凍えたココロ

起床するのが辛い。

火曜日は電話診察の日なので

一番強い薬を除いて眠剤を

服用して眠ったのであるが、

１９時を過ぎても

起き上がれなかった。

だから最近、スーパーへ行っても

半額惣菜は殆ど残っていない。







ここの所何だか調子が悪いので

眠る時間だけが幸せである。

しかし他に原因があったようである。

抑うつ状態が酷く、遠くへ外出できない

為に、歯科へも行けない。

奥歯が欠けているので、そこが

膿まないように１年位前から

抗生物質を服用していた。

しかし長期に渡る抗生物質の

服用は、栄養状態を悪化させると

マニュアルに書かれてあった。

その為、今日で中止になった。

栄養状態が悪いと言う事で

どんどん身体は低栄養状態になり、

精神状態も悪くなったようである。







低栄養状態は、抑うつに拍車をかける。

スープだけではどうにも追いつかない。

思考能力も低下してしまい、

何もかもが厭になる。

「疲れた」

と言う言葉しか出なくなる。

もう何もかもが厭だなと

厭世的になる。

また、ニヒリスティックな考えが

頭の中を占めていく。

どう足掻いても泥沼からは

脱出できないのである。







そして食べる事がとても

気分を憂鬱にさせる。

過食も嘔吐もする気力は無い。

けれども、

『食べなければならない。そして排出しなければ･･･。』

という強迫観念の元、

毎日その行為に走る。

そうしてまた“無気力”が

訪れるのである。







元気が無い時は、

無理に元気を出そうとしないで良いと

やっと気付けた。

空元気でいても、虚しいし空々しいだけである。

疲れている時、しんどい時は

その気分に抗う事無く

ゆっくり静養するのが得策である。

そして少しでも余裕が出てきたら、

自分の好きな事･･･私でいえば読書をしたり

カクテルを作ったりと

自分で楽しいと思える時間を

創り出す事も良いと思う。

あるがまま、そのままの自分を

受容して、辛い時は無理をしない方が良い。

でも、努力だけは惜しみたくないものである。

少しずつスープ等流動物で

栄養を摂取するのも努力である。

本当は何も摂取したくないと感じている。

身体の中に何も取り入れたくないと想う

自分が存在する。けれども少しずつでも

栄養を摂らないと、もっと病状が悪くなり

精神状態も滅茶苦茶になる。

ニヒリスティックに拍車がかかる。

ただ、細々と生きていけたら良い。

無理して元気を出したり欲張ったりしないで

こころの余裕を大切にしたいものである。







この１週間、電話診察もカウンセリングも

行なっていないので、かなり逼迫してきている。

母は今日、主治医とお話して来てくれたので

あるが、主治医は私に対して



「睡眠を大切にして欲しい。僕から見放したり

　見捨てたりする事は決して無いから。」



と言う旨の事を仰ったと言う。

とても安心した。

対話できる機会が少なくなって、

実は凄く参っていた。

主治医の温かい声を聴いて

安心したいと毎日想っていた。

凄く追い詰められている今の状態で、

上記の言葉を聴けた事は、

本当にホッとした。

出来れば明日、昼から電話を

かけてみようと想う。

主治医と対話したい事が

どんどん溜まってきているのである。

自分１人ではそれを昇華させる事が

難しい。

混乱の最中にあると、身動きが取れなくなり

自分で自分を荊で雁字搦めにしてしまう。

解こうとする度に自らをその棘で

傷つけてしまう。

そうして段々、こころの余裕が失われていく。

『こうしたい』と言う気持ちがあっても、

出来ないと焦ってしまう。

この焦りが悪循環となって

無気力を生み出す。

そして



『自分はなんて駄目な人間なんだ！』



と責め抜く結果に陥る。

これでは、養生も静養も意味を成さない。

少し周囲に甘える事になってしまうが、

甘える事は、甘え方さえ良く考えれば

迷惑は最小限で済む。

なので当分の間、ゆっくり過ごしたい。







昨日の夜、トイレ掃除をした。

両手を使ってブラシでごしごしと

汚れを落としたら、こころが

とてもすっきりとした。

自身に余裕がないと中々出来ない作業で

あるが、母に「ありがとう」と言われて

とても嬉しくなった。

もっともっと母の助けになりたいと

想った。







実は、このブログを綴るのは２回目である。

ソフトの更新時間が来たのでクリックをしたら、

ブログ作成ページから飛んでしまい、

戻るボタンを押したら見事に

綴っていた内容が消滅していた。

唯でさえぐったりしていたのでショックであった。

その間、こころを落ち着かせるために

抗不安剤を服用し、頭を働かせる為に

ミルクキャンディで少しだけ糖分を補給して

気持ちを切り換えた。

このハプニングは少し痛かった。

抑うつ状態でいるのは本当に辛い。

こうしてタイピングしているのも時々

指が拒絶するように言葉を綴れなくなる。

これはやはりきちんと主治医の診察を

受けていない影響であろう。

もう少し、こころに余裕を持てるように、

明日は電話できるよう頑張ってみたい。