凍えたココロ

嬉しい事があった。




今日で騒音の酷い工事が終わったのである！




まだアスファルトは剥がされたままなので、その工事は

また後日するのであろうが、当分はあの騒音に

悩まされなくて済むのである。ホッと胸を撫で下ろした。






工事の為に、お薬を勝手に付け足して飲んでいたのであるが、

明日からはその必要がなさそうである。

地響きの様な五月蝿い音には、本当に辟易していた。

断眠することにも･･･。






今日も深く眠る為にお薬を付け足して服用し、眠った。

全く断眠しなかった。何度か夢を見たが、ぐっすりと眠り

過食嘔吐で疲れた心身をゆったり休める事ができた。

しかし目覚めたのは１７時であったので、少し薬が

強く効き過ぎているのであろう。

その為か、感覚神経が過敏になっていて辛かった。

また、新薬の影響もあるのかも知れない。兎に角眩暈が

酷かった。シャワーを浴びている時も、気を確かに持って

いないと、フラフラと倒れそうであった。

多分相互作用もあると考えて良いかも知れない。

明日は電話診察の日であるので、この事を主治医にきちんと

伝えたいと思っている。もう騒音に悩まされる事は無いので、

一応元に戻してお薬は服用しようと思っている。






昨日の夜、壁紙を変更した。

これを一目見て惹かれた。美しい緑。

そして水を充分に讃えた川のせせらぎ。

今までのものも、水と泡、雫であった。

これも棄て難かったが、この見渡す限り緑に包まれた場所に

強く「行きたい！」と思ったのである。






私の住んでいる所から１時間強で、この様な美しい自然、

木々の緑と綺麗な河の水がせせらぐ場所がある。

車の免許さえ持っていれば、毎日でも行きたい場所である。

そして其処には沢山の想い出が詰まっている。






子どもの頃始めて行った時は、兄弟と共に河で泳いだ。

酷暑の中、日に焼けることも気にせず、存分に水の冷たさを

味わったものである。

そして小学５年生の時、『少年自然の家』での宿泊訓練で

また訪れた。そこでは鱒の手掴み取りを体験をした。

そしてそれを捌いて串に刺し、塩焼きにして食べた。

今でもその美味しさは覚えている。そういえばたった一泊の

宿泊訓練なのに、ホームシックで蒲団の中で泣いていた･･･。

幾ら家が酷い状況にあっても、帰る場所は其処しかなかったので

あるから･･･。






閑話休題。

今日目覚めたのは１７時であった。やはり付け足したお薬が

功を奏したのであろう。騒音に断眠する事も無かった。

こんなに眠りが心地良いと感じたのは久し振りであった。

そしてすっきりと、又、幾分の眩暈を感じつつシャワーを浴びて

スーパーへ行く時間を待った。

いつもの如く遠回りをして家々に咲く花や、雲に薄れた夕陽を

見ていた。ふと田んぼに目をやると、稲に種子が実っていた。

この種子がお米になって沢山の家庭の

御飯として食卓にのぼるのだ

と思うと、胸が締め付けられた。自然に触れるようになってから、

こうして農家の人々が一生懸命小さな稲から育てて、その稲穂が

頭を垂れ収穫されて、家々の食卓にのぼる。




私はそれを粗末にしているのだ･･･。




そう思うと哀しくなって涙が零れそうになった。

どうしてこんな病気になってしまったのであろう。

生きていくための食べ物が、どうして『敵』なのであろうか。

食べなければ今まで生きてこられなかった事も分かっている。




悔しい。哀しい。辛い。苦しい。虚しい。寂しい。




これらの感情に振り回され、過食嘔吐は留まる事を

知らないのである。






しかし、段々と自分の心の奥に仕舞っていたパンドラの箱を

開け、溢れたものを昇華させようとしている。

この作業は無駄な事ではないと思う。それらが決して

過食嘔吐の回数減少に繋がる訳ではないが、溢れてくる気持ちを

受け容れ、受け止め、消化したり昇華させたりする事が

今唯一出来る事である。







明日は、大学のゼミ現役生、ＯＢ・ＯＧの飲み会がある。

帰ってきてからその模様を綴りたいが、どうやら楽天市場の

メンテナンスがいつもより早く始まるようである。

一所懸命綴ったものが『メンテナンス中です～～』と

なると消えてしまうからである。

もし綴れなかったら、土曜日の分も含めて日曜日に記そうと思う。






中々リラックスが出来る時間は少ないが、

無理をする事なく、ゆったりと自然のありがたみを、

痛みを伴いながらも胸に刻み、歩みを進めたい。