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凍えたココロ

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2006.10.24
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弟の怪我から1日が過ぎ、

今の所特別な異常は見られない。

今日母が弟を整形外科に連れて行き、

打撲した所のレントゲンでも

損傷は見られなかったらしい。

後は抜糸するまで傷口の消毒を

欠かさない事が大切である。







この出来事で、私のこころは凄く揺れた。

主治医曰く、



「揺れると言う事がこころなんだよ」



と仰った。

つまり、心の動きや感じ取るもの全て

『揺れ』に因って認識するものなのである。







私のこころは、極端に言えば

『支配と言う槍』に突き刺されて

死んでいる状態なのである。

それが快復しようとしている過程こそ、

『病む』と言う事なのである。

『こころ』はこうして平仮名で書くと

温かいものに感じる。

しかし『こころ』はネガティヴなものも含んで

いるのである。







傷付いた私の心は、死んでいても完全に

死滅している訳ではない。

子どもの頃行き過ぎた躾から虐待を受けるようになり、

子どもの頃の私の心は、それを守る為に

固まるしかなかった。

傷付けられ傷付けられて固まった心。

それが病気の原因の一部なのである。

傷付いた心が死滅していないと言う事は、

ズタズタにされてもそれを感じる心

残っていた訳である。だから、そのネガティヴなものを

ネガティヴな感情として理解していた。







そこで問題なのが、

『あの頃のお母さんと今のお母さんは同じ心を持っている』

のは事実であると言う事である。

環境の変化により、幾分雰囲気も態度も変わったが

本質は変わっていないであろう。

だから今の私に出来るのは、

『その頃の母のネガティヴさも“心であった”』

として理解せねばならないのである。







『こころ』・・・。

これが健康な状態であると言うのは、

『揺れている』事なのである。

つまり、“生きていること”は“揺れていること”

と言う事になる。

弟が怪我をしたことで揺さぶられた心、

それでいっぱいいっぱいになって、

自分の心の“顔なし”をほったらかしにしてしまい、

家に着いて安心した途端暴れ出したのが

昨日の強烈な過食嘔吐だったのであろう。

本当に苦しく、そして不安で堪らない

過食と嘔吐であった・・・。







相変わらず、私の痩せ願望は強烈である。

そこから視線を外した時・・・例えば自然を感じている時は

“痩せ”に拘っていない。今日の夕陽は美しかった。

関東の方では11月下旬並みの寒さで雨も降っていたらしいが、

私が住んでいる地域は涼しい風が吹き、穏やかであった。

痩せ願望に囚われている時、姿形しか見ていなくて、

“こころ”を蔑ろにして無視している状態である。

それが『病気』なのである。

『健康』を取り戻す為には、心身のメンテナンスが

一番必要なものである。

こころも身体もぼろぼろのまま、

幸せになろうと、病気を治そうと幾ら頑張っても

中々前に進めないであろう。

だから、ゆっくり休養、養生して

メンテナンスに力を注ぐ事も

頭に入れておくことが必要なのであろう。





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Last updated  2006.10.24 20:55:23
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