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2006.08.27
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カテゴリ:抑うつ感
朝夕、とても涼しい風が吹くようになった。

私の大好きな季節が、近付いている証拠であろう。

スーパーマーケットへの道々、

心地良い風に吹かれながら闊歩していた。







空を仰ぎ、気持ちの良い空気を吸い込む。

一寸前ならば、纏わり付く様な蒸す暑さに

辟易していたのであるが、昨日辺りから

涼しさを体感できるようになった。







家には檸檬があったので、6分の1にカットしたものを

大好きなコロナビールに入れた。

初めての試みであったが、とても清々しく爽やかな

喉越しになり、一味変わったコロナがとても美味しく感じられた。



辛く苦しい毎日を送っている中、こうして夜を迎え

ビールを嗜む事が密やかな楽しみである。




そして紫煙を燻らしながら、こうして文を綴っていく。

言葉に、文章にする事に因って心が整理される部分が大きい。

一体自分は何を思っているのか。何に捉われているのか。

何を感じ、どのような考えを巡らせているのか・・・。

自分では気付かない事が分かる時がある。







『虚無』に捉われた今は、抑うつ状態である。

一応、お薬によって脳内物質の分泌が調整されているので、

ズドンと奈落の底に落ちてしまうことはない。

唯、身の回りに蔓延る空気が虚しく、抑うつ状態なのである。







過食嘔吐をする時間は大体決まっている。その時間が訪れたら、

例え食欲が無く何も食べたくないと思っていても、

始まってしまうのである。



『沢山食べねばならない・全て吐かねばならない。』



という強迫性障害の症状が、強く出てしまうのである。







食べるものも、食べる順番も決まっている。嘔吐し易いようにと。

だから正直、もう辟易しているのである。

後に残るのは、虚しさだけなのであるから。







抑うつ状態であると、読書すらままならない。

好きな事をしていても、



「どうせこれが終わったら、虚しいだけだろう」



と言う言葉が、頭に心に纏わりついて離れないのである。







長い間摂食障害を患っている為、それに因んで新たに様々な

病を発症した。うつ病然り、強迫性障害然り・・・。

他にも発症してしまった病もある。

それを未来まで見据えて、長いスパンで流れとして考えると、

『これ以上苦しむ位なら、今死んでしまったほうが楽だ』

という思いに至る。しかし、私は『今を生きている』と

生を捉えているので、以前の様な激しい希死念慮はない。

唯、漠然と死にたくなってしまう事はある。

『虚無』に捉われてしまったからであろう。

しかし、強く強く心に刻んでいるのは、



“母より先に死ぬ親不幸は決してしてはならない”



というものである。だから私は生きている。







そしてまた、今は母の為に生きていると言う状態

であるが、その内自分のやりたい事、学びたい事、

深く掘り下げて勉強したい事が出てくるかも知れない。

また、病気を抱えながらも「働いてみたい」

と思えるようになるかも知れない。何れにせよ想像の域を超えないが、



『生きていれば何かあるかも知れない』



と言った想いが、頭を過ぎるのである。

まだまだ人生経験も浅く、勉強不足である事も沢山ある。

生きるという事は、本当に本当に凄く辛いけれど、

経験を積み重ねる事によって、自分の色も変わるかも知れない。

世界観も変わるかも知れない。






気分変動はとても苦しいものではあるが、

自分が自分に『駄目な人間だ』と烙印を押してしまっては、

そこから前に進めなくなる。







何が何でも、前向きに生きようとしなくても良いのでは

ないであろうか。時には立ち止まって考える事も必要であるし、

大きな障壁が目の前にそびえていたら、座って一休みしても良い。

ハードルを飛び越える助走する為に、後ろに下がっても良い。

只管前ばかり、上ばかり向いていると疲れてしまうであろう。

だから、休みながらも自分の生を感じて生きたいものである。





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Last updated  2006.08.27 20:54:22
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