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2007.03.22
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カテゴリ:抑うつ感
今朝、ふと想いつき、

桃の木を見てみた。

すると、20個以上ある

蕾のうち、2~3個が

花開いていた。

1つは満開で、とても美しく

且つ可愛らしくて

思わず携帯のカメラで

撮影した。

ずっと鬱々としていたが、

何だか嬉しい春風がすっと

胸の中を心地良くすり抜けていった

気分になった。

起床してきた母にも、この事を告げ、

母の携帯でも桃の花を撮影した。

カメラ機能の使い方を説明すると、

自分でもアングルを考えて

撮影して喜んでいた。

朝から2人、笑顔になれた事は、

昨日の辛さ、哀しさを少しだけ

和らげてくれた。







妹は、19歳で妊娠した子どもを

産んだ。

しかし、その夫となる男性は

当時20歳であったが

中身は子どもそのものであった。

お腹の中の子どもに嫉妬して

妹に毎日暴力を振るっていた。

ドメスティックバイオレンスである。

妹は毎日顔に青痣をつくっていた。

当時、祖父が脳卒中で倒れ

入院中であったが、

そのお見舞いに来るのも困難であるほど

顔に出来た痣は酷かった。







そして子どもが産まれた。

私の姪でもある。

けれどもドメスティックバイオレンスは

留まる所を知らず、

エスカレートしていった。

妹の夫であった男は、

子どもばかりを構う妹に対して

腹を立て、殴ったり蹴ったりという

暴力を振るったのである。







ある日、酷い暴力の為

妹は意識が朦朧となったが、

必死で子どもを抱き守っていた。

その男は言った。

「それに当たるから置けよ。それからお前を殴る。」

と・・・。

その時、頭を中心に殴られた妹は、

意識が朦朧とする中、

子どもを連れて近所にあった

脳神経科へとタクシーに乗って走った。

レントゲンを撮ると、

妹の脳は腫れ上がっていた。

離婚をする為に、診断書を受け取った。

そんな中、妹をいつも側で守っていたのは

亡くなった彼女・・・Kちゃんであった。







離婚をする為に、母や私そしてKちゃんも

妹の力になって、事なきを得た。

夫側の両親や姉妹は、無関心であった。

元夫は慰謝料も養育費も払っていない。

その上、元夫は事務所荒らしを繰り返し

刑務所に入り、後に美容師と結婚したと言う。

妹は、子どもとKちゃんをこころの支えにして

生きてきたのである。







そこで、突然3月4日にKちゃんは自殺してしまった。

こころから頼りにしていた、支えにしていた

大切な人の死。

以前、妹の病名は伏せると記したが、

分かりやすいように記したいと想う。

『PTSD』である。

心的外傷後ストレス障害。

妹はその病に今苦しんでいる。







私にも、その病名は付いている。

しかし、妹ほど深刻ではないのであろう。

未だ妹は、亡くなったKちゃんの事を毎日想い

苦しんで辛い思いをしている。

そして私は何もする事が出来ない。

若い内にこんなにも苦しい事を経験してきた

妹は、今、こころが脆くなっている。

誰かの助けを必要としている。

でもそれは私達ではなく、

Kちゃんによるものだと痛感する。

それ程亡くなった彼女しか

信じられなかったと言う事である。







姉として、今まで生きてきたが、

こんなにまで妹が追い詰められるなんて

予想だにしなかった。

苦しいのは、沢山の病気を患っている

自分だと想っていた。

けれどもそれは大間違いであった。

妹は私以上に苦しんでいる。







此処に漂うのは虚無感だけである。

私は今、何も妹を助ける事は出来ない。

力にもなれない。

その上自分の病気も苦しく、

頻繁に妹の下へ駆けつける事もできない。

何とも頼りない姉であろうか。

これでも姉と言えるのか。

虚しさばかりが木霊する。

私もPTSDを患っているが、

それは長年のものであるので

どうにか自分で対応して調整できる。

時にパニックを起こす事もあるが、

自室で独り、対処している。

しかし、妹は元来健康な人間であった為、

対処の仕方も分からないのであろう。

だから後追い自殺をしようと目論んだのかも知れない。







今、何も出来ない自分に腹が立ち、

虚無感がこころの中で

波紋のように広がって行き、

抑うつ状態に陥っている。

食べても食べても何も埋まらない。

1度目の過食と嘔吐をした後、

お薬を服用して眠ろうと想ったが、

突如自分に対する苛立ちが沸き起こり、

また食べ始めてしまった。

2回連続の食事は無我夢中で

ぐったりした。

もう何も食べたくないと想った。

しかしまた明日の朝になれば、

食べ物を詰め込んでいるのであろう。

そうしないと自分が壊れてしまいそうな

恐ろしさに襲われる。

『食べていないと恐い』

と言った、訳の分からない感情が

身体中を駆け巡る。

今、私が弱気になっていたら

妹の事でいっぱいいっぱいになっている

母に余計な負担をかけてしまう。

だからどうにか落ち着かねばと

言い聞かせるが、

何処からとも無く『恐怖感』

湧いてくるのである。

そして身体が震えて涙が出る。

自分の不甲斐無さや、無力感は

絶望感に繋がり、

ただ、そこに存在する事しかできない私を

容赦なく叩きのめす。

焦ってはいけないと言い聞かせるが、

妹の支えになりたいのに

こんな自分は駄目だと言う答えしか

浮かばないのでネガティヴな方向へと

進んで行っているのを痛感する。

明日は、電話診察の日であるので

主治医とじっくり話し合いたい。







朝の空を仰いだら、優しい色をしていた。

桃の花も一生懸命咲いていて

その存在を主張していた。

今年は去年より沢山花を咲かせ

沢山実を付けるのであろう。

自然の優しさが、今の自分には温かい。

母も疲れているので、心配を掛けないように

過ごそうと想っているが、

そうすると凄くこころが窮屈になる。

あるがまま、自然のままの自分でいたい。

けれども、あれだけ仲違いをした妹の事が

心配で堪らない。

取り敢えず、こころを落ち着けて

ゆったりとした気持ちを持って

明日を迎えたいと感じている。





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Last updated  2007.03.22 21:41:54
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