凍えたココロ

普段、断眠したら

もう寝付けなくなるが、

この２～３日は

泥沼に嵌っていくように

眠りの世界に落ちていく。

悪夢ばかりを見るので

余り心地良くはないが、

眠っている時だけが幸せ

なので、抵抗する事無く

枕に顔を埋めて眠る。

最近は学生時代に戻っている

夢が多く、今日は

もう１度高校３年生を

やらなければならなくて

面倒臭くて困ったという

ものであった。

私は地理が苦手なので、

「地理は無いよね？無いよね？」

と確認を取り、「無いよ」と言われ

ホッとしていた。







お薬は処方量通りに服用しているが、

何故か眠気が付き纏う。

そのまま眠気に身を任せ、

過食嘔吐なんかしないで

眠りたいと想うのであるが、

そこは惰性で

やってしまうのである。







昨日、相互リンクをさせて頂いている

めるろさんのＨＰを訪問して

ＢＢＳのお返事を拝読した。

そこでハッとした事がある。



『過食嘔吐は食事である』



と言う部分である。

主治医も、『過食嘔吐』という言葉には

何か抵抗があるらしく、

余り使いたがらない。

つまり、私の『過食嘔吐』は

『食事』と言い換えて

差し支えは無い。

１日１回の食事を例え嘔吐する形で

終わってしまっても、

食事は食事である。

スープを頂く事は『栄養摂取』であり、

カクテルを飲む事は『おやつを頂く』と言うものである。

そう考えるのは、とても自然である。







摂食障害であるから、食事が嘔吐で

終わってしまうが、私はこの様な

捉え方を素晴らしいと想った。

流石めるろさんだ！と勉強になった。

この先、いつになるか分からないが、

普通に食事を摂りたいと想う。

その食事に障害が無くなった時に、

私から摂食障害というレッテルが

無くなるのであろう。

これから私が食事と綴る時は、

その後に必ず嘔吐が待っている事を

理解して頂きたい。







勿論それが容易いものでない事は

重々承知している。

摂食障害の苦しみだけでなく、

うつ病や強迫性障害、ＰＴＳＤ等の

病気がそびえている。

特に最近は、うつ病の症状が酷く、

こんなに苦しい病気だったとは･･･と

今更ながら痛感している。

特に調子が悪くなると

昏々と眠り続ける癖がある。

今まで暴発する様に

食事に走っていたのであるが、

食べる事すら億劫である。

だから、だらだらと発泡酒を

飲んでみたり、煙草を吸ったりと

時間潰しをしている。

私が朝方の生活にしたくない理由は、



同年代の人達が忙しく働いている時間に

私は家で閉じこもっていなければならない

辛さ、苦しさ、申し訳ない気持ちが

溢れてくるからである。



自分が惨めに想えてくるのである。

勿論、今は休息の時であり、

心身を休ませて病気を寛解に向かわせる事が

自分の仕事である。

けれども、太陽が輝いている中

元気に働いている人達の姿を

見ると、どうしても哀しくなるのである。

確かに今の私は、生きるだけで精一杯であるし、

社会に出るにはまだ早い。

でも、頑張れない自分がもどかしいのである。







これ以上考えていても、

自分を追い詰めるだけになりそうなので

止めておきたい。







閑話休題。

今日、母の新車が届いた。

今までの車は軽のブラックで、

２ドアだった。

もう１０年以上乗っていたので、

夏場はクーラーが効かなくなり、

突然エンジンが止まるハプニングもあった。

ブレーキも甘くなり、

ドアも閉まり難くなっていた。

今日やってきた新車は、

去年の１２月に下見したものである。

同じ会社の軽で、４ドア、

色はメタリックパープルである。

私の好きな色を選んでもらえた。

それにしても、古い車を乗り続けて

いたので、キーさえ持っていれば

指一本で施錠できたり開錠できたり

するのが感動的である。

ＣＤもＭＤも聴けるのが嬉しい。

どれだけ時代遅れの車に乗っていたかと

しみじみ想った。

母はまだ車間距離を取るのに

中々慣れなくて、今は緊張しながら

運転しているらしい。

「これから宜しく」と

セルボに挨拶をした。

新車なので私も乗り慣れていない

事や、匂いが気になってすぐ

車酔いの症状が出てきてしまうが、

時間がそれを解消してくれえるであろう。







眠い目をこすりつつ、

スーパーへの道々を歩いた。

車通りが多く、注意力も散漫になっているので、

空をじっと眺める事は出来なかったが、

夜空には雲が幾つか浮いていた。

星は雲に隠れてしまっていたが、

冷たい空気や遠回りの道筋が

心地良かった。

それはきっと、今日車が来た事も

影響しているのであろう。

また、『過食嘔吐』と『食事』の

考え方についても改めることが出来て、

こころにも大いなる変化があった。

私の食事はこれからも暫く障害があり、

“嘔吐”する事で終わってしまうであろうが、

何だかポジティヴになれた気がする。

めるろさんには心から御礼申し上げたい。