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2007.04.10
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カテゴリ:抑うつ感
予てより楽しみにしていた

TV番組を観終わった後、

身体に異変を覚えて

私は身体を横たえた。

怠いような、気持ち悪いような、

意識が朦朧とするような

何とも言い難い苦しい状況に

追い込まれて、

唸りながら自然に眠りの世界へ落ちた。

気が付けば30分ほど経っていて

身体は幾分楽になっていた。







カウンセリングのある日なのだから、

過食と嘔吐なんてしないで

眠れば良いものを、

私は惰性で行なってしまう。

そして疲れて暫く身体を横たえていると

いつの間にか眠ってしまい、

キャンセルする結果になるのは

目に見えていた。

なのに私は自分を抑えられない。

酷く自分を責める。

また、今日は電話診察の時間になっても

起き上がる事が出来ず、

電話もかけられなかった。

主治医と話せない診察日は

物凄く不安定になる。

だからなのか、身体の震えが止まらない。

起床したのは1時半だったので、

それからお薬を服用したから

効いてくるまでの我慢である。







夜中、ずっとずっと考えた事がある。

自分の患ったこの摂食障害について。

私はこの他に幾つか病気を抱えているが、

主に強く症状が出ているのが

摂食障害である。

私は、この病を

『生きていく上でのプロセス』

だと捉えている。

この病を患わなければ、

私はきっと生きていくことさえ

困難だったであろうと感じる。

だから、この病を患った事は

悪い事、不幸な事だと言い切れない。

この状態にならないと

私は生きられなかったのであるから。







苦しんでいる人に、

「甘えるな!」

「しっかりしろ!」

「気の持ちようだ!」

「自業自得だろう!」


等と叱咤するのは酷であるし、

その言葉を受け止めた弱っている人は

どうしたら良いのか分からなくなって

余計に混乱を招くであろう。

摂食障害を患っている人の中には

子どもの頃から誰にも甘えられず

独りで必死に自分を偽って

親に打擲を受けない為に必死で

良い子になろうとして

それさえも認めてもらえなかった人が

多いと感じる。

人間は、1人で生きていくのは難しい。

確固とした自分の信念を持ち、

柔軟な精神を捨てて生きていくのであれば

困難は少ないであろう。

自分を貫けば良いのであるから。

しかし、この病を患っている人は、

愛を求めている。

そこら辺に転がっているような

陳腐な愛ではなく、自分も慈しみ愛せるような

そんな愛である。

しかし、人間関係は“甘え”を元に成立している。

決して自分ひとりでは生きていけない。

此処で勘違いしないように

気をつけねばならないのは、

『依存と甘えは違う』という事である。

この点をきちんと自覚したい。

働いている事でさえ、雇用関係で成り立っている。

1人で働いているわけではない。

今身に付けている服でさえ、

誰かが生地を作り、誰かが裁縫をして

作り上げられたものである。

全て自分1人の力で生きている訳ではない

という事を今一度考えたいと想う。








長い間眠っていたが、

まだ身体の怠い感じは抜けなくて

頭がぼんやりとしている。

こんな頭で、

どうして人は生まれて死ぬんだろうと

答えの出ない事を延々と考える。

この世に生まれた限り、

どの生物も死に向かって生きている。

その生きている間に、

何が出来るか、何を学ぶか

何を考え、何の為に生きるか等が

課題となるのであろう。

私は、今のところ

自分の病気について考え、

その病状の苦しさや辛さ

その奥に潜む何かを掴もうと

しているのかも知れない。

焦っても出来る事ではないので、

ゆっくりとやっていきたい。







口癖になっているのが、

「もう疲れてしまった。」

という言葉である。

本当は何もかも放棄して

消えてしまいたいという願望も強い。

消えてしまえれば、

食べたり吐いたりする事もないし、

うつ病の苦しみからも解放される。

けれどもこのような『逃げ』は

決して良い方向には働かない。

飽く迄も事実を受け容れた上で

如何に生きていくかを踏まえて

考えを巡らせるべきであろう。

その中で苦しくなったら

歩み続ける足を止めて

心地良い木陰で休むのも良いと感じる。

圧倒的に辛苦のほうが多い生きる道であるが、

無理を避け、努力だけは怠らないように

したいものである。

死なないで生きるという事を頑張りたい。

他の部分では頑張れなくても、

生きるという事だけは・・・。





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Last updated  2007.04.11 01:54:53
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