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凍えたココロ

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2006.08.07
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カテゴリ:日常
今服用している眠剤は、寝つきは凄く良いが

最近、物凄く色彩の豊かな夢を見るし、断眠が

少々ある。まどろみながら、携帯を見て時間を確かめ

もう少し眠ろうと思うが、今日は少し遅い時間に

目覚めた為、暫し座ってぼんやりとして、

シャワーを浴びる支度をした。




私にとって、シャワーを浴びている

間だけは起きている時間の中で

唯一リラックス出来る時間である。





シャワーを浴びた後、スパイラルパーマをかけている

私の髪は適当に乾かしただけで、放置している。

しかし暑いのでクリップでアップにして纏めておく。






そして今まではソイラテを入れていたのであるが、

Tパックで紅茶を入れて、ノンカロリーシロップを垂らし

低脂肪牛乳か無脂肪牛乳を混ぜてミルクティーにする。

冷え性なので、コーヒーよりも紅茶の方が良いと

聞いた事があるからである。そして座椅子にもたれ

一服するのが至福の時である。






そこでいつも読書をするのであるが、今日は時間が無かった。

今は乃南○サの『涙』を読んでいる。彼女の著書は

どれも現実よりも人間性を上手く文章にしていて、

感嘆の意を覚える。紫煙を燻らしながら、今度は

ミネラルウォーターに氷をたっぷり入れて飲んでいる。

1日2リットルが目標である。私はこれでダイエットをした

過去がある。






過食食材を買いに行く時はいつも無用な遠回りをする。

その方が沢山自然に触れられる

からである。


ツクツク法師がもう啼いているのには驚いた。

夕刻の、暑くとも柔らかい夕日に包まれて歩く道々は、

心を和ませてくれる。彼方向こうを見れば、陽炎で

景色が揺らめいている。美しい。

苛々としやすくなってしまった昨今ではあるけれども、

家々で育っている木々の緑を見たり、

すくすくとその背を伸ばす稲を見たりするのが、楽しい。

不思議な事に、向日葵を植えている家は一軒も無いので

今年はまだお目にかかっていない。

力強く咲くあの花は、勇気をくれるのであるが。






さて、今は1度目の過食嘔吐を終えた後である。

直後は動けない程しんどいので、座椅子の背凭れに

全身を預けぐったりしているが、ミネラル分の多い

沖縄の黒砂糖を嘗めたり、豆乳を飲んだりしている内に

意識がしっかりしてくる。

過食嘔吐をした直後は、




『もうやりたくない!こんな苦しい事!』




と思うのに、その後ちびちびとお酒を飲んでいる内に

2度目の衝動を誘うのである。

朝までかかる2度目のそれは、ぐったり倒れこむほど辛い。

死にたいと思う位に。

でもやってしまうのは、それだけ自分が情けないという事

であろう。






私にはもう失うもの等持っていない。

ただ、身体からボロボロと尖ったものが堕ちて行き

それが歩む足を傷つける。

母の存在。昔は途轍もなく恐いものであったのに、

今は唯一無二の大切な存在である。

母が居なければ私は生きていけないであろう。

この狂った世の中では。家の中はまるで温室の様に

適温が保たれていて、私はそこで生きている。

誰にも触れることは無く、そして触れられる事も無く、

ぬくぬくと抜け抜けと。






私の神様がもしいるのなら、『羽根を下さい』

お願いするであろう。

そうしてあの陽炎の彼方へと飛んでいって消えるのである。

羽根も焼けてしまう高さまで飛び立って、堕ちて潰れる。

本望である。どう足掻こうとも、私には何れ死が

訪れる。それは自分のタイミングで得ようと決心している。

大切な人達に『さようなら』の言葉を残して、

母の待つ元へ逝くのである。母は寂しがりやだから・・・。






さあ、そろそろカクテルを作って飲むとしよう。

そしてきつい煙草を吸おう。

全ての感覚を麻痺させる為に。

余計な事等考えなくて済むように・・・・・・。





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Last updated  2006.08.08 03:01:38



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