凍えたココロ

眠る前のお薬が変わった事で、今朝は眠りに関して

憂慮があった。案外寝つきはよく、スーッと眠りに

堕ちていった。しかし、工事が始まってからが問題であった。

少しした騒音で断眠する。そして地響きの様な酷い騒音では

何かに叩き起こされたかのように目覚める。

殆ど３０分置きに断眠した時もあった。けれどもお薬は

効いている様で、何とか１６時半位までは眠る事ができた。






目覚めて直ぐ、昨日処方されたエビリファイを服用した。

そしてシャワーを浴びていたのであるが、心悸亢進を感じた。

胸がざわざわして落ち着かないのである。軽く過呼吸の

前兆みたいなものを感じたが、余り影響は無く身体全体を

綺麗に洗い、水を浴びて出た。






今までの日中薬の中には、心を落ち着かせ抑制させるものが

入っていたので、心地良い眠気に身を委ねる事ができていた。

今回は多少の眠気はあるものの、リラックスできる感じではない。

それもこれも、心悸亢進の所為があるのかも知れない。

しかし、お茶を飲みながら氷を齧っていると、徐々に落ち着いてきた。

唯、胃薬とビタミン剤(ビオフェルミン入り)と共に便秘防止の

パンテシンというパントテン酸の錠剤を服用した事が

地獄の始まりであった。これは効き過ぎると、ずっとお腹が下って

しまうのである。それに陥った。だからスーパーマーケットに

過食食材を買いに行った時から、お腹は下り始め顔は青褪めていた。

店はクーラーがガンガンに効いていて寒いので、

いつも長袖の服を着て、ジーンズである。もう半ば呆然と

下腹部の鈍い痛みを感じながら、半額惣菜をカゴに入れた。

今日は何故か久し振りに胡瓜を食べたいと

思ったので少々値は張ったが購入する事にした。

大好きなもろみにつけて食そうと思う。ゆず味噌でも良いかも

知れない。






けれども、『全てが過食嘔吐前提』と言う事が

虚しい。

けれども過食嘔吐に走らせるのは『哀しい』気持ちである。

また、心細い・寂しい・苦しいという

思いがあることも否めない。






１４歳から『過食嘔吐』と言う症状が

始まって、最早１１年が経つ。その間、心の中はぐちゃぐちゃで、

何が何なのか分からなかった。目の前にある、『過食嘔吐』

と言う症状だけに心を捉われて、他の事について考えられなかった。

しかし、主治医との診察やカウンセラーとのカウンセリングを

続ける内に、心の奥底に眠っていた様々で多種多様な感情が

溢れ出てきている事を感じた。子どもの頃虐待を受けた事、

父からの酷い仕打ち・差別。大人からの罵詈雑言。

「哀しい・心細い」とは決して口に出せなかった。

独り、姉として長子として耐えねばならない事の方が多かった。

そうして感情を押し殺して来た為に、爆発したのが今のこの

病気なのであろう。

長い時間をかけて溜まり続けた苦しみ。それらの感情を

昇華させ、消化するのには長い時間が掛かるであろう。

時には挫ける時もある。逃げ出したい時も、逃避したい時も。

でも立ち向かいたい。時に酷い鬱を交わしながら、

柔らかく、包み込み抱き締めるように、辛かった日々を

温かく昇華させたい。






今、ボクシングの亀田興○の試合が終わり、彼が勝利を

勝ち取った。日頃の態度やパフォーマンスにはあまり

好ましさを感じないが、リングの上で全力を振り絞り

闘う姿は物凄く格好良い。そして相手の選手も･･･。

正直この試合は『ベビー』が勝つと思っていた。

１ｓｔにダウンを取ったからである。しかし両者最終ラウンドまで

物凄く頑張っていて、その姿に涙が止まらない。






人が一生懸命頑張っている姿は、とても魅力的である。

自分はまだまだである。出来る範囲で頑張らねばならない。

音を上げず、私の中にある僅かな可能性を信じたい。