192189 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

凍えたココロ

凍えたココロ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

wwナノww

wwナノww

Calendar

Favorite Blog

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

血痕と脳内嘔吐。 -秋羅-さん
べーぐるまにあ。 158号さん
ラクに生きよう♪ キラキラminamiさん
とりあえず日記 kaxukoさん

Freepage List

Headline News

2006.12.27
XML
徹夜をしてしまうと、

今の弱った身体には

かなり堪える。

何かを食べる気にもなれず、

ゆっくり煙草を吸いながら

発泡酒をちびりちびりと飲んでいた。

PCを休止モードにして、

筒井康○の『パプリカ』という

文庫本を読み耽っていた。

精神の世界が繰り広げられている

この作品は、さくさくと

読み進められて、とても面白い。







昨日の“大切なビデオに重ね録りをした”という

ショックからは随分立ち直った。

今では「過去の事はもう仕方が無いんだ」と

割り切る事ができている。

この『今』も直ぐに流れて『過去』となり、

『過去』はどう足掻いたって取り戻せない。

そうやって考えると、随分楽になれる。

ただ、気が立っていた為、

眠る為にはいつもより多く

眠剤を服用しないと眠れなかった。

そして本を読みながらいつの間にか

眠っていて、夕方すっきりと目覚めた。

いつもより暖かい日だったようで、

心地良く過ごす事も出来た。







昨日の診察では、様々な事を学んだ。

私はてっきり『摂食障害』を患ったから

『うつ病』を併発したものだと

想っていた。しかしそれは少し違う。



『うつ病』は『摂食障害』のプロセスの間に

生じてきたものなのである。




『摂食障害』には大きな振り幅がある。

拒食のままうつにならずにいる人、

直ぐに治ってしまう人、

酷い過食嘔吐を繰り返し、やがてうつになる人・・・

そういったプロセスを辿っているのである。

私も最初は拒食になり、ダイエットをやめて

普通に食べ物を食べ始めた頃もあった。

しかし日に日に体重が増えていくのに恐怖を感じ、

直ぐには治らず、過食嘔吐を覚え、

やがてうつ病を患った。

過食嘔吐が酷くなると、たいていの人は

うつ病になるそうである。








『うつ病』はかなり辛い。

『うつ病』になり、私は今まで出来ていた事が

出来なくなった。でもこの過程で、

一度“私”は死んで『生まれ変わる』という

可能性が出てくるのである。

だから、『うつ病』は悪者でなく、

生まれ変わる為にとても大切なものなのである。







勿論その様な状態になると、

こころが物凄く揺れ動く。

動揺する事は、苦しい事であるから

避けたいものであるが、固定されてしまったり

パターン化させてしまったりしたら、

生きていない事に等しいのである。

だから私はこの『揺れ』を甘受したい。







ヨーロッパで『メランコリア』は、

“創造の源”

とされていた。

しかし現在は日本も含めて、

治療してさっさと治癒させてしまおうと言う

唯の病的現象として捉えられてしまっている。

『うつ』は、何かを創造する為に、

生きていく為にとても大切なものなのである。

とても辛い病気であるが、

自分が生まれ変わる為のものだと受け容れて

希望は捨てずにいたいと言う想いも生まれる。







この世の中は、少し訳の分からない事が存在する。

例えば、



『健康の為にジョギングをしていて、突然心臓麻痺で死ぬ』



と言ったものが挙げられる。

健康の為とか、頑張っている自分等に酔いしれて、

突然命を失う事が多々ある。

これでは本末転倒である。

それは、こころを大切にしていないと言う事に

繋がるのではないであろうか。

そう考えると、苦悶しながらも必死で生きる道を

こころを大切にしながら模索していく方が、

人間らしいのではないであろうか。







『メランコリアは創造の源である』という

主治医の言葉が、胸に温かく残っている。

傍目からは何も出来ず無気力で、日がな一日

ぼんやりとしている様でも、内面は

激しく揺れ動いているのである。

そしていつか生まれ変わる為の準備をしている。

また、うつ病を経てこそ『摂食障害』も

寛解に近付いていくのである。

これは大切なプロセスである。

ゆらゆら揺れながらも生きて、生きて、

自分を委ねるものとして“希望”があると

信じたい。

また、私には小さい頃の経験から

見捨てられ不安が時に強く出てしまう事もあるが、

私と主治医、私とカウンセラーは

『病気がかすがい』となって繋がっている。

だから、症状がある限りは絶対に見捨てる事はないと

主治医が仰って下さった事に安堵感を覚えた。

10日間、カウンセリングも電話診察も無いが、

色々と難しい事は一旦頭の隅に追いやって、

年末年始、祖父母と会える事や

姪と妹に会える事を愉しみにして

ゆったりした気持ちで過ごしたいものである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.12.27 20:51:50
[診察・カウンセリング] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X