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凍えたココロ

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2006.09.09
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余りの物憂さに、寝付けなかった。







電話診察の日は、普段眠っている時間に

起きなければならないので、眠剤を減らして

服用する。その為か、薬効を殆ど感じないまま

脳はやけに覚醒していた。

10時頃やっとうとうととし始めて、

40分くらいはうたた寝出来た。

しかし、目覚めた後余りにも怠いので

熱を測ると微熱があった。







新薬を服用するようになってから、

少しは活動できるようになった。

そしてまた、喜怒哀楽と言う感情も

形成されてきた。それをつぶさに実感して

戸惑いながらも、感情と言うものが

久し振りに胸の中にあった。







けれども困った事に、軽い躁状態になったり

苛々が酷くなったりと、心に身体が付いて行かなくて

辛い日々が増えてきた。因って、このお薬を

服用する必然性は無くなった。







大切にしたいのは、服用していた間の

『体験』である。それこそに意味がある。

『喜怒哀楽』を感じられるようになった事。

素直に、少しずつ母に甘えられるようになった事。

『虚無』と向き合い感じられるようになった事etc...


どれも自分の大切な体験、感情である。







今までの様に殆ど感情を押し殺し、深い鎮静状態で

あった頃は、何も感じられなかった。

季節の変わり目に吹く風も、秋の花が開く事も、

空の美しさにも・・・。

そして『虚無』からも目を逸らしていた。

つまり二重の虚無状態であったのである。







お薬は、それに因って病自体を治すわけでは無い。

その効果によって、体験できる事にこそ意味が

あるのだから、服用していた時の心の機微を

忘れずにいたいと思う。







一番心に残ったのは、



「『過食嘔吐』は今までの事を表現している。

これまで、どうして『過食嘔吐をしてしまうのか』

それが僕にも分からなかった。考えてみれば

いつも抱えている、『寂しい・心細い』と言う事を

あなたは必死で押し殺していた。

それらが暴れ出す現象が、

『過食嘔吐』なんだよ。」




という言葉である。

これは、私が“顔なし”の夢を見たことで

主治医がこの映画を観て確信した事らしい。

『寂しい・心細い・哀しい・・・』

と言った心を抱えて、存在感もなく佇んでいる“顔なし”が

『暴れだす時』・・・それこそが過食嘔吐なのである。








そして、最近頻繁に微熱を出す事も、

体が怠い事も、そういう症状が身体に出て

当たり前だという事も知った。

毎日、心の苦しみに足掻き苦しんでいるのであるから

身体にも様々な症状が出るのは至って

普通の事なのである。







毎日辛い事には変わりない。

しかし、新薬を服用したことで生まれ出た

大切な感情を、これからも確かに感じられるように

過ごしていきたい。

それには勿論『虚無』と向き合う事も含まれているが、

それを感じることに大いなる意味がある事を

忘れてはならないと感じる。

後は失った時間達を悔しがるだけではなく、

また明日はやってくるように、

これから始まる『人と人との繋がり』を大切にしたい。





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Last updated  2006.09.09 20:25:21
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