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凍えたココロ

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2006.10.20
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眠りの時間は終わり、

また1日が始まった。

ニヒリスティックに、

ペシミスティックに、

陽が暮れて夜の世界が

広がり行く。

昼とは異なる冷たい風が吹き、

それは心地良く胸に入っていく。

吐息と共に、自分の中の暗闇を

放出できたなら、

どんなに楽であろうか・・・。







最近、良く眠れている事から、

主治医は



「“優良患者”になりつつあるね」



と仰った。

病気なのに、無理矢理動き回ろうとしたり、

行動を起こしたり等、じっとしていない患者は

主治医の中で

“不良患者”

と見做される。

そして私は少し前までこの

“不良患者”だったのである。







『惰眠』は、一般的に悪い意味に用いられるが、

病を患っている病人は、病床で目が覚めても

この『惰眠状態』であって良いのである。

それが、身体を休ませるという事になるのであるから。

主治医が仰るには、私は1日中蒲団の中で

『惰眠』を貪っていても良いらしい。

そうすれば、過食嘔吐の病症も出ない。

偏に『惰眠』と言っても、

頭がぼんやりしたまま、うつらうつらして、

眠たくなったらまた蒲団に潜り込む・・・そんな状態を

主治医は指し示している。

一番厄介なのは、過食と嘔吐等の症状を

如何にかしようとする



『問題解決志向性』



なのである。

これは医者や臨床心理士側が陥り易いものである。

しかし、私も過食と嘔吐を問題視して、

どうにか解決したりその症状を消そうとしたりする

方へと想いが偏ってしまう。

この考え方は、どこかに模範解答があると思ってしまう

のである。この考え方は止めるべきである。

何故なら、



“病む”と言う事は未来が開かれていると言う事

なのであるから・・・。




主治医のこの言葉を聞いたとき、開眼する想いであった。

病んでいて、病気に侵されていると、

闇に閉ざされて周りも全く見えなくなる上に

とても苦しい。そして辛い。

でも病気の本質は、

『こころを大切にする事』

が出来ていない事である。

そして自分を卑下してしまい、より悪循環を

生み出してしまう。

私の場合、目先にある『過食嘔吐』と言う

目先の事に捉われて言葉は悪いが馬鹿になっている。

そして馬鹿な時は、自分が馬鹿である事を分からない。

それに気付く為には、心を大事にして

メンテナンスを怠らず、何が大切かと言う本質を

見極める事が必要である。







メンテナンス・・・。

例えば農業にしても、野菜などを育てる為に

種を蒔いて放置していては芽も出てこないであろう。

その為に雑草を抜いたり、肥料を与えたり、

水をやったりと『メンテナンス』を行なう。

しかし、後はお天道様に任せるしかない。

太陽の力、雨量によって豊作になったり

凶作になったりする。

病も似た所があって、『メンテナンス』は

必要不可欠のものなのである。

そして後は開かれているであろう未来に向かって

自分の足を頼りに歩いたり、環境の変化と言う

自分ではどうにもならない運命に翻弄されたりしながら

生きていくしかないのであろう。







主治医からの言葉で、一番心に残ったのは、

『病むと言う事は未来が開かれてるものなのである』

と言うものであった。私は今日まで、ずっとずっと

病気で病んでいるから未来なんて真っ暗で

生きていく価値なんて無い、どうせ苦しくなったら死ねば

良いだろうという至極投げやりな想いがあった。

けれども、トンネルの先に見つけられるであろう光を

見たかった。差し込んでくる光を全身で受け止めたいとも

想っていた。だからこんなにも重い病気に侵されていては

全てが叶わないものなのであろうと想っていたのである。

そこで、『病む事で未来が開かれる』と言う言葉は、

本当に胸に沁みた。

今の私に出来る事。

こころを大事にして、メンテナンスを怠らない事・・・

それ位である。後は主治医の仰る通り、

1日中蒲団の中にいて病人としていれば良いのであるが、

それにはまだ些か抵抗がある。惰眠を貪る事に

罪悪感を覚えてしまうからである。

病人なのであるから、本当は病床に就いていても良いのであるが、

やはり動ける時は母の手伝いをしたいとも感じる。

兎に角無理を重ねる事を出来る限り止めて、

眠れる時はゆったりと眠り、心身の疲れを取りつつ

前向きに進みたいものである。





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Last updated  2006.10.20 20:36:14
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