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凍えたココロ

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2006.09.15
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今までは火曜日と土曜日が電話診察の日

であったが、今月土曜日は祝日があったり

病院が休みであったりするので、

火曜日と金曜日になった。

そして今日、夕方に病院へ電話した。







そこで気付いたのは、

“私は自分の事を見つめすぎている”

というものである。

そうする事で、余計に『虚無』を生み出して

いるのである。







最近の自分は、

抑うつ状態で動きたくても動けない。

でもその状態は、自分が自分の中にいる事を

強く感じるものである。

しかし、過食嘔吐をしている自分は

解離していて、1歩半くらい精神が後ろに

退いている。

以上の事から言えるのは、



『解離』する事は今に始まったものではなく

子どもの頃母に打擲され、痛みと恐さで解離していた

その時間を再体験しているのである。




と言うものではないであろうか。

そこに本当の辛さがあり、反射的に今でも

解離する癖がついてしまったのである。

だから辛いけれどもこの『うつ』には

意味があるという事である。







治療していく上で、自分を見つめる事が目的ではない。

死にたいという気持ちを含めて、“辛い”“しんどい”と

感じている心を感じるのが大切なのである。







自分ばかり見つめていると、『虚無』を作り出す

だけになってしまう。

だから、偶には視線を外す事が大切なのである。

例えば、この季節の変わり目の空気を感じたり、

秋風を浴びて心がすっきりするのを感じたり、

道端の可憐な花を見たりする事・・・

そうしていると、自分から視線が外れて、

大いなる自然を身体で感じ取れる。







そして見つめるのは『自分』だけでなく、

昔とは違う母の変化や、芽吹き始めた新しい芽を

見つめる事をせねばなるまい。

自分ばかり見つめていても、何も無い。

個性などを考えていても、袋小路に入っていって

しまうだけであるから・・・。








全身で感じる自然は、子どもの頃から感じていた

ものである。

夕方、校庭に入り一番高い鉄棒で逆上がりをして

その鉄棒に座り、いつまでも夕陽を眺めていた事、

高い塀によじ登り、ぼんやりと空を見つめ

自然を感じていた事。これらの経験こそが、

きっと病を寛解へ向かわせるヒントを含んでいると感じる。







けれども、本当に希死念慮を抱き、抑うつ状態が

続くのはとても辛く苦しい。

そして自分しか見えなくなる。

これはナルシストな人が自分がナルシストだと

気付かないように、私も気付かぬ内に

自分の中の袋小路に迷い込んでいる。

そして毎日毎日、同じ時間になったら

スーパーへ向かい、大量の食べ物を購入し

家へ辿り着いてうんざりする。こんな

代わり映えのない時間を過ごす事が、

苦痛で堪らない。自業自得ではあるが・・・。







でも、スーパーへの道々、秋風を身体で

受け止めたり、秋の空気を胸いっぱい吸い込んだり、

秋の空を仰ぎ見たりするのは、

心身が洗われる様である。

その時間を、とても大切にしたいと思う。







喜びも哀しみも、何かとの関係で出来てくるものである。

勿論それには病気も含まれている。

母との関係は、今やっと始まったものである。

不自然な、形だけの関係を無理矢理作っても、

また虐待関係が生じるだけである。

この際、自分で自分をリモートコントロールする事は止めて、

数分でも心と繋がる自然を感じる時間を大切にしたい。

まだ自分の眼差しは死んでいない。

僅かでも生き残っている自然を見つめる眼差しで、

ナチュラルな関係を築き上げられたらと願って止まない。





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Last updated  2006.09.15 20:37:28
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