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2006.10.19
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カテゴリ:虚無
朝早く、ゴミ置き場に向かった。

やはり朝の淡い空気は心地良い。

東の空は仄かに色付き始め、

下弦の細い月が、綺麗に見える。

植え込みに根付いている桃の木を

じっくり眺め、太く頑丈になりつつある

その木に触れ、「大きくなあれ」と

呟いてみた。

この木は姪が生まれたときに植えたものなので、

即ち姪に対しても「大きくなあれ」と

願いを込めてみた。







摂食障害のテーマで綴っている

このブログは、今日で登録件数が

300回となった。

私の1日は全てこの摂食障害

始まり、終わる。

その中で、小さな楽しみを見出す。

例えばシェイカーを振ってカクテルを作ったり、

好きな作家の本を読んだりと、

本当に些細な事でしかないが、

それが私のこころを落ち着かせている。







でもやはり、『過食嘔吐』は地獄だと感じる。

離人感を覚えながら、只管食べ物を詰め込み、

全てを嘔吐する。毎日その繰り返しであり、

止まる事はない。

きっと、日中何も食べない反動があるのかも知れない。

しかし、私は食べ物を食べられない。

摂取できるのは、トマトのスープやミルクティーなど

流動物の限られたものしかないのである。

去年の今頃はまだ、母が作ってくれる

大根の煮物や南瓜の煮物を食べられていた。

少し潰して、離乳食の様にして食し、

夜の過食衝動を抑えようと努力できていた。

でも今は、努力したり頑張ったりする事が難しい。

1日1日生きているだけで疲弊してしまい、

虚無だけが蔓延っているのである。







今の私は、本当に心から、



『眠っている時だけが幸せ』



なのである。

強いお薬を服用しているのに、

中途覚醒してしまった時は酷く苛々する。

そしてその苛々が、過食に繋がる事は少なくない。

今日も、眠ったのは7時なのにも関わらず、13時頃に

目覚めてしまった事から、矢鱈と



「食べたい、食べたい、食べたい。」



と飢餓感が押し寄せてきた。

けれどもその行為が苦しい事は承知している。

だから心を落ち着かせる為にミルクティを

飲みながら一服して、また蒲団に潜り込んだ。

そして再び眠りに落ちた時、その過食衝動から

逃れられたという事になる。







『摂食障害』

と一言で言っても、症状は多岐にわたる。

私の場合は、



日中極端に拒食状態にあり、夜になると過食嘔吐をする



というものである。まだ症状が初期だった頃は、

凄く小さいお弁当箱でもそのお弁当を食べる事は

出来ていたし、大学では講義が始まる前に

コンビニのおにぎりを半分食べられていた。

甘くて少しカロリーの高い飲み物も飲めていた。

いつからか、物凄くストイックに自分を律し始め、

ハンガーストライキの如く食べ物は一切口にせず、

食べる時は必ず過食嘔吐となってしまった。

そこには、



『寂しい・心細い・哀しい・辛い・苦しい・虚しい』



と言う想いが共存しており、

それがこころの中で暴れ回るのである。

そして全て事を終えた時、

ただただ、虚無が広がり行くのである。

その『虚無』から少し這い出ることが出来た時、

「もう少し頑張れるのではないか。」

「もっと努力できる事があるのではないであろうか。」


と想えるようになるのである。

凄く後ろ向きになってしまう事はあるが、

常に向上心は持っていたいと想っている。

それを自分で無理し過ぎないよう気を付けて、

こころを大事にする事が必要なものであろうと感じている。







「毎日同じ事の繰り返し・・・。」

そんな想いばかりが頭を過ぎる。

けれども、目に見えない程度で、少しずつ少しずつ

前や後ろに動けているのであろう。

カウンセラーも、

「同じところに留まっているように

思えても、長い目で見たらはっきりと変化が

あるという事を感じ取れる筈」

と仰っていた。

その通りなのかも知れない。

少なくとも、過食嘔吐やリストカットなどの症状が

酷かった学生時代に比べると、いくらか前に進めている。

今の自分に出来るのは、ほんの少しの努力と、

諦めないと言う事であろうか・・・。

気を抜くと、身体全体が虚無で包まれている事がある。

唯、焦らずゆっくりとこれからの道を

見据えて考えながら努力を怠らないようにする事・・・。

これを目標に、焦らず少しずつやっていきたい。





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Last updated  2006.10.19 20:49:05
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