凍えたココロ

睡眠時間が短い日は、

どうしても気が塞いでしまう。

自分の醜い部分ばかりが

際立って露呈して、辟易する。

ブログを綴った後

疲れを感じたので、

昨日は１時間程仮眠した。

そうすると少しこころが

穏やかになっていた。







弱音ばかりを綴ってしまった

先日のブログで、

コメントを下さった皆様に

とても感謝している。

言葉の一つ一つが温かくて

凄く救われた想いに至った。

特に、sakuraさんのコメントを

拝読していると、

無闇に焦っている自分を感じた。

今までなら、ゆっくりと自分のペースを

守るよう気を付けていたのであるが、

自分を責め続けると、それが見えなくなるのである。

sakuraさんのコメントを拝読したら

それにストップがかかった。

『今すぐ摂食障害と言う病気を

　完璧に治せ』

と言われたら、私は途方に暮れるであろう。

どんなに意識を改革しようとも、

簡単に治癒には繋がらないものなのであるから。

人それぞれではあるが、

私のスタンスとしては、カウンセリングを受けて

主治医の診察も受けて、

その対話の中で生きていくヒントを得て

治癒への道をぼちぼち歩くのが丁度良いと感じている。

歩幅も人によって違う。

そこら辺を見落としていた自分に気付いた。

だから私は、生きていく上で

焦らずゆっくりと、自分に丁度良い感覚で

摂食障害の奥に潜むものを

掴みながら、それについて考えを深めていこうと

改めて感じている。

今は、過食も嘔吐も必要なのである。

普通に食事が出来ないのであるから、

その余り健康的ではない方法でも

食べ物を体内に取り込んで

少しでも栄養を得なければ

生きてはいけないのであるから。







しかし、いつまでもこの病気に

甘んじる事は良くないと感じる。

でも、人には『甘え』が

必要不可欠である。

人間関係は、甘え甘えられる事で

成り立っている部分がある。

勿論、それを排除する事もできるが、

それではドライでカラカラな関係となり、

自分だけでなく人にも厳しくなりすぎてしまうであろう。

だから、『甘え』と『依存』の区別をきちんと考え

暖かな関係を築いていく事が必要だと

考える。







閑話休題。

母方の祖父は、

私が大学４回生の時

脳出血で倒れた。

以後、重度の認知症になった。

そんな祖父は、起きている間

毎日何度も家から出て

郵便ポストを見る習慣が

根付いている。

殆ど２０分置きに家を出て

郵便ポストを確認しては

家に戻ってくる。

私は、祖父母に顔を見せる事を

望まれている。

しかし、うつ病が酷くなったので

以前の様に毎週顔を見せる事は

困難になった。

そこで想いついた事がある。

『手紙を週に２～３回送ろう』

と言うものである。

祖父は何度も郵便ポストを確認するので

きっと私の送った手紙を

喜んでくれるであろう。

本当は、無理をしてでも顔を見せたいのであるが、

いかんせん、身体が付いていかない。

しかし、文章を綴るのが好きな私にとって、

手紙を書くことは全然苦痛ではない。

だから明日、レターセットを購入して

お手紙を書こうと想った。

自分の今の状態を軽く書いて、

祖父母の事を想い

手紙に認めたいと想う。

私に出来るのはこんな些細な事でしかないが、

喜んでもらえると嬉しい。

早速実践してみたいと考えている。







今はまだ、身近な人の死を感じたくないと

想っている。

私にはこれ以上受け容れるキャパシティが無い。

でも毎日想う。

祖父が死んでしまったら･･･

祖母が死んでしまったらと･･･。

きっと私はずっとずっと立ち直れないであろう。

人は生まれた限り

死んでいく事は承知していても、

愛している祖父や祖母

そして母の死を受け容れる事は

今の私にはとてもじゃないが出来ない。

最も恐れている事由である。

だから、生きていて欲しい。

長生きして欲しいと常に願う。

まだまだ祖父母や母と遣り残した事は

沢山ある。

一緒に自然の美しさを共有したり、

旅行へ行ったり･･･。







祖父は外国船の船乗りであった為、

病気に倒れるまでは

毎年何度も海外旅行を夫婦で楽しんでいた。

家にはお土産が沢山ある。

オーストラリアでのお土産は、

コアラの剥製。

このコアラの剥製からは、

馨しいユーカリの香りがする。

そして、まだ象牙の輸入が

禁止されていなかった頃、

象の木彫りに

象牙が埋められている置物もある。

沢山の物をプレゼントしてくれた

祖父母に、私も何か残したいと想う。

金額が高いものなどは不可能なので

こころに残るものにしたいと考えている。

それこそ、私がこころを込めて

文章を考える『手紙』ではないかと考える。







また今朝も２回の食事となった。

裏には漠然とした

『恐怖感』と『不安感』

が潜んでいるのを感じた。

こころの底で

「寂しい。哀しい。恐い。辛い。苦しい･･･。」

と叫んでいた。

いつか、それらの想いを

食べて誤魔化すのではなく、

受け容れられるようになれたらと想う。







昼間は本当に暖かくなった。

陽射しも強くなり、季節が変わりゆくのを

痛切に感じる。

ただ、まだ夜は寒く

こんな時期は体調を崩しやすい。

栄養不足の状態が長く続いているので

周りに心配を掛けない為にも

気を付けようと想っている。

睡眠が足りないと、すぐ具合が悪くなるので、

心身をゆったり休ませたい。

それには今までの生活習慣を

見直す必要がある。

少しずつ焦らずやっていきたいものである。