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2006.07.28
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カテゴリ:平穏
比較的ゆっくり落ち着いて日中を過ごす事ができた。

相変わらず断眠が酷かったが、何とか16時まで眠り

そしてシャワーを浴びた。髪が少し長めなので、

シャンプー、コンディショナーを終えると、くたくたになる。

必死になってからだの隅々まで洗い、最後に何かの儀式

みたいに、冷水を浴びる。暑い日はこの冷水が気持ち良い。






その後はミルクティーを淹れて、ゆっくり飲みながら

ゆったり一服する。ぼんやりと何も考えない時間が自分にとって

一番楽な時間だと感じる。そして何時もの様に読書に耽る。

日中読んでいるのは、乃南○サの『涙(上)』である。

そして過食しながら呼んでいるのは、桐野●生の『ダーク(上)』

である。どちらも人間心理の機微まで描かれていて、読み応えがある。

少しでもその時間を楽しみたいため、のんびりと読んでいる。






何時も述べているように、この様な時間の過ごし方であると

『過食衝動』は襲ってこない。それよりも

ミネラルウォーターを沢山飲んだり、氷を食べる事に必死である。

しかし夜になると、日中から何も食べていない為、




『食べたい!食べたい!食べたい!』




と言う気持ちが抑えられなくなる。その想いが

『過食衝動』の起爆剤となる。

一度この衝動に襲われたら、私には逃げ道が無い。

その衝動の赴くままに流される。どんなに苦しくても辛くても。




惰性で始める過食嘔吐の虚しさ。




いかんともし難い想い、悔しさが溢れる。






今日、いつもの様に遠回りをしてスーパーへ向かった。

日中から抜けるように、飽くまでも蒼い蒼い空が輝いた日は、

夕陽の輝きも刺す様である。一応日焼け対策をして

スーパーへ向かう。通り道、田んぼが広がっていて、何処までも

青々とした緑の苗が広がっている。絨毯のようである。

そしてふと見下ろすとある植物にトンボが止まっていた。

今年初めて見るトンボである。




細い躰に透明な羽根。それが夕陽に

透けて見えた。





じっと止まっていたので、そっと捕まえて見ようと思ったが、

既の所でふわっと飛び上がり、別の植物の茎へ移った。

この透明な羽根をつけて、自分もあの夕映えの向こうまで

飛んで行ってしまいたいと思った。

愛らしいトンボは綺麗であった。






これから始まる過食嘔吐に酷い嫌悪感を抱いている。

『恐い・苦しい・哀しい・心細い』

と言った感情が見事に露になり、虚無感を覚えながら

只管食べる。味なんて関係なくて、胃の限界が来ればそれで良い。

上手くはける食べ方だけを考えて、全てすっきり吐き終わったら、

私の闘いは一旦終わる。しかし2度目が控えている事を思うと




本当にうんざりする。




偶には過食嘔吐に感情を左右されない日を送ってみたい。

私の生活の中心は正しく『摂食障害』である。

朝・昼・夜と普通の人の6分の1でも良いから食事を食べて

何とか回避できないものであろうか・・・。






しかしそんな時、カウンセラーの言葉を思い出す。




「症状が良くなっても、過食嘔吐が

ゼロになっても、それが急なものであれば

直ぐに戻ってしまうんだよ。

だから日々の積み重ね、長い目で見て

少しずつ変わっていければ

それでいいんだよ」





と言うものである。






急に階段を駆け上っても、直ぐに滑り落ちてしまう。

だから急な展開を期待するのではなく、長いスパンでこの病気を

見つめ、付き合っていく事が大切なのであろう。






勿論、苦しい。けれども生きて過ごしているだけでも

感謝すべき事である。

この感謝の念を忘れず、やっていきたいと思う。





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Last updated  2006.07.28 21:52:22
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