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凍えたココロ

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2007.01.26
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夕方を過ぎた頃から、

風雨が強くなってきた。

もう雨は止んでいるが、

相変わらず暴風が吹き荒れている。

ちょっと身体の力を抜くと

風が背中を押してくれる位である。

何だか心地が良かった。

ふわふわとした感じが、

面白く感じた。







家の中にいる今も、

轟々と風がうねる音がする。

これが1人だと心細いのであろうが、

母がいるから普通にしていられる

のであろうと感じる。

生憎、空は雲で一面を覆われていて

星を見る事は出来なかったが、

きっとあの雨雲の上を飛ぶ

飛行機は、美しい夜空を

見られるのであろう。







金曜日も電話診察の日なのに、

また寝坊をしてしまった。

ここの所、朝眠るのが遅くなっている

と言う理由もあり、

断眠もしないで眠りこけている。

目が覚めたら爽快なので、

良い事である。

主治医も、

「眠るのは良い事」

と仰っていた。

また、私が服用しているお薬も、

普通の人が服用したら、それこそ

丸1日は眠ってしまうらしい。

こうして眠れるのは、

『うつに対して気を張らなくなった』

と言う事を意味する。

うつ病の95%位の人は不眠に陥り、

残りの約5%の人は、昏々と眠り続ける

と言う。

どちらかと言うと、やはり眠り続ける

うつの方が治りは早いらしい。







私の過食嘔吐・・・もとい食事

2回であった頃、これは過去と未来を

意味していたのであろう。

今は、未来の為に食べている。

この1回の食事さえ無くしてしまったら

私は飲み物だけの生活になり、

確実に衰弱していく。

主治医から、興味深い話を聴いた。



「蛸の母親は産卵した後、食事を摂らないんだよ。

 そして卵が孵化したら死ぬんだって。」




と言うものであった。

胸にジンと来る話であった。

次の世代を産む為に自らを犠牲にして、

守り抜き、死んでいく蛸。

海の中でも命の営みがそれぞれにあり、

蛸の母という姿が人間の世界にも

ダブって見える。







閑話休題。

『うつ病』は自分自身がそれとして

受け容れたら治癒へと向かう。

しかし、昨今の社会で

今でも“うつ病は怠け者、駄目人間”

と言うレッテルを貼られる場合が多い。

だから、本人が『うつ病』

受け容れられるかどうかも、

周りの環境によって変わってくる。







そこで、『共に』と言う

経験が大切になってくる。

共に喜び、怒り、哀しみ、楽しむという

事が出来れば、病気を患ったこころも

軋みが少しずつ和らぐのではないであろうか。

“食べる”と言う行為は

身体的エネルギーを生み出すが、

“共に”と言う経験は

こころのエネルギーを生み出す。







ブログを綴っている時は、

集中してガーーっと

タッチタイピングをしているので

いつの間にか足が痺れている事が

多い。

昨日は、痺れを通り越して麻痺していた。

それに気付かず立とうとしたら

足に力が入らず、転んだ。

その声を聞きつけた母は、

最初心配して来てくれたのであるが、

意地悪そうな顔をして、

「どっちの足?さわってやろうかぁ」と

悪戯する子どもの目に変わっていた。

「やめて~、今痺れてきた!」と

私が言うと、余計に抜き足差し足で

近付いてきた。悪戯な笑みを浮かべたまま。

どうにか逃げていたが、顔や首、

腕をくすぐってくるので、

2人で大笑いした。

久し振りに2人で笑い合えた様な

気がする。

そして

「あ~面白い。○●ちゃん大好きよ!」

と言ってくれたので、

「ありがとう」と素直にその言葉を

受け取った。私は嬉しかった。

大好きだといわれると、

この歳になっても

案外嬉しいものなのだなと感じた。

私もそんなお茶目な母が好きである。







食事を1回にしている事・・・。

これはやはり“我慢”をしている。

それは、食事過食そして嘔吐へと

繋がる苦しみがあるからであろう。

そしてまた、

「ここの所ずっと1日1回でいられるのだから」

と言う強迫観念による

「それを持続させなければ」

と言った考えにも起因する。

我慢する事は、苛々へも繋がる。

無理をしたくないのは山々であるが、

私はこれ以上自分に苦しい行為を

課する事はしたくない。







こころや脳の病気で苦しい時、

やはり誰か傍にいて欲しいと

想うものである。そしてまた、

“共に何かをする”“共に感情を分かち合う”

と言う事も、大きな支えとなる。

一時期、私は孤独であった。

家には母、弟、妹、姪、そして妹の友達もいたが、

私は摂食障害とうつ病の病症の為に

1人部屋で小さくなって食べ続けていた。

そして妹の友達に勘付かれながら嘔吐していた。

こころは本当に孤独であった。

誰も私の病気を理解しようともしてくれず、

唯々食べて吐いて寝て起きてシャワーを浴びて

大学なり仕事なりへ行く日々が続いた。

しかし、母と2人暮らしをするようになって、

私の病気に対する理解を深めようとしてくれる

ようになったり、気持ちを汲んでくれたり

するようになった。

それまでは、永遠に孤独で辛く苦しい想いが

続くと考えていたが、やはり今は今でしかないと

悟った。

だから、今は苦しくても未来は未知のものである。

今出来る事は、死なないで生きていくという事が

最優先のことなのであろうと感じている。





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Last updated  2007.01.26 21:26:20
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