暖色系」の服装を推奨している。
これは、東邦祭全体のテーマ、
「暖色系ワンダーランド」に連動するもの。

子供や父母が、どのような気持ちで、服装を選ぶのか?
暖色系という言葉は、
光の波長帯域で数値化し、定義することも可能だが、
多分に、感性に即した響きをもっている。
「相手を慮る」ということを、忘れないでほしい、
そう祈るばかりだ。

相手がどう感じるか、立場を変えて考えられるか、
興味を持って、当日を待つ。





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Last updated  November 1, 2012 12:48:54 PM
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