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2006.08.25
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カテゴリ:虚無
夢から覚め、微睡む頃に突然雷鳴が轟いた。

そして、にわかに土砂降り雨が降り出した。

雷鳴は鋭く響き、一人で家にいる孤独感を

より一層増していった。







ひとしきり激しい雨が地面を叩きつけた後、

比較的早めに止んだ夕立の後、辺りに静寂をもたらした。

私が住んでいる地域では、広範囲に渡って停電があり、

国道の信号が機能しなくなった様である。

雷の仕業であろう。







先日購入して観覧したDVDの、台詞が忘れられない。

劇団長のギャグの言葉なのであるが、



“さるまた失敬”



と言う言葉である。

頭から離れなくて、気を抜くとつい口に出して

しまいそうになる。でもこの作品を観ていない人には

何の事だか解らなくて、笑ってもらえない事が解っているので

言えない。でも言いたい。さるまた失敬と。







閑話休題。

『虚無』についてであるが、これは

摂食障害を罹患している方々が体現されている事である。

そして私も同じく、過食嘔吐によって『虚無』

体現している。

この時代の『虚無』が、過食嘔吐の中に詰め込まれて

いるのではないであろうか。


今まで、それは自分の中にある、永遠に離れられないものだと

感じていた。しかし、『虚無』はそこに在るものだ

捉える事によって、幾許かの余裕を得られる事ができ、

じっくりと情念をもって見詰められるようになった。







そして、



100%人の言いなりになる事が虚無であるとも言える。



自分と言うものを見つけるのは非常に難しい。

健康な人には、そんな事を考えないのかも知れないが、

私は『自分』って一体何なんだろうとしばしば考える。

そうして上記の言葉の様に、人の言いなりにばかりなってきた

自分が過去にあった事を想い出す。

その方が楽だったからであろう。

人の言う通りにしておけば、自分は何も考えないで良いし

言いなりになっておけば、その相手の機嫌も良い。

考えれば3歳の頃、妹が生まれた頃から親の顔色を窺う癖が

ついてしまっていた。



顔色を窺う事と、相手を思い遣る事は全く次元の違う事である。



しかし子どもの私には、親の顔色を窺う事でしか

体罰を回避できなかったし、不器用な私には人の言いなりに

なる事でしか、生きていく術が無かった。

今こうして主治医との対話を重ねる事によって、

己の間違った点を気付かされる事が多くなった。

まずは、気付く事が大切なのではないであろうかと感じる。

人の言いなりになっていては、どんどん自分を失っていく。

1人の人間として生まれてきた限りは、自分を持つという事も

大切であろう。





勿論それは、容易な事ではないと解っている。

『自分を確立する事』ほど難しいものは無いと感じる。

しかし、『虚無』に支配された人生を

生きていくのは余りにも勿体無いし哀しい事である。

この事を考えると、様々な想いが溢れてしまうので、

ここらで止めておこうと思う。







所で夕方、スーパーへ向かっていると夕立と風・雷によって

残暑が幾分和らぎ、蒸し暑い空気が一掃されたようであった。

植え込みの植物たちも恵みの雨を受け、生き生きとその緑を

誇っていた。停電や信号が止まるのは頂けないが、

心地良い風に吹かれて、空を見上げながら歩くのは

とても安らぐものであった。







自然は時に災害を招くが、心を癒す為に

欠かせないものである。『虚無』に捉われそうになったり

支配されそうになったりしたら、綺麗な風に吹かれ吹かれて

心のゴミを一掃してしまうのも良いであろう。

虚しさとは、この病気を患っている限り、ずっと付き合っていかねば

ならないものであると感じる。けれども、自然の優しさや

温かさを感じ、偶には目を逸らす事も大切である。

しかし、いつも見ないようにしていたら、二重の虚無を覚える事になる。

だからゆっくり、ゆるりゆるりと生きる術を身に付けたいものである。


それではここでさるまた失敬。





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Last updated  2006.08.25 21:09:56
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